第3話『逆転サーカス』探偵パート2日目(その3)

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成歩堂 龍一…黒
綾里 真宵…青
綾里 春美…黄緑
狩魔 冥…水
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
マックス…赤
ミリカ…黄
トミー…紺
ベン…灰
リロ…橙
アクロ…紫
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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同日 某時刻
宿舎3階 アクロの部屋

?: ‥‥あなたが、成歩堂さんですね。
成: は、はい。
ア: はじめまして。オレ、木下 大作
(きのしただいさく)といいます。
‥‥ここでは、
”アクロ”と呼ばれていますが。
真: アクロ‥‥さん。
成: あの。なんでぼくの名前を‥‥?
ア: 刑事さんが教えてくれました。
きっと現れるだろう、って。
真: アクロさんも‥‥
このサーカスの?
ア: ‥‥そうですね。ツナわたりや、
空中ブランコをやっていました。
今はこんな
‥‥車イス生活ですけどね。

(「タチミ・サーカス」を聞く)
成: アクロさんは、
どうしてサーカスに?
ア: 小さいころ、両親が事業に
失敗しましてね。
夜逃げしてしまったんですよ。
‥‥子供をおいて。
真: ‥‥!
ア: たった1人の親せきが、
団長の立見さんでした。
団長には、本当に世話に
なりました。‥‥本当に。
真: いいヒトだったんですね。
‥‥団長さん。
ア: ええ。
‥‥オレ、決めてたんです。
オレは一生をかけて、
あの人にむくいるんだ、って。
まさか‥‥
こんなことになるなんて!
成: そうだったんですか‥‥。
ア: ‥‥あの人は、
やさしすぎたんです。
オレたち団員にも‥‥
自分のムスメにも。
成: (ムスメ‥‥って、
ミリカちゃんだよな‥‥)
真: ミリカちゃん、カワイイですよね!
純粋で‥‥天使みたい。
ア: ジュンスイ‥‥ですか。
‥‥それが、イイことだとでも?
真: え‥‥。
成: (なぜだ? ミリカちゃんに対して
悪意のようなものを感じる‥‥)

(「車イスのこと」を聞く)
真: あの‥‥。
どうして車イスに?
ア: 足の神経をやられたんです。
‥‥ズタズタに。
成: 歩くことも‥‥?
ア: 立ち上がることもできません。
ここは3階ですから、1人で
宿舎を出ることもできません。
真: そうなんですか‥‥。
成: やっぱり、アクロバットが原因で?
ア: ‥‥‥‥ええ。

(サイコ・ロック 錠3つ)
成: (サイコ・ロック‥‥!
ケガの原因‥‥アクロバットじゃ
ないみたいだな‥‥)
ア: どうかしましたか? 成歩堂さん。
成: い、いえ‥‥。
そのケガは、いつごろ?
ア: もう、半年ほど前になりますか。
練習中に、ちょっとね。
成: (半年前‥‥何かあったんだ!
このサーカスで‥‥)

(「事件について」を聞く)
成: そういえばアクロさん、
きのうは部屋にいませんでしたね?
ア: きのうは1日、
病院へ行っていました。
成: ああ‥‥リハビリですか。
じゃあ、事件のことは?
ア: もちろん、知ってましたよ。
警察に、ひととおりの話をして、
病院へ行かせてもらったんです。
‥‥検事さんから話を聞くまで、
オレ、ユメだと思ってたんですよ。
真: え‥‥?
ア: 自分でも信じられなかったから。
アレを見たとき‥‥。
成: ”アレ”を見た‥‥。
(ヒジョーにイヤな予感がする)

(「目撃したこと」を聞く)
成: アクロさん‥‥いったい、
何を見たんですか?
ア: あの夜‥‥
ベッドで寝ていたら、窓の下で
大きな音がしたんです。
真: そうか。‥‥現場って、
この窓の下だもんね。
ア: それで、窓のほうを見たんです。
そうしたら‥‥
真: そ、そうしたら?
ア: 彼が通りすぎていきました
‥‥下から、上へ。
成: か‥‥彼?
ア: マックス・ギャラクティカです。
真: うえええええっ!
成: (‥‥やっぱり‥‥
そうなっちゃうのか‥‥)
‥‥まちがいなく
マックスさんでしたか?
ア: ‥‥ええ。
まちがいありませんね。
真: な、なるほどくうん‥‥

(「宿舎前・広場」に移動する)

(「サーカス・正門前」に移動する)

(「サーカス・テント内」に移動する)


同日 某時刻
タチミ・サーカス テント内


グルルルルル‥‥
成: (う‥‥イヤな予感‥‥)

グルルルルル‥‥
ガオオオオォォォォッッッ!
真: きゃああっ! なるほどくうん!
成: (こここ、今度こそ食われる!)
ミ: ステイ! ラトー! ステイ!
なんだー、真宵ちゃんたちかあ。
‥‥ごめんね。
まちがえちゃったみたい。
成: まま、まちがえた?
ミ: うん。ちょっと。
こらしめちゃおうかな、
って思ったんだけど‥‥
ヒトちがい! っていうか‥‥
サルちがい、かな?
真: さる‥‥?

(「団長のこと」を聞く)
真: 団長さんのこと
‥‥おキノドクだね。
ミ: パパ?
真: みんなから愛されてた、
ステキなヒトだったもんね。
ミ: そうだよ! ミリカ、
パパのコト、だーい好き!
成: (そのワリには、なんか
あまり悲しそうに見えない‥‥)
ミ: ‥‥だからね。ちょっぴり
さみしいんだよ。
しばらく会えないから‥‥パパ。
真: ”しばらく”‥‥?
ミ: ‥‥うん。
レオンが死んじゃったとき、
パパから聞いたの。
”死んだら、みんな、お星さまに
なるんだよ”‥‥って。
真: おほ‥‥おほしさま‥‥
ミ: それで‥‥ミリカたちのコト、
お空から見ててくれるんだって。
だからね。ミリカ、夜が好き。
‥‥みんなに会えるから。
成: (”死んだらお星さま”
なんて‥‥
さすがの真宵ちゃんでも
信じてないぞ‥‥)
真: ナニよ”さすがの”って!
ミ: ミリカも‥‥いつか、
お星さまになるんだよね?
真: え!
ミ: ‥‥そうなんだよね?
成: う、うん。たぶん。
ミ: パパたちね。きっと
元気にしてると思うんだ!
成: (い、いいのかなあ‥‥)

(「ルーサー」を聞く)
真: さっきの話だけど‥‥
ルーサーをこらしめる、って?
ミ: ひどいんだよ、ルーサー。
ミリカのね。ダイジなものを
‥‥持ってっちゃったの。
真: ダイジなもの‥‥?
やっぱり、ピカピカなのかな。
ミ: うん。あのね。舞台衣装。
スパンコールが入ってて、
すっごいキレイなんだよー。
真: ”すぱんこーる”‥‥って?
ミ: スポットライトを当てると、
キラキラ光るの。
ねえ! 弁護士さん。
成: ん?
ミ: 弁護士さん、ルーサーを見たら
取りもどしてくれるよね?
ミリカのダイジなもの。‥‥ね?

(「まかせて!」を選択)
真: まかせといて! あたしたちに。
成: (‥‥ホント、
ことわれないんだよな‥‥)
ミ: やったあ! きっとよ?

(「張り紙」をつきつける)
成: ねえ、ミリカちゃん。
これ、見たことある?
ミ: あ‥‥。
うん、知ってるよ。
真: ホ、ホント!
ミ: なんかね。ミリカのポッケにね、
いつの間にか入ってたの。
成: な‥‥なんだって!
このメモが‥‥ポケットに?
ミ: あれかな。気がついたのは、
朝ゴハン持って行ったとき。
成: 朝ゴハン‥‥?
ミ: うん。アクロのゴハン、
いつもミリカが持って行くんだよ。
ついでにね。お部屋の
ゴミも捨ててあげるの。ミリカが。
それで、食堂に帰ってきて、
ミリカもゴハン食べようって‥‥。
真: そのとき、メモに気がついたの?
ミ: うん。でも‥‥ミリカは
”さつじんしゃ”じゃないから、
きっと、だれかのポッケと
まちがえたんだと思うの。
成: ‥‥それで?
ミ: 落としたヒト、困ってるだろうな、
って思ったから‥‥。
真: もしかして‥‥
食堂の伝言板に?
ミ: そう! 張っておいたの。
‥‥よく知ってるね?
成: は、ははは‥‥。
(ミリカちゃんが張ったのか!)
それって‥‥いつのことかな?
ミ: あのね。
事件があった日の朝、かな。
成: (‥‥やっぱり‥‥)
ミ: だれが書いたんだろうね。
こんなの‥‥。

証拠品<<張り紙>>のデータを
法廷記録に書きなおした。

(「サーカス・正門前」に移動する)

(「宿舎前・広場」に移動する)

(「トミーの部屋」に移動する)


同日 某時刻
宿舎1階 トミーの部屋

真: トミーさん、いないね。
成: ‥‥でも、
なんか物音がするぞ。
真: えっ。
や、やめてよなるほどくん‥‥
ル: キキーッ!
真: るる、
ルーサーだよなるほどくん!
成: ‥‥サルめ、
なんか、持ってるぞ‥‥。
真: あ、アレだよ! ミリカちゃんの
”ダイジなモノ”‥‥!
成: (‥‥よし! 弁護士として
サルと勝負だ‥‥!)

(「ウキャーッ」を選択)
成: ウキャーッ!
ル: キキキキーッ?
成: ウキッキー!
ル: キキキキーッ!
真: きゃあっ!
成: うわっ!
‥‥”サル”対”サル”として、
アツく語りかけてみたのに‥‥。
真: あっ、なるほどくん!
‥‥それは?
成: ああ。すれちがいざまに
取り返してやったよ。
真: へええ! なかなかヤルね、
なるほどくん!
ね。ね。ちょっと見せてよ!
成: ‥‥ん? どうするんだ?
真: ちょっとね、着てみたいの。
ミリカちゃんの衣装‥‥。
成: (‥‥やれやれ‥‥)
真: あ‥‥あれ?
成: どうした?
真: ぜ‥‥ゼンゼン、
サイズが合わないよ‥‥。
成: たしかに‥‥と言うより、
そもそも、人間の着るモノとは
思えないな‥‥。

<<ステージ衣装>>を
ルーサーから取りもどした。

(「宿舎前・広場」に移動する)

(「サーカス・正門前」に移動する)

(「サーカス・テント内」に移動する)

(「ステージ衣装」をつきつける)
真: ミリカちゃん! はい、これ。
ミ: わあ、ありがとう!
ホントに取りもどしてくれたんだ。
成: いやいや。
ミ: 弁護士さん、だいすき!
成: い‥‥いやその。
(こういうストレートさに、
オトコはヨワいのかな‥‥?)
真: ね。ね。ミリカちゃん。
その衣装、ミリカちゃんの?
あたし、着られなかったよ。
ミ: ‥‥これ? ふふ。ちがうよ。
レオンの衣装。
成: レオン‥‥?
真: ああ‥‥ホラ。ライオンの。
成: (‥‥あれ? たしか、
だれかに殺された、とか‥‥)

(「レオン」を聞く)
成: レオン‥‥て、たしか
殺されちゃった‥‥んだよね?
ミ: そうなの。パパにね。
真: ねえ! どうして!
ミ: あのね。芸の練習で‥‥
シッパイしちゃったの。
成: ”芸”‥‥?
ミ: レオンが”おすわり”してね、
お口を開けるの。ガーッて。
真: うんうん。
ミ: でね。ミリカが、その中に
あたまを入れるの。
真: うんうん。‥‥えええええッ!
ララ、ライオンの口の中に?
ミ: そうだよ。
そうすると、お客さんが
悲鳴を上げてよろこんでくれるの。
成: (よろこんでるのか?
それって‥‥)
‥‥‥‥!
まさか‥‥”シッパイ”って!
ミ: そうなの。
レオン‥‥かみついちゃったの。
真: みみ、ミリカちゃん、
よくブジだったね‥‥。
ミ: ブジじゃなかったけど‥‥。
パパ、すごく怒ったの。
成: ‥‥それで、レオンは‥‥
ミ: うん。
‥‥お星さまになっちゃった。
成: なんてこった‥‥

<<レオン>>のデータを
法廷記録にファイルした。

(「テント内・食堂」に移動する)


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