マウリッツハイス美術館展 |
東京都美術館
2012年6月リニューアルオープンの東京都美術館。記念すべきリニューアル第1弾の企画展は“マウリッツハイス美術館展”。オランダのマウリッツハイス美術館の改修工事に伴う巡業のようです。
9時30分の開館15分前に美術館に到着すると、展示室入り口前には誘導ベルトが張られて長蛇の列ができていました。いそいそと並んで少しづつ前に進み、入場できたのは9時28分か29分…開場時間前に開場していたようです。
9時29分、見学スタート。
入口近くの展示室は、予想どおりの激混み。
ですから、「真珠の耳飾りの少女」の展示室まで、直行することにしました。
「真珠の耳飾りの少女」は広い展示室に1枚だけ展示されていました。…が、絵の前には、ここにも誘導ベルトが張られ、「最前列で見たい方は誘導ベルトに沿ってお並びください。最前列でなくてもいい方はこちらへどうぞ。」と係員さんが誘導しています。
私を含め、大部分は誘導ベルトに沿った列の最後尾に並びます。
遠くに見え隠れする「真珠の耳飾りの少女」をちら見しながら進むこと10分少々。
「真珠の耳飾りの少女」と何物にも遮られずに対面する時間がやってきました。彼女の前を向かって左から右に進みながら、彼女の目をじっと見ていると、彼女の視線が私の動きに連れて、私を追いかけているかのように思えてドキドキしてしまいました。
想像していたよりもブルーが落ち着いたブルーだったのが、意外と言えば意外かな。
真珠の耳飾りの少女
(上野公園にて)
真珠の耳飾りの少女
(上野公園にて)
最前列は、「立ち止まらないでください。」と声を上げ続ける係員さんに従い、少しづつ動いての鑑賞。あっという間に少女の前を通り過ぎてしまいました。一応、並んで最前列に到達した人は、通り過ぎた後、最前列の人の後ろから、今度は立ち止まって見られるので、そちらに移動しましたが、2列目、3列目に陣取った方々、根が生えたように見入っていて、人垣は4重、5重にもなっていました。そこで、前に人の頭越しにしばらく耳飾りの少女に話しかけて、納得。その場を離れました。
誘導ベルトに沿って並ばない方々は4重、5重の人垣の、更に後ろに張られたテープの後ろからの鑑賞でした。
「真珠の耳飾りの少女」と対面した後は、とりあえず、そのあとの展示室に展示された作品から鑑賞し、最後の展示室を鑑賞し終えてから、改めて、1番最初の展示室に戻りました。
私たちが入場したときよりもさらに増えた人垣の後ろから絵を鑑賞しながら進んだり、気になる作品があるときは列に並んで最前列で鑑賞したりしながら、第3章 歴史画(物語画)のコーナーに来ました。ここには、今回来日したもう1枚のフェルメールの作品である「ディアナとニンフたち」が、他の歴史画と同じ扱いで並んでいました。この作品は2008年のフェルメール展で来日しているので4年ぶりの再会です。
1時間20分ほど鑑賞して大満足でミュージアムグッズ売り場に。ここで煩悩爆裂。フェルメールとミッフィーちゃんのコラボグッズの真珠の耳飾りのミッフィーのぬいぐるみとキーホルダー、ミッフィーちゃんが紹介するフェルメール作品の絵本を買ってしまいました。大盤振る舞い。(笑)
真珠の耳飾りの少女の
服装再現
この真珠の耳飾りのミッフィーは大当たりの大人気商品でした。グッズも大盛況で、グッズを購入するのにもグッズを抱えて20分近く列に並んでようやく会計できました。いやはやスゴイ。
昼食はリニューアルなった東京都美術館のレストランでいただこうと思っていたのですけれど、展覧会会場、グッズ売り場のあまりの人の多さに、レストランもきっと混んでいるに違いないと勝手に想像して、国立西洋美術館のレストランでいただくことに急遽予定変更しました。