THE ハプスブルク |
「オーストリア皇妃
エリザベート」
国立新美術館で開催中の「THE ハプスブルク」。
公式サイトの待ち時間情報を見ると、終日チケット購入待ち時間なし、入場待ち時間なしのようなので、快適に見学できるのではないかと期待に満ち溢れて入場してみると、会場内は結構な混雑。あれ?確かに待ち時間はなかったけれど、公式サイトで注意書きにあった“会場内は混雑している場合がある”に該当した模様。目論見がはずれてしまいました…。
1室目は「ハプスブルク家の肖像画」。
1室目から惜しげもなく「11歳の女帝マリア・テレジア」と「オーストリア皇妃エリザベート」が展示されています。
これは、最前列でじっくり見たいので、行列に並ぶしかありません。
と、いうことで、最初から行列の後についてカニの横ばい歩きです。
最初の展示作品「神聖ローマ皇帝ルドルフ2世」は恰幅のいいおじさんという感じ。まだ、王家の肖像画らしくない普通の肖像画。
マリア・テレジアのウエストが超細いです。チラシとかポスターで見るより、実物の絵を見た方が驚くほど細くみえます。11歳にしては大人っぽいマリア・テレジア。
「オーストリア皇妃エリザベート」は近くで見るよりも遠くで見る方が、個人的には素敵に感じました。
ハプスブルク家の肖像画のコーナーを見るだけで30分くらいかかったかなぁ。(笑)
「11歳の女帝
マリア・テレジア」
この展覧会は、テーマ毎に壁の色を変えて分かり易く分類しています。
ハプスブルク家の肖像画の壁の色は濃紺。
「皇太子フェリペ
・プロスペロ」
2室目「イタリア絵画」は深緑の壁。ここにくると、多少、行列はばらけて、進みも早くなりました。絵画コーナーとしては最も作品数が多く、見学の時間もかかりました。
3室目「ドイツ絵画」はグレーの壁。作品数も少なく、混雑もほとんどなく、快適にスルッと見学。
4室目「特別出品」、「工芸と武具」は白の壁。特別出品の画帖と蒔絵棚は明治天皇からフランツ・ヨーゼフ2世に送られたものの里帰り出展。物凄く保存状態が良く、大切にされているのだなぁ〜と思えました。4室目は人の頭越しには見辛い作品たちなので、ここでもまた行列発生です。
工芸の中でも、「シャーベット用センターピース」がカール6世一家の顔の彫られたカメオのついた白とピンクのシャンデリア風の形でお気に入りになりました。
5室目「スペイン絵画」は真紅の壁。このコーナーには、ポスターなどによく使われているベラスケスの「皇太子フェリペ・プロスペロ」と「白衣の王女マルガリータ・テレサ」の姉弟の絵が隣りあって展示されています。同じ作者の姉弟の絵なのに、圧倒的にマルガリータ・テレサの前に佇む人の方が多いのが面白い。
このマルガリータ・テレサ」の絵の白いドレスは、近くで見るより、部屋に用意された椅子のあたりから見たほうが、質感・重量感が出て豪華なドレス感を感じます。
6・7室目「フランドル・オランダ絵画」はベージュの壁。5室目までで、満足してしまうのか、ここも人が少なめ。
「白衣の王女
マルガリータ
・テレサ」
出品数65点。1時間少々で見学できるかと思っていたら、2時間40分もかかりました。ヨミが甘かったです。
2時間40分、集中して見学したので、心地よい疲労&空腹。
では、六本木ミッドタウンで昼食をいただきましょう。国立新美術館からミッドタウンへは、ゆっくり歩いても5分くらい。食事のチョイスの幅が広いので最近のお気に入りです。
ミッドタウンに入るとサンタクロースのツリー(?)のお出迎え。もうクリスマスですか。(笑)。
フードコートを回って、とあるカフェのビーフの赤ワイン煮込みのランチに決定。ビーフが柔らかくて、パンも温めてあり、食後のコーヒーもいい感じに濃くて美味しかったです♪
予想以上に混んでいて、期待以上に濃い内容だった「THE ハプスブルク」。そして、美味しかったランチに満足した1日でした。