マネとモダン・パリ展 |
「すみれの花束をつけ
たベルト・モリゾ」
東京駅にて
2007年1月27日〜4月8日に東京都美術館で開催された「オルセー美術館展 19世紀芸術家たちの楽園」に来日したマネの「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」が、新たに開館した三菱一号館美術館の開館記念展「マネとモダン・パリ展」で、また来日すると知って、観に行くことを即決。(笑)
「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」に再会できるのと同時に、1894年に竣工したオフィスビルを忠実に再現したという三菱一号館美術館自体を観るのを楽しみにしていました。
3年足らずでまた日本の美術館に「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」を貸し出すなんてオルセー美術館、太っ腹〜♪と思っていたら、オルセー美術館は2010年4月時点で修復工事中だからのようです。
下の建物が三菱一号館美術館
東京駅にて
「ローラ・ド・ヴァランス」
東京駅にて
「エミール・ゾラ」
東京駅にて
クラシカルな外観が絵になる三菱一号館美術館。美術館自体が被写体になります。
もともとオフィスビルだった建物を忠実に再現しているので、展示室は小ぶりの部屋が続きます。そのせいか、人が物凄く大勢いるわけではないのに、混雑している印象を受けました。
三菱一号館美術館
三菱一号館美術館
T.スペイン趣味とレアリスム:1850-60年代
「ローラ・ド・ヴァンス」は体格のわりに足が小さく感じられました。スカートの色使いがいかにもスペイン風?
「死せる闘牛士(死せる男)」は元は大きな絵の一部(下部)」だったのを、切断して手を加えたものだそうです。この絵、好きです。
U.親密さの中のマネ:家族と友人たち
この章で、ベルト・モリゾを描いた5作品が1つの部屋で紹介されていました。ベリト・モリゾを描いた作品がたくさんあるのを知りませんでした。
「すみれの花束をつけたベルト・モリゾ」が5作品の中で最もぷっくりして顔の線が柔らかい感じがしました。「バラ色のくつ(ベルト・モリゾ)」は色っぽく、「横たわるベルト・モリゾの肖像」はエキゾチックな顔立ち、「扇を持つベルト・モリゾ」はキリッ、「ヴェールを被ったベルト・モリゾ」はベールの下がヒゲのように見えてイマイチ…。
いろいろな表情のベルト・モリゾさんが見られてHappy♪
三菱一号館美術館内
Cafe1894
V.マネとパリ生活
マネの「ラトュイユ親父の店」の男性は絶対に女性をくだいているように見えます。そしてこの男性は私的にはイタリア人に違いないと思えてしまいます。(笑)
この展覧会を通じて、フランス国立図書館所蔵のパリの街の大改造が行われた当時の建造物の透視図などが多く出展されていました。特に建物の透視図…というか、建築のときの図面というか…は、見ていて楽しかったです。
1時間45分でマネとモダン・パリ展の鑑賞終了。
ランチは三菱一号館美術館の館内にあるCafe1894で、マネとモダン・パリ展特別メニューのスペシャル・ランチセットメニューをいただきました。45分待った甲斐のあるおいしいランチで超ごきげん♪このランチセットにはドリンクが付いていませんでしたが、マネとモダン・パリ展の期間中は、チケットを呈示するとコーヒーか紅茶が無料になるマネ得チケットサービスがありましたので、そちらを利用して紅茶を注文しました。
三菱一号館美術館内
Cafe1894
一口オードブル
クラシックなオニオンと
ベーコンのスープ
鶏胸肉の蒸し煮
リンゴ風味豊かな
ソースカルヴァドス
レモン風味のタルト
紅茶
一口オードブルはガーリック味が効いていて、Nice♪
雰囲気もいいですし、次の機会もありです。ただ、ドリンクはコーヒーにトライするつもりです。(^^;)
私がランチしたときは、客のうち女性客の割合が主観で90%でした。