またゼルダはとどめをささずに去った。
何を考えているの?! 私はあなたの命を狙っているのよ!
なにを……考えて…いる…の………?
ゼルダは城の中に消える。
景色がにじんで…
あんなにもう涙は捨てようって誓ったのに…
あの人は思い出の中だけにしようって…誓った…のに……
グイ
涙をぬぐって城に入る。
ダメだ。ゼルダを殺さなきゃ…わたしが壊れちゃう!
ゼルダと……二人の女の子が緊張した顔で王の話しを聞いている。
私は柱の影からそれをうかがう。
もう決めたんだ。迷わない。私はO2。そうこれは任務よ……
「して、ゼルダ。なんであんなに腕のたつライズを途中で返した?」
王が私の名前を言った。
少しの沈黙
「最愛のものをみすみす死なせるような場所に連れて行けますか?」
え……?