その4


「私はライズを危険な所に連れて行きたくないのです。

 彼女は一人でがんばって少しの傷なら大丈夫と言って…それが命とりになるかもしれないのです。

 だから…自分より大切な命の持ち主をみすみす死ぬような所に行かせたくないのです」

今なんて?

そんな…私はあなたの命を狙っていたのよ!

「少々きつい言い方をしましたがそれでライズが救われるのなら自分が嫌われることぐらいなんでもないです」

あとからあとから涙が出てきて…

止められない。

目の前の景色が見えなくなっていく。

私もゼルダのこと…

「これが最後のチャンスです。1回で任務を成功してきてください」

行ってしまう…止めなきゃ!!

足が勝手に動いてゼルダの前に行ってしまう。

将軍に止められて。

ダメ!行ってしまう。

私もゼルダの事が…


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