マクラウド「次の町へ到着したか………」
かれこれ歩いて三時間。やっと町へ辿り着いたマクラウドご一行。
やはり、女性との旅はキツイものがある。
とりあえず、どこかの家の中へ入った。 すると、
男A「……腹減ったな………」
男B「お、美味そうなお嬢ちゃん達じゃねえか」
町の人間が、こちらを見てよだれを流している。しかも、様子がおかしい。
マクラウド「悪いが、お前達に食われるわけにはいかない!」
マクラウドは斬雷剣を手にした。 そして、町の人間を容赦なく殺していく。
マクラウド「無意味な殺し合いはしたくはないが、これも任務の為でね」
斬雷剣を収める頃には、襲い掛かろうとした町の人間は死んでいた。
それを見て、ソフィアは口に手を当て、怖いのを堪えている。
ハンナ「やるじゃん!けど、殺してよかったの?」
マクラウド「これも、運命さ」
そして、この町で何が起きているのかを聞きに、教会へ訪れた。
神父は、マクラウドから話を聞くと、少し深刻な顔をした。
神父「それは、吸血鬼の仕業です。お願いです。どうか、吸血鬼を倒していただけないでしょうか?」
マクラウド「……それは構わないが、吸血鬼を倒す方法は?」
神父「ブルーサファイアを吸血鬼の体に刺すのです。そうすれば………」
マクラウド「わかった。では、早速取りに行く」
ハンナ「えぇ〜!?これから〜!?」
マクラウド「そうだ。行くぞ」
マクラウド達は、町を後にし、ブルーサファイアの採れる鉱山へ向かった。
その途中、魔物達が襲い掛かってくる。
魔物「死ね〜!」
魔物の爪が、マクラウド達を襲う。
マクラウドとハンナは、攻撃を避けつつ反撃しているが、ソフィアは防御するだけで精一杯であった。
その時、ソフィアの持っていた剣が、遠くへ飛ばされた。
魔物「これで、最後だ〜!」
魔物が、ソフィアへ爪を振り落とす。
その瞬間、一つの剣が、魔物の胸を貫いた。
剣を投げたのは、仮面をつけた騎士で、すぐに魔物に刺さった剣を引き抜き、いとも簡単に魔物を両断した。
仮面の騎士「大丈夫か?」
ソフィア「は、はい………」
仮面の騎士「吸血鬼を倒すのならば、これを………」
仮面の騎士が差し出したのは、これから入手しようとしていたブルーサファイアだった。
マクラウド「なぜ、お前は俺達の行動を知っている?」
仮面の騎士「町の者から、話を聞いただけだ。では」
ソフィア「あ、あの。せめて、お名前を………」
仮面の騎士「……レクス。レクス・シュティーア。孤高の騎士レクスだ」
そう言って、仮面の騎士、いや、レクスは去って行った。
マクラウド「孤高の騎士レクス?聞いた事無いな」
そして、ブルーサファイアを手に入れたマクラウド達は、町へ戻る事にした。
続く……
<キャラクターデータ>
クリストファー=マクラウド
武器 :斬雷剣
能力 :不明
その他:近衛騎士団長。その腕は、結構有名である。
不明な点が多いのだが、人はそれを気にしていない。
<次回予告>
マクラウド「孤高の騎士レクス。奴は、何者だ?」
ハンナ「それにしても、結構続き書くのが長かったね」
マクラウド「俺に言われても意味無いぞ。作者が原因だから」
ハンナ「次回は『吸血鬼を倒せ!(後編)』だよ!」
マクラウド「それにしても、レクスとは何者だ?」
ハンナ「その前に、なぜ続かせるわけ、この話?」
後書き
やっと書く事が出来ました。
ですが、才能のない人間にはこれが限界です。
ちなみに、またまたアドレスを変更いたしました。毎度の事すみません。