忘れもしない3月1日。あの嵐の日の出来事…。
ヴァルファバラハリアンを束ねる、ヴォルフガリオとの死闘。
「真の騎士の資格をもつキサマが、何故こんな腐った国の味方をする!?」
ヴォルフの強烈な一撃をかわし、切り込みながら言った。
「確かにこの国は、騎士とは名ばかりの腐った連中がいる!」
しかし、俺の一撃はあっさりとかわされ、反撃に移った。
「それが理解できていれば十分だ!」
ヴォルフの攻撃は俺の鎧の手甲を剥ぎ取った。
「ちいっ!」
「今からでも遅くはない。」
ヴォルフは王者の表情で言った。
「我らと共に腐った者達を粛清しようではないか!」
俺は再び切り込みながらいった。
「俺は、まだこの国に絶望しちゃいない!」
「ならば、キサマは我々にとって邪魔者でしかない!我の剣で葬ってくれよう!」