第2話『盗まれた逆転』探偵パート1日目(その5)

表セリフ集一覧に戻る

成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
綾里 春美…黄緑
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
ゴドー検事…薄橙
華宮 霧緒…藤
矢張 政志…紺
星威岳 哀牙…紫
天杉 優作…灰
天杉 希華…桃
亜内検事…茶
裁判官…黄
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


←この前のセリフ



‥‥ぴんぽーん‥‥
希: あれ、またお客さんかあ。
‥‥ちょっと待っててね。
(やー、わざわざアリガト。
うれしいなー)
?: (なーに。オレ、困ってる美人を
見ると、ほっとけなくてさァ)
希: (ちょっと上がって行ってよ。
コーヒーいれたげるから)
?: (えー、ホントぉ? じゃ、
ゴチソウになっちゃおうかなぁ)
成: (こ、この、ケーハクな声。
どこかで聞いたような‥‥)
希: リューイチくん、ゴメン!
もう1人、お客さんが来ちゃった。
?: ああああああああッ!
おまえ‥‥おまえ‥‥
成歩堂じゃねえか!
それに、マヨイちゃんも!
真: あ‥‥ヤッパリさん。
おひさしぶりです!
希: あれェ? 知り合いなの?
リューイチくんたち。
矢: りゅ‥‥
”リューイチくん”って‥‥
成歩堂! この子、
アンタのなんなのさ?
成: な、”なんなのさ”と言われても
矢: 見そこなったぜ、成歩堂!
こんな‥‥美人の人妻に‥‥
ズルいぞおおお成歩堂おおお!
成: (やっぱり、メンドウな
コトになっちまった‥‥)
矢張 政志(やはりまさし)。
小学校のころからの‥‥
親友というか、まあ知り合いだ。
矢: 水くせェな。オマエの初めての
依頼人じゃねえか!
成: ”事件のカゲに、ヤッパリ矢張”と
言われつづけて、今年で25周年。
まったくそのとおり。こいつに
関わると、ロクなコトがない。

矢: ‥‥なんだー、そういうワケかい。
ビックリしたぜ。
やっぱり、人妻はアレよな。
ヤバいって!
希: ふーん‥‥シンユーか。
いいね、そういうの。
好きなだけしゃべっててよ。
アタシ、バイク見てくるから。
矢: ‥‥いい子よなー、マレカちゃん。
で、最近どうよ? 成歩堂。
成: (‥‥いそがしいんだけどな‥‥)

(「矢張のこと」を聞く)
成: おまえ、今まで何してたんだ?
たしか、2年ぶりぐらいだよな。
いつのまにか、ファッションの
センスもおかしくなってるし。
矢: これは、バイト先の制服だッ!
いやー、それにしても2年か。
早いよなァ、時のたつのだけは。
はははははは‥‥‥はは‥‥は。
‥‥‥‥‥‥‥‥。
成: ど、どうした?
矢: 成歩堂よぉ。‥‥オレ。
もう‥‥オンナなんか信じねぇぞ。
成: また、フラれたのか?
矢: あのマキコを追っかけて、オレ
チベットへ飛んだワケよ、2年前。
そこでオレ、例のコズエと
運命の出会いをしたんだけどサ。
成: ”あのマキコ”も”例のコズエ”も
聞いたことないぞ。
矢: でも、コズエのヤツ‥‥オレより
ハリウッドをとるわ、だってよォ!
真: それは‥‥その。
大ボウケンでしたねえ。
矢: オンナなんか‥‥
オンナなんかあああぁぁぁ!
あ。‥‥とは言っても、
マヨイちゃんだけはベツだから。
成: (‥‥まだコリないらしい)

(「ここに来た理由」を聞く)
成: で? なんでおまえ、
こんなトコロへ来たんだ?
矢: え‥‥!
オレってホレ、生まれながらの
ナイスガイだろ?
‥‥じつは、コレ。ゆうべ、
バイト先で拾っちゃってよ。
成: ‥‥サイフ?
ゆうべ、拾ったって‥‥?
矢: 免許証が入ってたからさァ。
これはもう、届けるだろ。フツー。

証拠品<<天杉 優作のサイフ>>の
データを法廷記録にファイルした。
成: ‥‥ちょっと見せてみろよ、
そのサイフの中身。
‥‥‥‥‥やっぱり、
まれかさんの写真、か。
矢: い、いやあ、女房おもいの
ダンナよなー。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ち、ちがうぞ!
成歩堂、そんなんじゃねえって!
成: 目的はやっぱり、まれかさんか。
矢: ‥‥いやいや! やっぱり、
人妻はアレよな。ヤバいって!
成: (コリないヤツだな、ホント‥‥)
真: あの。”アルバイト先で拾った”
って言ってましたよね?
矢: ああ! オレさ、警備会社で
ガードマンやってるんだぜ!
ホレちゃうだろ? 思わずさあ!
成: (ガードマン‥‥。たしかに
それっぽい制服を着ているな)

(「サイフのこと」を聞く)
成: おまえがコレを拾ったの
‥‥ゆうべの何時ごろだ?
矢: お、なんだよそれ!
いわゆるアリバイってヤツ?
成: (‥‥ゼンゼンちがうよ!)
矢: たしか‥‥1時ごろかな。夜中の。
バイト先の、ビルの1階でさ。
成: (どうして、優作くんのサイフが
そんなところに‥‥?)
矢: ‥‥ベツに、おかしくねえだろ。
あの会社の社員なんだから。
真: しゃ‥‥社員?
優作さんが、ですか‥‥?
矢: だってよォ。サイフの中に
コイツが入ってたから。
真: このカードは‥‥?
矢: バイト先の警備会社の
キーカードだよ。
シリアル番号が入ってるから、
まちがいないぜ。
成: おまえのアルバイト先‥‥
”警備会社”だったよな。
矢: そうだぜ。‥‥なんだよ、
コワいカオしちゃってさあ!
成: (なんか、引っかかる‥‥
”警備会社”‥‥
それに、このキーカード‥‥
詳しい情報がほしいな)

証拠品<<キーカード>>のデータを
法廷記録にファイルした。

(「キーカード」をつきつける)
成: このキーカード、
まちがいなく‥‥?
矢: ああ。そいつはウチの
ビルで使われているカードだぜ。
シリアル番号によると‥‥
社長室のカードだな。
部屋に入るときに必要でさ。
使うと、記録が残るんだ。
真: 記録が‥‥残る‥‥?
矢: ダレが何時に部屋を出入りしたか、
バッチリってワケ。
成: 矢張! その記録だけど‥‥
矢: おおっと! 悪いケド、外部の
人間にデータは見せられねえぜ。
クビになったら、まれかちゃんと
遊ぶ計画がパアだ。
成: (こういうとき、
弁護士ってヨワいよな‥‥)

証拠品<<キーカード>>のデータを
書きなおした。

(「脅迫状」をつきつける)
成: 矢張、これなんだけど。
矢: なんだよ。言いたいことが
あったら、クチで言えよな。
‥‥‥‥‥‥‥‥
な、なんだコレ! 脅迫状って!
成: 何か、思い当たることでもあるか?
矢: な‥‥な、なんで知ってるんだよ!
エミコのことだろ!
成: ‥‥‥‥‥‥は? ナニ‥‥?
矢: お、お、お、お‥‥オマエ、
トモダチじゃなかったのかよ!
そんな‥‥
ゴヒャクマンエンって、オマエ!
成: い‥‥いやいやいや! それは
天杉 優作が受け取ったものだぞ。
矢: えええッ!
ビックリさせるな! バカ!
成: どっちがだ!
矢: まぎらわしいぜ。”KB警備”
なんて書いてあるからよォ。
真: ‥‥あの。
それがどうかしましたか?
矢: KB警備会社って、オレが
バイトしているトコだからさァ。
真: な‥‥なにィィィィッ!
成: (KB警備について‥‥
情報を引きずり出さないと!)

(「KB警備」を聞く)
成: 脅迫状に書いてある<<KB警備>>
‥‥おまえ、知ってるんだな!
矢: なにしろ、バイト先だからなァ。
今もオレ、キンム中だし。
真: あれ。‥‥じゃあ、どうして
ここにいるんですか?
矢: はは。社長が今、ルスだから。
チョイと一休み‥‥自主的に。
成: ”一休み”って‥‥
どこにあるんだよ、その会社。
矢: そうだな‥‥クルマでスッ飛ばして
30分ぐらい、だったかな。
成: このマンション‥‥高菱屋百貨店
の、すぐそばにあるよな。
真: KB警備に行って、帰ってきたら
1時間かかっちゃうね。
成: 天杉 優作が、犯行時刻のころ、
KB警備に行っていたら‥‥?
真: あ‥‥
倉院のツボ、盗めないよ‥‥。
電: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
真: あ、なるほどくん。電話が‥‥
電: ‥‥ピッ‥‥
春: 『も‥‥もしもしっ。
成歩堂さんのお宅でしょうか?』
成: あ‥‥春美ちゃん!
今、どうしてるの?
春: 『そ、それが‥‥高菱屋さんに
行こうと思ったのですが‥‥
すっかり、道に
迷ってしまいまして‥‥』
真: えええッ! ちょっと貸して、
なるほどくん!
は、はみちゃん!
どこにいるの、今!
春: 『あの‥‥歩いていたら、あの方の
事務所についてしまいました。』
真: ”あの方”‥‥?
春: 『トシのわりに落ちつきのない、
”ズヴァリ!”のオジさまの‥‥』
成: (名探偵・星威岳 哀牙か‥‥)
そこにいるんだよ、春美ちゃん!
今、むかえに行くから!
春: 『は、はい‥‥。
わたくし、心細くて‥‥』
電: ‥‥ピッ‥‥
成: よし! すぐ行こう、真宵ちゃん!
矢: ちょっと待て、成歩堂!
成: な、なんだよ。
矢: 今の電話! カワイイ
女の子の声だったぞ。
その子‥‥アンタのなんなのさ!
成: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
まれかさんによろしくな、矢張。

(「ヘルメット」を調べる)
成: (‥‥なんか、どこかで
見たことがあるような気がする)
真: あ! 金魚ばちがあるよ。
逆さまだけど。
成: ヘルメットかもしれないよ。
‥‥宇宙人の。
真: となりにあるのは、
テープレコーダーかな。
成: 通信機かもしれないよ。
‥‥宇宙人の。
真: なるほどくん。
きちんと現実を見つめて、
オトナになろうよ。
成: (真宵ちゃんに意見された)

(「哀牙探偵事務所」に移動する)


同日 某時刻
哀牙探偵事務所

春: あっ、なるほどくん!
真宵さま!
真: はみちゃん!
春: もう二度と‥‥お会い
できないかと思いましたっ!
成: ‥‥それで、
探偵さんはルスなの?
春: ええ。わたくしが
ここにたどりついたときには、
どなたも
いらっしゃいませんでした。
真: ね、ね、なるほどくん。
なんか‥‥さっき来たときと、
ようすがちがう気がしない?
成: (言われてみれば‥‥)

(「バッグ」を調べる)
真: このバッグ‥‥
さっきは、なかったよね。
春: 何が入っているのでしょう。
‥‥ずいぶん、大きいです。
真: ほらほら、なるほどくん。
出番だよ。
成: え! マズいだろ
勝手にさわっちゃ!
真: いいって、いいって。
さっさと調査する。
成: (ううん‥‥
まあ、キョーミはあるし‥‥)
真: どう? 何が入ってる?
成: ちょ、ちょっと待てよ。
今、取り出すから‥‥
(どうやら‥‥何か、つるつるで
カタいもの‥‥みたいだな‥‥)
哀: ‥‥あいや、しばらくッ!
真: きゃわああッ! 出たァ!
哀: ‥‥これはこれは、弁護士殿。
どうやら‥‥社会のルウルを
いささか、ムシされているようだ。
成: あ‥‥スミマセン。
コイツがですね‥‥
真: ナニよ、コイツって!
哀: 紳士はイイワケしないもの。
‥‥それより、弁護士殿。
こんなところでグズグズしていて、
よろしいのですかな?
成: ど‥‥どういうことですか?
哀: この哀牙‥‥
断言してさしあげましょう。
明日の裁判は‥‥ズヴァリ!
シュトルム・ウント・ドランク!
‥‥荒れもだえ、たけび狂うッ!
真: なんかスゴそうだよ、
なるほどくん‥‥

(「明日の裁判」を聞く)
成: あの‥‥明日の裁判、
何が起きるんですか?
哀: ‥‥弁護士殿。貴方の最大の
アヤマチは‥‥ただ1つ!
弁護士になってしまったコトです。
春: ‥‥かなりコンポン的な
問題ですね。
哀: 明日の法廷では‥‥この哀牙がッ!
サッソウと証言台に立ちます。
そして、ズヴァリ!
引導をおわたしいたしましょうぞ。
そう! 貴方がた、怪人一味に!
真: い、いちみ‥‥
哀: クックックックックッ‥‥
うなだれるのは、まだ早いですぞ!
貴方がたの最大の敵は、
この哀牙だけにあらず。
さらに”強”にして”大”なオトコ
が、貴方の前に立ちはだかる。
真: そ‥‥それは、いったい‥‥?
哀: 弁護士殿。‥‥貴方も弁護士なら
聞いたコトがおありでしょう。
‥‥”ゴドー”の名を。
成: ご‥‥”ゴドー”‥‥?

(「怪人の正体」を聞く)
哀: 貴方も、愚かな道に
足をふみ入れてしまいましたな。
極刑をまぬがれ得ない
怪人の弁護に立つとは‥‥
真: 優作さんが仮面マスクだと
決まったワケじゃありません!
哀: クックックックックッ‥‥
おじょうさん。
時代はうつろいやすく、
人のココロもまた同じ‥‥。
‥‥まあ。貴方にも
いずれ、わかるでしょう‥‥。

(「ゴドー」を聞く)
真: あの。ダレですか?
”ゴドー”さん、って‥‥?
哀: ‥‥霊媒師たるおじょうさんが
ご存じないのもムリはない。
ゴドー‥‥天下の検事局に
比類するものなき、孤高の検事。
そのオトコは‥‥あらゆるナゾを
その身にまとっていると言います。
春: けんじさん‥‥
真: で‥‥でも! なるほどくんの
最強の敵は‥‥みつるぎ検事です!
ね! なるほどくん!
哀: ‥‥霊媒師たるおじょうさんが
ご存じないのもムリはない。
天才検事・御剣 怜侍(みつるぎ
れいじ)は今、この国にいません。
真:え‥‥
哀: 御剣 怜侍が、その”最強”の
称号をたくしたオトコこそが‥‥
春: ゴドーさん‥‥なのですか。
哀: <<法廷界の星威岳 哀牙>>‥‥
そう申しあげてもいいでしょう。
真: それを聞くと、なんかちょっと
安心しちゃうね。
春: なるほどくん、<<ゴドー>>検事‥‥
そんなにスゴい方なのですか?
成: ぼくも、ウワサしか
聞いたことはないんだけど‥‥
哀: なにしろ‥‥あらゆるナゾを
身にまとっていますからな。
成: (どうやら‥‥今日の調査は
ここまで、みたいだな)
哀: クックックックッ‥‥弁護士殿。
今ここに、最高のステエジが
ととのったようですな。
あとは、フィイヴァア!
‥‥おどるだけ、なのですよ。
成: (ナゾの検事に、名探偵に怪人‥‥
ヤッカイな裁判になりそうだな)


次へ→