「確かに妙だな…」
それが、甲板から艦内に突入して数分経ってからの俺の感想だった。確かに敵の数が少なすぎる。本来ならば100人はいそうな感じなのに。
「アレックス、どう見る?」
俺は専門家に聞いてみることにした。そんなことにいちいち答えているヒマなど無いだろうが。しかし、答えは帰ってきた。
「恐らく、そこまで数を揃えられなかったのだろう」
やはり、俺と同じ答えだった。しかし、ここまでやるのに必要な情報を考えると、相当な組織力がいるはずだが…。
「ここから先に行かせはせん!」
ようやくまとまった数の敵が出てきた。ざっと見て5・6人ってとこだろう。
「さてと、俺も仕事を始めますかな」
何のことはない。一人頭3・4秒ぐらいだろう。俺も自分の武器で応戦する。
「一気に艦長室までいくぞ!」
ざっと30秒だった。殺してはいない、気絶させているだけだ。後から情報を引き出すためだ、もっとも、簡単にはいかないだろうが。
「王女!」
艦長室、そこには一人で眠っているプリシラ王女の姿があった。ただそれだけだ。何故か他には誰もいなかったかのように見えた。しかし、
「ようこそ艦長室へ」
思った通りとは言え、何とも言えない状態だ。何しろ銃を向けられているのだから。
「何故、この船を乗っ取った?」
「もうお気づきかも知れませんがこの艦はオトリです。もうじき本隊が準備を整えているとこでしょう」
何と言う事だ。我々はまんまと敵に騙されたのだ。恐らく本隊がドルファン本国に奇襲攻撃をかけるための時間稼ぎだったらしい。それならばすべてに納得がいく。
「では、私も予定があるので」そう言葉を残し、男は窓から飛び降りた。
俺は追跡できぬまま、「やられた」と言うのが精いっぱいだった。
予告(…らしきもの)
クレア「そろそろ止めたほうが…」
スー「いいの!だからもっとお願い!」
クレア「体壊しても知りませんよ」
スー「ありがと。でも何で私にはこう男運がないのよーもー。こんなにもいい女が未だに一人身だなんて信じられない位よ」
クレア「私も一応、一人身ですが」
スー「でもあなたは未亡人、私は未婚よー!この違いは大きいわ」
クレア「そ、そーですか」
スー「そーよそのとーりよー」
ナレーション「スーの愚痴は一晩中続いたそうです」
あとがき
なーぜーだー!
何故にドリパス3で回線を切ると戻した時みんな消えているんだー!うきー!
(ちなみに現在前のソフト(ゲーム内臓のドリパス2)でやっています)
おかげでこの話も書き直しあーもーどーしよーもねーよもー。
後にパソコンに切り替えるまでの辛抱だけどね。