第1話


忘れもしない3月1日。あの嵐の日の出来事…。

ヴァルファバラハリアンを束ねる、ヴォルフガリオとの死闘。

「真の騎士の資格をもつキサマが、何故こんな腐った国の味方をする!?」

ヴォルフの強烈な一撃をかわし、切り込みながら言った。

「確かにこの国は、騎士とは名ばかりの腐った連中がいる!」

しかし、俺の一撃はあっさりとかわされ、反撃に移った。

「それが理解できていれば十分だ!」

ヴォルフの攻撃は俺の鎧の手甲を剥ぎ取った。

「ちいっ!」

「今からでも遅くはない。」

ヴォルフは王者の表情で言った。

「我らと共に腐った者達を粛清しようではないか!」

俺は再び切り込みながらいった。

「俺は、まだこの国に絶望しちゃいない!」

「ならば、キサマは我々にとって邪魔者でしかない!我の剣で葬ってくれよう!」


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