成歩堂 龍一…黒 | |
綾里 千尋…赤 | |
綾里 真宵…青 | |
綾里 春美…黄緑 | |
御剣 怜侍…茶 | |
狩魔 冥…水 | |
糸鋸 圭介…黄土 | |
裁判長…緑 | |
堀田(自称)…黄 | |
荷星 三郎…紺 | |
オバチャン…灰 | |
大沢木 ナツミ…橙 | |
王都楼 真悟…紫 | |
華宮 霧緒…藤 | |
虎狼死家 左々右エ門…桃 |
千: | さすがね‥‥なるほどくん。 |
成: |
アタマで考えるより先に、 口が動いていました! |
裁: |
ふむう‥‥真犯人は、 着ぐるみの中に入って‥‥ |
御: |
ちょ、ちょっと待て! トノサマンの着ぐるみは、 王都楼 真悟のものだ! なぜそんなものが、 被害者の控え室にあるのだ! しかも、ギターケースの中に かくされていた、などと! |
裁: |
そうですね‥‥。 たしかに、ちょっとフシギです。 弁護人。‥‥あなたの考えは いかがですか? ギターケースの中のトノサマン ‥‥この着ぐるみは、いったい? |
成: |
休憩中、オートロさんは 着ぐるみを脱がなかった‥‥ それならば当然‥‥別の着ぐるみ だったことになります。 |
御: | なんだと‥‥ |
裁: |
では‥‥事件当夜、 ホテル・バンドーには‥‥ トノサマンの着ぐるみが 2体あった、と言うのですか! |
成: | そういうことになります。 |
裁: |
しかも、ギターケースに入っていた ‥‥ということは‥‥ |
御: |
被害者の藤見野 イサオが、 計画的に持ちこんだことになる! |
裁: |
しかし‥‥いったい、なぜ! 被害者の藤見野 イサオさんは <<忍者ナンジャ>>の役者さんです。 トノサマンの着ぐるみを コッソリ持ちこんだ‥‥ その理由は、いったいなんですか? |
成: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ そこなんですよねえ。 |
御: |
なな、なぜそこで考えこむ! キサマ‥‥今まで、テキトーに 考えながらしゃべっていたのか! |
成: | え! そ、そんなことは‥‥ |
裁: |
弁護人。教えてください! 被害者はなぜ、トノサマンの 着ぐるみを持ちこんだのですか! |
千: |
なるほどくん‥‥だいじょうぶ! あなたなら、わかるはずよ。 よく考えて。 ‥‥そして、勇気を持つの! |
成: |
わかりました。 ‥‥ぼくの考えを言いましょう。 被害者がトノサマンの着ぐるみを 会場に持ちこんだ、その理由は‥‥ |
裁: | これは‥‥なんですか? |
成: |
事件当夜、 アトラクション・ショーのあと‥‥ トノサマンによる、記者会見が おこなわれるはずでした。 |
裁: | 記者会見‥‥? |
成: |
トノサマンが、何かを ”告白する”という内容です。 |
御: |
‥‥たしかに、 そんな報告を受けている。 |
成: |
しかし、フシギなことに‥‥ オートロさん自身は、記者会見の ことを知らない、と言っています。 |
霧: | ‥‥‥‥‥‥ |
裁: |
それはいったい ‥‥どういうことですか? |
成: |
コタエは、1つしかありません。 会見をセッティングしたのは‥‥ 被害者の、藤見野 イサオさん だったのです! |
裁: | ‥‥ひ、被害者が? |
成: |
そのとおり! 2体目のトノサマンの着ぐるみは、 そのために用意された! イサオさんは、トノサマンとして 記者会見をしようとしたのです! |
裁: |
トノサマンになりすまして、 記者会見を‥‥! しかし、どうして被害者は そんなことを考えたのですか! |
成: |
それはわかりません。 ただ‥‥ ‥‥そこで気になるのが、 記者会見の内容です。 |
御: |
”トノサマンが 何かを告白する”‥‥ ”告白”とは、自分のことを しゃべるものだ。 |
成: |
つまり藤見野 イサオは、 トノサマンの着ぐるみを着て‥‥、 王都楼 真悟のことを 語ろうとしていた! |
裁: | ‥‥そうなりますね‥‥ |
御: |
もし、そうだったのなら‥‥ それは”告白”とは言わない。 ‥‥”告発”ではないかッ! |
霧: | ‥‥ふう。 |
裁: | しょ‥‥証人‥‥? |
霧: | さすがみなさん、プロですね‥‥ |
裁: | な‥‥なんですか? |
霧: |
おっしゃるとおり‥‥記者会見は、 藤見野がセットしたものです。 |
裁: | 証人! 説明をおねがいします! |
霧: |
藤見野にたのまれて、記者会見の 手配をしたのは、私です。 2体目のトノサマンを 用意したのも‥‥私。 |
裁: | あなたが‥‥! |
霧: |
藤見野は、<<忍者ナンジャ>>に すべてを賭けていました。 ‥‥もし、今年のグランプリを 逃したら、そのときは‥‥ 王都楼自身を失脚させてやる。 ‥‥そう考えていたようです。 |
裁: | しっきゃく‥‥ですか‥‥ |
霧: |
どうやら藤見野は‥‥ 王都楼の芸能生命を断つような ヒミツを‥‥にぎっていたのです! |
成: | ‥‥なんですって! |
裁: |
証人! 王都楼さんの”ヒミツ” ‥‥それは、いったい? |
霧: |
‥‥‥‥‥‥ それは、藤見野だけのヒミツです。 ‥‥私は知りません。 |
裁: | ああ‥‥そうですか。 |
御: | ‥‥‥‥ |
霧: |
私‥‥みなさんに、疑われるような タイドだったかもしれませんね。 でも‥‥しかたなかったんです。 王都楼 真悟をかばうため、 でしたから‥‥。 |
成: | オートロさんを‥‥かばう! |
裁: |
‥‥どうやら、私たちの知らない ジジツがあったようですね‥‥ 証人! あなたの行動について、 本当のところを証言してください! |
霧: | ‥‥わかりました‥‥ |
霧: |
『現場を見た瞬間から、王都楼が 犯人だと感じました。』(証言1) 『王都楼は、なんとしても藤見野を 殺害しなければならなかった。』(証言2) 『それに、彼には犯行時刻の アリバイもありません。』(証言3) 『決定的と言えば、やはり証拠品。 あの、ボタンやナイフ‥‥』(証言4) 『私、王都楼のマネージャーだから ‥‥彼を守らなければ、と思って。』(証言5) |
裁: |
ふむう‥‥たしかに、 すべてそろっていますな‥‥ |
霧: |
私‥‥ロジックでモノを 考えるタイプですから。 |
千: |
ついに本性をあらわしたわね ‥‥彼女。 キケンな状況よ。とても。 |
裁: |
この証言に問題がなければ‥‥ 判決を下すことも可能でしょう。 では、弁護人。尋問を。 |
成: |
(いつの間にか、状況は 逆転しているみたいだ‥‥ 彼女の”ロジック”‥‥ かならず、ひっくり返す!) |
成: |
少なくともナイフは、 決定的とは言えないはずです! ナイフについていた指紋は、 偽装の可能性がある! |
霧: |
じゃあ‥‥ボタンのほうは どうなのでしょうか? |
成: | ボタン‥‥ |
霧: |
現場の状況から、被害者と犯人が 争ったのは明白です。 その最中に犯人は、忍者ナンジャの 衣装からボタンをむしり取った。 |
裁: | コレのことですな。 |
霧: |
そのボタン、王都楼のハカマから 発見されたのでしょう? 決定的な証拠だと思いますけど。 |
成: | うっ。 |
裁: |
またまた、やりこめられましたね、 ‥‥弁護人。 |
成: |
とと、とにかく! ナイフは 証拠になりません! 証言を修正してください! |
霧: |
スナオに負けを認められない 男性‥‥見てられませんね。 |
千: | ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
成: |
(‥‥よかった。千尋さんは ぼくを見てくれてるぞ) |
千: | 冷ややかな目で。 |
裁: |
では、証人。 証言を修正してください。 |
霧: |
『あのボタンは、王都楼が被害者と 格闘中にむしり取ったものです。』(証言・補足) |
成: |
‥‥これは、被害者の 解剖記録です。 ここに、ハッキリ書かれています。 死因は”マフラーで絞殺”と。 |
霧: | ‥‥絞‥‥殺‥‥ |
成: |
被害者にナイフが刺されたのは、 すでに死んだ後だったのです。 |
裁: | そ、それがどうかしましたか? |
成: |
さて‥‥。このボタンには、 被害者の血がついてます。 ということは、コイツが衣装から むしり取られたのは‥‥? |
御: |
‥‥ナイフで刺された後、 ということになる‥‥。 |
成: |
そのとおり! ‥‥つまり‥‥ このボタンが、格闘中に むしり取られたはずはない! そのとき被害者は、すでに 絞殺されていたんですからね! |
霧: | あ‥‥ |
成: |
‥‥そうなんですよ、霧緒さん。 格闘中に、このボタンが むしり取れるはずがないんです。 ボタンは‥‥死体から ムリヤリ、引きちぎられたんです! |
裁: |
静粛に! 静粛に! ‥‥ど、どういうこと |
御: |
どういうことだ! 弁護人! そのボタンが、被害者の死後 むしり取られたからといって‥‥ 何が変わるというのだッ! |
成: |
では、1つ尋ねようか ‥‥御剣検事。 ボタンは、なんのために ひきちぎられたんだろう? |
御: | な、”なんのため”‥‥だと? |
成: |
ボタンは、格闘中に ひきちぎられたのではない。 犯人はわざわざ、コイツを 死体からむしり取ったわけだ。 そこには当然‥‥ 目的があったはずだろう? |
御: | ‥‥‥‥‥ |
裁: |
弁護人! あなたには‥‥ あなたには、わかるのですか! 犯人の‥‥”目的”が! |
成: |
考えられる目的は、ただ1つ! もちろん‥‥王都楼さんに 罪を着せるためです。 |
御: | ‥‥‥‥‥ |
成: |
むしったボタンを、自分の ハカマに挟む犯人はいません! そう! 王都楼さんは ワナにはめられたのです! ‥‥真犯人によって! |
裁: |
その‥‥真犯人とは‥‥ いったい、だれなんですかッ! |
成: |
(ついに‥‥ ここまで こぎつけることができたか‥‥) |
千: |
なるほどくん‥‥ 最後まで、気を抜かないでね! |
成: |
オートロさんに罪を着せようと たくらんだ、真犯人は‥‥! |
成: |
‥‥華宮 霧緒さん! あなたを、藤見野 イサオ殺害の 犯人として、告発します! |
霧: | な‥‥なんですって! |
裁: |
静粛に! 静粛に! 静粛に! ‥‥成歩堂くん! これは‥‥重大なコトです! 何か、証拠でも‥‥ |
成: |
”何か”‥‥? すべての証拠が、彼女‥‥ 華宮 霧緒を示している! |
霧: |
そ、そんな‥‥そんな ハッタリ、私には通用しないわ! |
成: |
ハッタリかどうか‥‥ ためしてみましょうか? |
霧: | じゃ、じゃあ‥‥このナイフは! |
成: |
‥‥ナイフは、被害者がマフラーで 絞殺されたあと、刺されました。 もちろん、オートロさんに疑いが かかるようにするためです。 彼の指紋がついたナイフは、 控え室にあった。 それを知っていたのは‥‥ いっしょに食事をした、あなただ。 |
霧: |
‥‥ッ! じゃ、じゃあ! この‥‥ハカマから見つかった ボタンはどうなんですか! |
成: |
そのボタンは、被害者の死後、 むしりとられた。 そんなことができるのは、 犯人か発見者しかいません。 しかし‥‥、 もしオートロさんが犯人なら、 自分のハカマに挟むハズがない。 |
霧: | ぐ‥‥ |
成: |
あのボタンを、オートロさんの ハカマに挟むことができたのは‥‥ ヒルネしている彼を起こした人間。 ‥‥やはり、あなたです。 |
裁: |
な、なるほど‥‥ では、カラのギターケースは‥‥ |
成: |
それこそ、彼女の有罪を証明する 決定的な証拠です。 犯人は、カオを見られずに現場から 逃げるために、着ぐるみを使った。 ケースの中に、着ぐるみがあるのを 知っていた人物は‥‥? 被害者自身と、それを用意した 人物だけ‥‥ その人物とは‥‥ 華宮 霧緒さん、あなたです! |
霧: |
‥‥い‥‥イヤ‥‥ 私は‥‥ |
御: |
しかし! ギターケースに 彼女の指紋はなかった! 証人が手袋をしていなかったのは、 キサマが立証したはずだッ! |
裁: |
‥‥! た、たしかにそうです! |
成: |
‥‥霧緒さんが、ケースに 指紋を残すハズはない。 ケースにさわったことがバレれば、 その理由を聞かれることになる。 タオルか何かを使って、指紋が 残らないようにしたのでしょう。 しかし! トマトジュースはちがう! 霧緒さんは、グラスに わざと指紋を残すことで、 ”動揺した発見者”の フリをしたのです! |
霧: | ‥‥きゃああッ! |
成: |
そしてさらに、この写真がある! 現場から立ち去る、犯人の すがたが写っています。 このトノサマンが オートロさんのハズはない! ‥‥背が低すぎますからね! |
霧: | ‥‥‥‥! |
成: |
そういえば、霧緒さん。 あなたも、背は小さな ほうでしたね‥‥? |
霧: | も‥‥もうやめて‥‥ |
成: | さあ! どうですか、霧緒さん! |
霧: | うう‥‥ |
成: | (‥‥今度こそ、キマリだ!) |
霧: | ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
裁: | 証人‥‥? |
霧: |
‥‥しょ‥‥ ‥‥証言を、拒否します。 |
成: | な‥‥なんですって‥‥? |
霧: |
こ、この国の法律では‥‥ 自分の不利になるかもしれない 証言は‥‥拒否できるはずです! |
裁: |
た‥‥たしかに‥‥ 証人の言うとおりです。 証言することで、自分を罪に おとしいれてしまう場合のみ‥‥ 証人は、証言を 拒否するケンリがあります。 |
成: |
なんですって! (”証言の拒否”‥‥ シロートの発想じゃない! そういえば‥‥きのう、 オートロさんの控え室で‥‥) |
冥: | 『‥‥華宮 霧緒ッ!』 |
霧: | 『は、はい‥‥』 |
冥: |
『さっきの話‥‥ 真剣に考えておくことね!』 |
霧: |
『え、ええ‥‥ ‥‥‥‥‥‥』 |
成: |
(‥‥あのときだ‥‥ あのとき、狩魔 冥が ‥‥入れ知恵したんだ‥‥ あぶなくなったら ”証言を拒否しろ!”と‥‥) |
千: |
なるほどくん。 ‥‥あなたの立証はミゴトだった。 でも‥‥1つだけ、 足りないものがあるの。 |
成: | ”足りないもの”‥‥? |
御: |
‥‥クックックッ‥‥ ‥‥どうした? 弁護人。 もう、手品のタネは切れたのかな? |
成: | ‥‥! |
裁: | どういうことですか‥‥御剣検事! |
御: |
裁判長なら おわかりだろう‥‥。 ただ今の弁護人の立証など ‥‥なんのイミもないことを。 |
成: | な‥‥なんだと! |
御: |
キサマの立証は‥‥ すべて、状況証拠ばかりだ。 |
成: | 状況証拠‥‥? |
御: |
彼女が藤見野 イサオを殺害した という、決定的な証拠‥‥ ‥‥そんなもの、 1つもないではないかッ! |
裁: |
しょ、証人! あなたは ‥‥藤見野 イサオさんを‥‥? |
霧: |
自分を罪におとしいれる可能性を コンキョに、証言を拒否します。 |
裁: |
しかし、証人‥‥ それでは、罪を認めるのと いっしょですよ‥‥? |
霧: |
‥‥でも、立証されたわけでは ありません。 私の言う”罪”が何を指すのかすら ‥‥あなたがたには、わからない。 |
成: |
(くそ‥‥開きなおったか‥‥!) ち、千尋さん! どうすれば‥‥ |
千: |
どうやら‥‥ここへきて、 サイアクの事態ね。 |
裁: |
‥‥ここで1つの決断を 下さなければならないようです。 華宮 霧緒‥‥彼女は証言を 拒否しました。 しかし‥‥検察側の主張どおり、 彼女が殺人を犯したという‥‥ 直接的な証拠は存在しない。 |
成: | ‥‥なんですって‥‥! |
裁: |
この場合、私にできることは 1つしかありません。 それは‥‥審理の延期です。 |
成: | え‥‥延期‥‥! |
裁: |
検察側・弁護側に、さらなる 調査を要請します。 ‥‥そして、また明日の審理で‥‥ |
成: |
(あ‥‥明日‥‥! ぼくたちに ‥‥”明日”はないんだ! 今日中に無罪判決を モギ取らなければ‥‥) |
成: |
待ってください! ‥‥それじゃあ‥‥おそすぎる! 審理を‥‥審理を! おねがいです、つづけてください! |
御: |
何をあせっている‥‥? キサマの依頼人のイノチが 1日、長らえたではないか。 |
成: |
問題は‥‥そこじゃない! ‥‥御剣ッ! きみにも、犯人はわかってるはず! たのむ‥‥審理をつづけてくれ! 判決を持ちこすことで‥‥ あの子のイノチが‥‥ |
御: | ‥‥‥‥? |
裁: |
この証人が証言に応じない以上‥‥ 審理の続行は不可能です。 それでは、本日はこれで‥‥ |
御: |
‥‥審理をつづけることは 不可能ではない‥‥。 |
霧: | ‥‥! |
裁: |
み‥‥御剣検事! い、いったい‥‥ |
御: |
”みずからを罪に落とす証言を 拒否することができる”‥‥ それならば、その”罪”と 関係のない証言は‥‥ 拒否することはできない! |
裁: | そ、それはそのとおりですが‥‥ |
御: |
‥‥じつは、1つ‥‥ 気になっていることがある。 証人。 |
霧: | ‥‥‥‥‥ |
御: |
死体を発見したとき、証人は グラスにジュースをそそいでいる。 |
霧: | そ、それが‥‥何か? |
御: |
‥‥私には、 どうも不自然に感じるのだ。 ふつう、死体を見つけたら、 そんなヨユウなどないはずだ。 |
霧: |
不自然に‥‥? でも、あれは‥‥ |
御: |
待ちたまえ。 理由があったのならば、 ‥‥証言していただきたい。 |
霧: | 証言‥‥! |
御: |
裁判長! 証人が死体を 発見したときのことを‥‥ もう一度、証言させて いただきたい! これはいかなるイミにおいても、 罪におとしいれる可能性はない! |
裁: | ふむう‥‥ |
千: |
‥‥今日の御剣検事‥‥ まったく、読めないわ‥‥ 私たちの味方なのか、 それとも敵なのか‥‥ |
裁: |
検察側の要請を認めます。 証人は、証言をおねがいします。 |