第5話『甦る逆転』第1回法廷(その5)

表セリフ集一覧に戻る

成歩堂 龍一…黒
御剣 怜侍…茶
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
宝月 茜…桃
宝月 巴…藤
巌徒 海慈…紫
罪門 恭介…紺
市ノ谷 響華…水
原灰 ススム…黄
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


←この前のセリフ


巌: 『このナイフ、ある事件の証拠なの。
警察の証拠保管室から盗まれた‥‥』(証言7)

(「証言4」をゆさぶる)
成: 検事局の駐車場で捜査官が
刺殺された、同じ日に‥‥
警察局でも、捜査官が
殺害されたというのですか!
巌: そうなんだよ。コレがさ。
ビックリでしょ? チョーさん。
裁: ‥‥コトバもありません。
御: それで‥‥ハンニンは?
目星はついたのだろうか。
巌: まあね。容疑者はさ。
タイホしたのよ。さっき。
成: (”タイホした”!
ずいぶん、すばやいな‥‥)
巌: でもさあ。ナゾが多くて。
ナルホドちゃん、手伝ってくれる?
成: ‥‥それには、
データが必要ですけどね。
巌: お。お。いいね。
カッコよかったね。今の。
じゃ、ごホウビ。1つだけ教えて
あげようか。‥‥ナニがいい?

(「被害者の発見場所」を選択)
成: 警察局の被害者‥‥
どこで見つかったんですか?
巌: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
死体の”発見”はともかく‥‥さ。
事件があったのはね。
警察局の<<証拠保管室>>だよ。
成: (”証拠保管室”‥‥?
ま、待てよ! どこかで‥‥
どこかで聞いたことがあるぞ)
茜: ”証拠保管室”‥‥
たしか、さっきの証言で‥‥

巌: 『このナイフ、ある事件の証拠なの。
警察の証拠保管室から盗まれた‥‥』

成: (どうやら‥‥
2つの事件は、つながった!)
茜: 成歩堂さん、うれしそうですね!
成: まあね。これで‥‥
攻撃の突破口が開くからね!
(2つの事件の<<関係>>は
証明されて、状況は変わった。
つまり‥‥巌徒局長に、詳しい
証言をさせるコトができる!)

(「証言6」をゆさぶる)
成: ‥‥局長。
すでに、2つの事件の”関係”は
証明されている‥‥
弁護側は、そう考えます。
巌: ‥‥へえ。おもしろいね、それ。
聞かせてよ、ナルホドちゃん。
裁: 聞かせてくれますかな、弁護人。
成: ただ今の証言で、2つの事件に
共通の”場所”が浮上しました。
地下駐車場で発見されたナイフは、
<<証拠保管室>>から盗まれました。
御: ‥‥しかも、タグの文字は、
被害者の<<メモ>>と一致している。
成: そして、警察局側の事件の
被害者である”捜査官”は‥‥
その<<証拠保管室>>で
殺害されました!
裁: たしかに‥‥
グーゼンとは考えにくいですな。
巌: やっぱり。いいコンビだね。
ウチの部下が2日かけて探り出した
コト‥‥もう、見抜いちゃった。
御: ‥‥局長!
警察局で殺害された”捜査官”の
データを、提出していただきたい!
巌: でもねー。メンドウなんだな。
何しろ、公式な発表がまだでしょ?
成: あの、そこをひとつ‥‥
非公式でおねがいできませんか。
巌: うーん‥‥‥‥‥‥
ま。イイか。非公式なら。
成: (なんだ、イイのかよ!)
茜: 意外に、
そんなモンですよねー。
巌: 『協力はするけど。警察局の被害者の
名前だけはね。言いたくないのよ。』(証言8)

(「証言8」をゆさぶる)
成: どうせなら、ゼンブ
吐き出しちゃってくださいよ。
巌: いやね。データを提出するには、
それなりの手続きがあるの。
成: (しかたないな‥‥
何か、聞いてみるか)

(「被害者のIDナンバー」を選択)
成: それでは、せっかくですから
‥‥被害者のIDナンバーを。
巌: かまわないけど。番号だけじゃ。
分からないよ、ダレだか。
成: そうだと思いますけど‥‥
名前が聞けないワケですから。
巌: ナンバーは警察局の機密だから、
バレる恐れもないし‥‥‥いいか。
番号はね。
<<5842189>>‥‥だね。
裁: ほお! それはまた、なんというか
‥‥長いですな。
巌: おぼえられなくてさ。
ホント。まいっちゃうよね。
裁: <<82‥‥>>
おぼえられません。
成: (1ケタ目からまちがってるよ!)
裁: いかがですか、弁護人。
何か、ココロ当たりはありますか?
成: (警察局の被害者のIDナンバー
‥‥<<5842189>>‥‥)

(「ココロ当たり、あり!」を選択)
成: ココロ当たりは、そう。
あります! ‥‥と思います!
裁: ‥‥なんですか、それ。
成: (おそらく、まちがいない!
しかし‥‥
いったいコレって、
どういうコトなんだろう‥‥?)
裁: とにかく、弁護側の主張を
うかがってみましょう。
警察局で殺害された捜査官の
IDナンバー‥‥
”ココロ当たり”とは‥‥
いったい、なんですかな?

(「ID:多田敷 道夫」を選択)
成: 証人ッ!
‥‥‥‥‥‥
巌: ‥‥‥‥‥‥‥‥
御: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
裁: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
なな、なんですか成歩堂くん!
その、センパイを校舎ウラに呼び
出した女学生のようなホホエミは!
成: いや、その。アタマが
こんがらがってしまって‥‥
御: いつものコトだろう、弁護人‥‥
成:え。
御: ブチまけてみることだ。
‥‥いつものように、な。
成: (‥‥警察局と、検事局‥‥
2つの場所で、同時に
”捜査官”が殺害された‥‥)
じつは‥‥ぼくも、ここに1つ
IDを持っているんです。
裁: ほほお‥‥。あなたのですか?
成: い、いやいや! ぼく、
こう見えても弁護士ですから。
‥‥多田敷 道夫捜査官。
被害者のIDです。
巌: ダメだよー、ナルホドちゃん。
捜査官のID、ゴクヒ情報なのに。
成: 多田敷捜査官のIDナンバーは
‥‥<<5842189>>です。
巌: ‥‥‥‥‥‥‥‥
御: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
裁: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
で。
それがどうかしましたか?
成:え。
裁: あれ‥‥。たしか、先ほど
局長が証言された番号は‥‥
<<82‥‥>>
おぼえていません。
成: (1ケタ目からまちがってるよ!)
局長が証言したナンバーは‥‥
<<5842189>>です。

(御剣検事「異議あり!」)
御: ま‥‥待て、成歩堂!
いったい‥‥これは‥‥
成: ‥‥そうなんです。
2つのIDナンバーは、
完全に一致している。‥‥つまり!
警察局の証拠保管室で殺害された
捜査官は‥‥<<多田敷 道夫>>!
いかがですか、巌徒局長!
巌: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
いや。まいっちゃうな、もう。
ナルホドちゃん。スルドイっ!
裁: まま‥‥ま。待ってください!
”多田敷 道夫捜査官”は‥‥
5時15分、検事局の地下駐車場で
殺害されたのではないですか!
成: しかし! その一方で、
”多田敷 道夫捜査官”は‥‥
同時刻に、警察局の証拠保管室で
殺害されているのです!

(御剣検事「異議あり!」)
御: ば‥‥バカな‥‥あり得ぬッ!
つまり‥‥こういうコトか?
同日、同時刻‥‥同一人物が!
まったくちがう場所で殺害された!

(ざわめきが起こる)
裁: 静粛に! 静粛に! 静粛に!
局長ッ! これは、いったい‥‥

(御剣検事「異議あり!」)
御: なぜ‥‥‥
いったい、なぜッ!
そんな重要な情報が、
私の耳に届いていないのだッ!
いくら、ゴクヒ捜査とはいえ‥‥
私は担当検事ではないかッ!
巌: ちょ。ちょっとさ。待ってよ、
御剣ちゃん。キツいなあ。
御: 裁判長ッ!
これは、警察局側の重大な過失‥‥
巌: ‥‥だからさァ。
待て、と言ってるんだよ、ボクは。
あれ。聞こえなかった?
御:‥‥!
巌: ”重大な過失”‥‥ねェ。
それはね、御剣検事。
‥‥キミのほうなんだよ。
御: な、なんだと! わ、私‥‥
巌: 報告はね。ちゃんと
行ってるんだよ、きのう。
ハラバイ巡査が、
キミのところへ直接、ね。
御: は‥‥ハラバイ‥‥巡査‥‥
茜: な‥‥成歩堂さん。なんか、
聞いたコトあるような名前‥‥
‥‥あッ!

警: 『‥‥あのおッ!
スミマセン! 御剣検事ってヒト、
いらっしゃるでありますかッ!
本官! 警察局長のお使いで本官!
報告書を持ってきたでありますッ!』

御: ま、まさか‥‥あれが‥‥
巌: キミさ。報告書を
受け取らなかったそうだねェ。
信じられないな。ホント‥‥
御: し‥‥しかし!
あの巡査は、ハッキリ言った!
報告書は、宝月 巴の事件とは
カンケイない、と‥‥
巌: <<警察局・証拠保管室にて、捜査官
多田敷 道夫が殺害される>>
御剣検事。”被害者の名前”はね。
ちゃんと、書かれていたんだよ。
御: ぐ、ぐうぅぅッ‥‥!
あの巡査! なぜ、それを
言わなかったのだ‥‥!
茜: 正直‥‥そこまでアタマが
回るようには見えませんでしたね。
巌: とにかく。これは
重大な過失だよ、御剣検事。

(御剣検事「異議あり!」)
御: し‥‥、しかし!
その報告書を、今朝! 法廷に
証拠品として提出できたはずだッ!
そうすれば、私は‥‥
巌: ダメダメ、御剣ちゃん。
‥‥そうは行かないんだなあ。
御: ‥‥なんだと!
巌: 法廷における<<証拠法>>の2大原則
‥‥2つめは、なんだっけ?
茜: なんですか? 成歩堂さん!
成: え! そ、それはモチロン‥‥
御: <<その2:未登録の証拠の提示には
審議中の事件との関連性が必要>>
‥‥それが、なんだと言うのだッ!
巌: 法廷で扱う証拠品は、検察側が
開廷前にリストを提出するでしょ?
この”報告書”‥‥そのリストに
登録されていなかったワケ。
裁: つまり‥‥
どういうコト、なのですかな?
巌: この、報告書‥‥
審議中に”関連性”が立証されない
かぎり‥‥提出できなかったのよ。
御: あ‥‥‥ッ!
巌: ”関連性”の立証は、たった今。
ナルホドちゃんがしてくれたワケ。
アリガトね、ナルホドちゃん。
成: え。あ、その。
ボク、トーゼンのコトをしただけで
御: ば‥‥‥‥‥‥
バカなああああああああああァァ
ァァァァァァァァァァァァァァッ!

(ざわめきが起こる)


裁: どうやら‥‥本日の審理は、
ここまで、のようですな。
巌: コマるんだよねー。御剣ちゃんさ。
ムズカシイ時期なんだから。
去年、被告席に立ったばかりだし。
他にもウワサ、聞いてるよ?
御: ‥‥‥!
このたびの、失態。
ココロから‥‥おわびするッ。
裁: み‥‥御剣‥‥検事‥‥
御: どうか、1日‥‥
時間をいただけないだろうか。
ジジツ関係を究明したい‥‥
全力をあげてッ!
巌: ‥‥そうしてもらいたい
モンだよね。ホントさ。
御: 申しワケない‥‥
このとおりだッ!
茜: ‥‥御剣検事さん。
カワイソウ‥‥
裁: 今回のミスは、法廷史上に残る
‥‥まさに、前代未聞です。
検察側の申し入れどおり、
1日だけ待ちましょう。
よろしいですね、御剣検事。
御: ‥‥カンシャする、裁判長。
裁: 今回の件で、あなたに決定的な
処置が下されないよう、祈ります。
‥‥それでは!
本日は、これにて閉廷!


次へ→