第3話『逆転のトノサマン』探偵パート2日目(後編)

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
御剣 怜侍…茶
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
荷星 三郎…紺
オバチャン(大場 カオル)…灰
スタッフの子…黄
大滝 九太…黄緑
カントク(宇在 拓也)…橙
姫神 サクラ…紫
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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10月18日 某時刻
英都撮影所・正門前

オ: ハア‥‥ハア‥‥ハア‥‥ハア‥‥
‥‥ハア‥‥ハア‥‥ハア‥‥ハア
‥‥ハア‥‥ハア‥‥ハア‥‥ハア
ハア‥‥ハア‥‥ハア‥‥ハア‥‥
成: ど、どうしたんですか?
オ: ハア‥‥ハア‥‥ハア‥‥ハア‥‥
‥‥ハア‥‥ハア‥‥コシャクな!
成: (どうやら、今まであの子を
追い回していたらしいな‥‥)
オ: ‥‥ハア‥‥ハア‥‥今度会ったら
ハア‥‥‥‥か、かならず‥‥ハア
成: (どうやら、つかまえられなかった
らしいな‥‥)
オ: ハア‥‥ハア‥‥こっちは‥‥
ハア‥‥ひ、人質をとったからネ!
成: (ヒ、ヒトジチって‥‥なんだ?)

(「ファンの子供」を聞く)
成: あの。
‥‥あの子、どうなりました?
オ: 今度見かけたら、ハア、ハア‥‥、
ヒネりつぶす! ハア、ハア‥‥。
千: ‥‥まあ。
ワイルドなマダムね。

(「カントクたちのこと」を聞く)
成: さっき、カントクたちに
会ったんですけど‥‥。
オ: ‥‥うう、シンゾウが
イタい‥‥ハア、ハア。
成: (だ、だいじょうぶかな‥‥)
オ: ‥‥死ぬ前に一度‥‥
イブクロちゃんに、お参りを‥‥。
成: (そういえば、殺人現場に
お参りしたいとか言ってたな)

(「”人質”について」を聞く)
成: あの、”ヒトジチ”って
なんです?
オ: ハア、ハア‥‥、
あの子、逃げているときに、
‥‥‥‥を、落として
行きやがったから、ハア、ハア、
きっとコイツを、ハア、ハア、
‥‥とりもどしに、くるはずョ!
成: (ううん。聞きとりにくい‥‥)
千: なるほどくん!
その”ヒトジチ”‥‥
九太くんから話を聞くのに、
役に立つかもしれないわ。
成: (なるほど‥‥)
オバチャン! その‥‥
オ: ダメだョ。
オバチャン、あの子を
つかまえてやるんだから‥‥!
千: なるほどくん。何か取り引き
できる材料はない?
成: (取り引き‥‥ねえ‥‥
何かあるかな‥‥?)

(「カードキー」をつきつける)
オ: あ、それ‥‥ハア、ハア。
第1スタジオに入る‥‥?
成: ええ。カードキーです。
オ: ハア、ハア。オバチャン、
イブクロちゃんにお参りを‥‥
お参りしたいんだよネ‥‥。
‥‥ファン、だったから。
成: オバチャン、カード、持って
ないんですか?
オ; あのへんは、担当じゃないから
‥‥ハア、ハア。
カード、貸しとくれよぉ‥‥。
成: (どうしよう。あのスタジオ、
入れなくなるぞ‥‥?)

(「カードキーを貸す」を選択)
千: なるほどくん。
‥‥貸してあげたら?
成: そうですね。
‥‥はい、じゃあこれ。

<<カードキー>>を
オバチャンに貸した。
オ: ‥‥‥‥。
アンタ。
オバチャン、人に借りは
作らないタチでね。
これ、持ってお行き。
成: ‥‥なんですか、コレ。
トノサマンのカード‥‥ですか。
オ: あの子が落としていったんだョ。
アイツにとっちゃあ、
大事なモノなんじゃないかネ。
成: ありがとうございます。
‥‥もらっておきます。
(さっき言ってた”ヒトジチ”
って、これのことか‥‥)

<<トノサマンのカード>>を
法廷記録に挟んだ。
オ: じゃ。
オバチャン、行くから。
成: (オバチャン、スタジオの方へ
よろよろと走っていったぞ)

(「スタッフエリア」に移動する)


10月18日 某時刻
撮影所・スタッフエリア

成: ‥‥あっ!
きみ!
‥‥ちょ、ちょっと待てよ!
千: ‥‥‥‥
なるほどくん。
‥‥今の子‥‥?
成: ええ。
‥‥あれが大滝 九太です。
千: 楽屋に逃げ込んだみたいね。

(「楽屋」に移動する)


10月18日 某時刻
撮影所・楽屋

成: たしか、ここに逃げ込んだ
はずだけど‥‥。
あっ! いた!
九: ‥‥‥‥!
成: まずい、逃げられる!
千: お待ちなさい。
‥‥‥‥
‥‥よかった。もどってきたわ。
成: (ウソだろ!)
九: ‥‥‥‥。
千: ねえ。私たちに
協力してもらえないかな。
ね?
九: ‥‥‥‥。
オ、オレ、九太。
千: あら。
‥‥綾里 千尋よ。
よろしくね。
九: よっ、よろしくっ!
成: ぼくは、成歩堂 龍一だよ。
九: 聞いてねえよ。
千: じゃあ、なるほどくん。
あとは、おねがいします。
成: (自信ないなあ‥‥)

(「トノサマン」を聞く)
成: トノサマン、かっこいいよな。
ぼくも好きだな、トノサマン。
九: あんたにトノサマンの
何がわかるって言うんだよ!
成: な、なんだよその言い方は!
千: な、なるほどくん。
少年を相手にドナっちゃダメよ。
九: そうだよ!
少年相手にドナるなよな!

(「事件について」を聞く)
成: なあ、きみは事件について
何を知っているんだ?
おニイさんに、教えてくれよ。
九: ‥‥なんにも知らねぇよ!
成: (‥‥ダメだ。
何か、エサがいるな‥‥)

(「トノサマンのカード」をつきつける)
成: 九太くん。‥‥これ。
九: あっ! オレのトレカ!
成: と‥‥”とれか”?
九: ”トレーディングカード”
のことだよ!
オトナのクセに、
なんにも知らねえのな!
成: これ、あげるからさ。
話、聞かせてよ。
九: それ、もともとオレの
じゃねえか!
シホン主義社会のキホンは
等価交換だぜ!
オトナのクセに、
なんにも知らねえのな!
成: (うぐ。‥‥こムズカシイこと
言いやがって‥‥)
九: だいいちさぁ、
‥‥いらねえよ、そんなカード。
成: え。
九: そのカードさ、
ダブって持ってるんだ。
あんたにくれてやるよ。
成: (おいおい、話が違うぜ‥‥)
九: オレと取り引きしたけりゃ、
もっとレアなヤツを持って来な!
成: れあ?
‥‥焼きカゲンのコトか‥‥?
九: オトナのクセに、なんにも
知らねえのな!
レアカード。めずらしいカードの
コトだよ!
成: レアカード、ねえ‥‥。

(「スタッフエリア」に移動する)

(「撮影所・正門前」に移動する)

(「第1スタジオ前」に移動する)

(「第2スタジオ前」に移動する)

(「コテージ内」に移動する)


10月18日 某時刻
第2スタジオ・コテージ内

ス: あら、こんにちは。
成: あ、どうも。
こんなところで、何を‥‥?
ス: あ、ええ。
ちょっと、資料の整理を‥‥。
‥‥あのお‥‥。
成: はい?
ス: そちらのカノジョ‥‥なんか、
フンイキ、変わりましたねー。
まるで別人みたい。
成: 気のせいですよ。
千: そうですよ。
ス: ‥‥違うと思うけど‥‥。

(「ファンの子供」を聞く)
成: あれから、あの子は見かけた‥‥?
ス: いいえ。
さっきまで、
タイヘンだったんですよ。
警備員のオバチャン、あの子を
追いかけ回してたんですけど、
結局、逃がしちゃって。
‥‥すごく怒ってました。
成: うん。ぼくたちも見たよ。
ス: さっき、詰所で
ようかんをニギりつぶしてました。
成: (オバチャンも、そこまで
ムキになるなよ‥‥)

(「イブクロさん」を聞く)
成: カベのポスター、
みんなイブクロさんの‥‥?
ス: そうですよ。‥‥ホント、
こんなことになってザンネンです。
成: でも、最近は
人気が落ちていた、とか‥‥。
ス: そうですね‥‥。
‥‥あのことがあってから、
ですね‥‥。
成: ”あのこと”‥‥?
ス: 弁護士さん、知らないんですか?
イブクロさんのこと‥‥。
成: ‥‥知らないけど。
ス: ゴ、ゴメンなさい。
私、よけいなこと、
言っちゃったみたい‥‥。

(「”あのこと”とは?」を聞く)
成: 気になるなあ。
‥‥何? ”あのこと”って。
ス: す、すみません。
わ、私の口からは‥‥。
成: (やれやれ。また”口どめ”
ってヤツか‥‥)

(「トノサマンのカード」をつきつける)
成: あの、これ、どう思う?
ス: あ。トノサマンの
トレーディングカード。
実は、私も集めてるんですよ。
あと1枚で
コンプリートするんですよねー。
成: こんぷりーと?
ス: カードを全種類、
そろえることです。
成: ‥‥へえ。
ス: ‥‥‥‥‥‥
あ、ああああああああああああッ!
これ! これ! このカード!
ずっと探していた、最後の1枚!
成: あ、あの‥‥。
ス: は、はしたない女だと
思われるかもしれません。でも!
おねがいします! できましたら、
私と、その、トレードを‥‥。
成: ト、トレード?
ス: 交換です!
あの、私、レアカードが
あまっているんです。
成: レ、レアカード?
ス: 珍しいカードのことです。
なにとぞ、おねがいします!
なにとぞォッ!
千: なるほどくん! オトメに
ハジをかかせてはダメよ!
成: (‥‥なんなんだ、この
意味不明なモリアガリは!)

(「交換する」を選択)
成: いいですよ。
ス: ホントですかッ!
うれしいッ!
じゃ、これ。はい。

<<レアカード>>を
法廷記録にはさんだ。
ス: きゃっほう!
成: (行っちまった‥‥)
千: ‥‥いいことをすると、
すがすがしい気持ちになりますね。
成: ほんとにそうですね。

(「第2スタジオ前」に移動する)

(「第1スタジオ前」に移動する)

(「撮影所・正門前」に移動する)

(「スタッフエリア」に移動する)

(「楽屋」に移動する)

(「レアカード」をつきつける)
成: なあ、このカード‥‥。
九: あ、ああッ! そのカード!
オレの持ってない、最後の
レアカードだ!
な、なあ、おい。クレ!
クレよぉぉ!
成: (な、なんだ?
このクイツキのよさは‥‥)
よ、よおし。おニイさんと
トリヒキをしないか?
九: いいぜ!
”トノサマン・スピアー”に
”アクダイカーン”もつけるよ!
成: い、いやいやいやいや。
‥‥カードはいいんだ。
質問に答えてくれ。
九: なーんだ、そんなことか。
いいよ。何でも聞いてよ。

<<レアカード>>を
九太くんにあげた。
千: さあ。なるほどくん。
お話を聞きましょう。
こちらに有利なことがあったら、
明日の法廷に来てもらうんです。

(「トノサマン」を聞く)
成: トノサマン、好きなんだ。
九: だって、カッコイイもん!
成: ‥‥そ、そうかなあ。
九: ニイちゃん。外見じゃないんだよ。
生きザマがカッコイイんだよ!
成: (小学生が生きザマを
語るなよ‥‥)
九: ニイちゃんも好きだろ?
トノサマン。
成: あ、ああ‥‥大好きだよ。
九: なあ、どこがイイ?
トノサマン。

(「戦うすがた」を選択)
成: (‥‥テキトーに答える
しか、ないな‥‥)
テキをやっつける瞬間かな。
‥‥スカッとするし。
九: やっぱ、そうだよな!
トノサマンは、ゼッタイに
負けないもんな!
見てくれよ! このアルバム。
成: な、なんだこれ。
‥‥トノサマンの写真ばっかり。
九: オレ、トノサマンのショーには、
かならず行くんだよ!
成: (ああ‥‥。デパートの屋上や
遊園地でやってるやつか‥‥)
九: でさ。トノサマンが勝った瞬間を、
こうして写真に撮るのさ!
1つ残らず、ぜーんぶ写真に
撮ってるんだぜ。‥‥カンペキに!
見てくれよ! これ!
新しいデジカメだよ!
千: あら。カッコイイわね。
最新のモデルじゃない。
九: だろ! だろ!
買ってもらったばっかりなんだぜ!
このアルバムのタイトルは、
”トノサマン・栄光の足跡”さ。
トノサマンは、どんなときでも、
ゼッタイに勝つんだよ!
お姉ちゃん、よかったらコレ、
あげるよ!
千: え? いいの?
九: うん。これ、デジタルカメラで
撮ったからさあ。
データ、残ってるし。
また作れるから。
千: ふふ。じゃ、
もらっちゃおうかな。

<<”栄光の足跡”>>をもらった。
成: (千尋さん、はたらかなくても
生きていけそうだよな‥‥)
千:

(「事件について」を聞く)
成: きみは、事件があった日も
ここに来ていたよね。
九: ‥‥う、うん。
成: そのとき、何か見なかったかい?
九: ‥‥‥‥。
千: 九太くん。
九:
千: これは、正義のための質問なの。
トノサマンは、いつでも
正義の味方でしょう?
あなたも、そうでなければダメよ。
九: オ、オレ。
‥‥オレ、見たんだ!
ゼンブ、見てたんだよっ!
成: (ううん‥‥コイツからは、まだ
聞き出せることがありそうだな)

(「目撃したこと」を聞く)
成: 九太くん‥‥聞かせてくれ。
事件があった日、
きみは、何を見たのか‥‥?
九: ‥‥‥‥‥‥。
あの日、ここに着いたのは
2時ぐらいだった。
オバチャンに見られないように
道のそとの林の中を歩いていたら、
すっかり迷っちゃったんだ。
30分ぐらいかな‥‥?
‥‥で、やっとスタジオの前に
出たんだよ。
そうしたら‥‥、
千: どうしたの、九太くん?
九: トノサマンが、悪いヤツを
やっつけたんだよ!
トノサマン・スピアーでさ!
いつものように、イチゲキだよ!
すごい迫力だった‥‥。
オレ、コワくなっちゃって。
その日は、それで帰ったんだ。
成: ‥‥そ、そうなんだ。
それはタイヘンだったねえ。
九: あんた、コトバに
ココロがこもってないなあ。
成: ‥‥千尋さん。
千: はい。
成: これってつまり、トノサマンが
殺人犯ということですよね。
千: そうね。
成: そして、カントクたちはアリバイが
あるから、トノサマンじゃない。
千: そのとおりよ。
成: ‥‥すると、犯人は、
荷星さんしかいないことになる!
千: ‥‥‥‥
予想外のことだけど、
この子を法廷で証言させたら、
依頼人はカクジツに有罪ね。
成: ‥‥法廷に呼ぶの、やめましょう。
千: そうね。
そっとしておきましょう。
糸: そうは行かないッス!
今の話、聞かせてもらったッス!
この少年は、重要な証人ッス。
ワレワレが、手あつく
ホゴするッス!
さあ少年!
刑事さんと、警察署まで
ランデブーッス!
九: や、やだよ!
‥‥うわっ!
千: ‥‥‥‥
こ、こまったわね。
手がかりは、これで
ゼロになっちゃったわ。
‥‥サイアクな形で。
成: ど、どうするんですか!
千尋さん!
千: ‥‥え、えーと。
私、そろそろ帰らないと。
だいじょうぶ。
なんとかなりますから。
成: いやいやいや!
明日、法廷、来てくださいよ!
‥‥自信、ないんで‥‥。
千: なるほどくん。
‥‥1つ聞かせて。
あなたは、荷星さんの
無実を、信じているの?

(「信じている」を選択)
成: あたりまえじゃないですか!
千: ‥‥‥‥
そのヒトコトが聞きたかったの。
いいわ。
‥‥あした、法廷でね。
成: はい!
‥‥よろしくおねがいします。
千: よろしくね。


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