第3話「戦艦インディペンデンス潜入」


「アレックス隊長、後どのくらいで目的地に着くのだ?」

「は、あと半日ほどであります」

 現在、我々プリシラ王女救出部隊は、メッセニ大佐のいた艦から、敵から奪取した補給船に乗り代えて問題の島まで移動している途中にある。作戦通りなら補給が済んだ後、夜を待ってから潜入する手筈である。この作戦には失敗が許されないのはもちろんのこと、俺には厄介な物が二つもついてきている。一つ目は…

「いやーあたしに取っては初めての任務だからねー。緊張するってものさー」

こいつ、すなわちピコである。正確にはついてきたと言うよりも連れてきたと言った方が正しいのだが。

 そしてもう一つがマスケット銃である。この国では本来、陸戦においては銃火器は使用しないはずだが場所は船の上すなわち海上のために使用が許可されているらしい。

 当たり前のことだがこれらにはちゃんとした理由がある。

 ピコはプリシラ王女の所在を確認するための偵察用としてだがマスケット銃は少々複雑な事情がある。

 ただ純粋にヴァルファの残党とやり合うだけならばそこまですることは無い。しかし、この海域に最近、海賊旗がよく確認されているのならば話は別だ。しかも、この海賊は確認こそしているもの、なぜか一度も襲われたと言う報告が一度もないらしい。

 かと言って、港に来る船が減っていることも無い。

 妙なのである。この二つをすぐに結び付けることはできないが、多少関わっているのは確かなために、マスケット銃があるのだ。最も、使用することはまず無いと見てもいいだろう。

 さて、問題の夜である。予想どうり歩哨がいるがパターンも単純で簡単に潜入できた。さて、ここからが問題だ。


予告

 

バー「ディック」にて。

ロリィ「ねえねえ、お姉ちゃん早く早く!」

レズリー「はいはい、マスターこの子にはアルコールは無しで、あたしにはいつものを」

ロリィ「あー、お姉ちゃんずるーい」

レズリー「あのなぁ、ここでは何でも頼んでいい所じゃ無いんだぞ。そういうこと解ってるのか?」

ロリィ「ロリィ、子供じゃ無いから大丈夫だよ」

レズリー「そうゆう所が子供なんだって」

ロリィ「ところでお姉ちゃん、お仕事は?もうスペース無いけど」

レズリー「しまったー」


あとがき

 

ここんとこiモードの「プチOモ」が原因で今月の使用料が一万を越えそうで少しブルーなDIKです。

こんなんなるまで使わなきゃよかった(反省)。

仕事の合間に少しづつここのお話を考えているために、ちょっとばかしツライです。

シリアスな話は結構大変ですよ。展開とか考えていると後々が…


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