成歩堂 龍一…黒 | |
御剣 怜侍…茶 | |
糸鋸 圭介…黄土 | |
裁判長…緑 | |
宝月 茜…桃 | |
宝月 巴…藤 | |
巌徒 海慈…紫 | |
罪門 恭介…紺 | |
市ノ谷 響華…水 | |
原灰 ススム…黄 |
成歩堂法律事務所 | |
茜: |
あ、あの。成歩堂さん! それで‥‥ ‥‥ケッキョク、 どうなっちゃってるんですか? あたし。なんだか コンランしちゃって。 |
成: |
え! そ、それは‥‥その。 (ちょっと、整理してみよう) ‥‥被害者は多田敷 道夫捜査官。 21日の午後5時すぎに、刺殺。 殺害現場は、検事局の地下駐車場。 ‥‥および、警察局の保管室、と。 |
茜: |
なんですか”および”って! 警察局と検事局‥‥ クルマで30分は離れてますケド。 |
成: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ それを、これから調べるんだよ。 (調べてわかるモノなら) |
茜: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ よおおおし、がんばるぞお! |
成: |
(ヤル気なのはうれしいけど、 調査の役には立たないよな‥‥) |
茜: | それはどうかな? 成歩堂さん。 |
成: | え。 |
茜: |
‥‥ちょっと、これから つきあってもらえますか? このメガネがダテじゃないコト、 見せるときが来ましたね! さあ、行きましょう! いざ、カガクの道をッ! |
検事局・地下駐車場 | |
茜: |
あたし。警察局の事件は、 どうでもいいんです! だって。被害者の死体が 見つかったの、ココですからね! |
成: |
(警察局で殺害されたのも 多田敷 道夫なんだけど‥‥) |
茜: |
あたし‥‥信じられないんです。 あの、お姉ちゃんが‥‥ |
御: |
『その”ドラム缶”‥‥ 中は、カラだったのだろうか?』 |
響: |
『主席検事サマが倒したドラム缶‥‥ 水が入っていたよ。』 |
茜: |
‥‥お姉ちゃんが、現場の痕跡を 消そうとするなんて! |
成: |
(なんだかんだ言っても、 好きなんだな‥‥ともえさん) |
茜: |
そ。そういうのじゃありませんっ! ただ‥‥あの。同じ”ぷろ”として その。信頼してるんです! |
成: |
(高校生が何か言ってるぞ) ‥‥でも。血痕があったにせよ、 なかったにせよ‥‥ ドラム缶の水で、すべては消えた。 今さら、もう‥‥ |
茜: |
‥‥ふっふっふっ。 あたしのカガクをナメたら カラダにドクですよ、成歩堂さん。 |
成: |
‥‥な。 なんだよ、その不敵な笑いは。 |
茜: |
そんなときこそ、コレの出番です。 ルミノール試薬ッ! |
成: | るみのーるしやく? |
茜: |
”血痕”って、ちょっと洗った ぐらいじゃ、消えないんですよ。 ‥‥目には見えなくても、ね。 |
成: |
でも‥‥そんな検査なら やってるんじゃないかな。警察も。 |
茜: |
ダイジなのは、自分の目で たしかめるコトです! ささ。‥‥とにかく、 やってみてくださいよ! |
成: | ぼ、ぼくがやるのかよ! |
茜: |
だって、あたしホラ。 未成年だし。 |
成: | (カンケイない) |
茜: |
じゃ、ホラ、ホラ。 このメガネ、かけるかける。 |
成: |
‥‥え! そのメガネ、 もう1本あったの? |
茜: |
血液反応を調べたいところに、 クスリを”ふきつける”んです! ‥‥ホラ。こんなふうに。 画面をタッチすれば、クスリを ふきつけますから。 さあ! これで、 血痕を探してみましょうよ! |
成: |
(‥‥メガネごしに、青白い 光が浮かび上がってきた‥‥!) もしかして‥‥ これが”血痕”なの? |
茜: |
ううううう‥‥ なんか、ナマナマしいよお。 |
成: |
な、なんで 声がフルえてるんだよ。 |
茜: |
じつは‥‥ジッサイに見るの、 あたしも初めてなんです。 |
成: |
(‥‥たよりない カガク捜査官クンだな) |
茜: |
と、とにかく。たしかに これは”血痕”ですけど‥‥ 何か、気になりませんか? ‥‥ある種、カガク的に。 |
成: |
(”気になるコト” ‥‥カガク的に考えてみよう) |
成: |
‥‥ハンニンと多田敷捜査官は、 ここで格闘したワケだよね。 そのワリには‥‥血痕の量が 少なすぎるような気がするな。 |
茜: |
あ! あたしも、そう思います! だって‥‥被害者のクツの底には、 こんなに血がついてるのに! |
成: |
(たしかに‥‥不自然だ! ここで格闘があったのなら、 血の足跡がなければオカシイ!) |
茜: |
あの。あの、あたし! 血痕を見つけたら、こうして 上面図に書きこんでいきますね! ‥‥‥ね。 なかなかヤルでしょ? あたし。 |
成: |
たしかに‥‥ベンリだね。 ものすごく。 |
茜: |
おこづかいためて 買ったんですからね、コレ。 |
あかねちゃんにジマンされた。 | |
茜: |
警察は、すべてのデータを 提示してくるとはかぎりません。 ツゴウの悪い証拠は、 ダマってることがあるんです。 |
成: |
その、”かくされた証拠”を 自分たちで暴き出す‥‥ |
茜: |
ね。ね。”やってやる!”って 気になるでしょ! |
成: |
(気になるところがあったら 使ってみよう‥‥コイツ) |
?: |
‥‥フッ‥‥ そのクスリ‥‥サシミ弁当にも 反応するのかしらね。 |
茜: | お‥‥おキョウさん‥‥! |
響: |
”信じられるのは、自分の目” 気に入ったよ、アンタ。 血ぬられた、このサシミ弁当‥‥ おキョウのオゴリですわ。 |
成: |
‥‥すみませんけど、 その紹介じゃ食べられません。 |
響: |
やってくれましたわね。 ‥‥今日は。 |
成: | すみません。でも‥‥ |
響: |
わかっておりますわ。 ワルいのは、こっち。 |
茜: | おキョウさん‥‥ |
響: |
ワタクシが事件を目撃したのは、 あの守衛室のガラスごしでしたわ。 でも。それを言ったら、証言が ウス味になってしまう‥‥ どうしても、こいクチしょうゆを 足したかった‥‥ごめんあそばせ。 |
茜: |
ひ。ヒドいじゃないですか! ウソをつく、なんて‥‥ |
響: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ いいかい、おじょうちゃん。 忘れてないだろうねェ‥‥ 目撃した場所はちがっても、 おキョウはハッキリ”見た”のさ。 宝月主席検事の、殺人の瞬間を! ‥‥この証言はまだ、生きている! |
茜: | あ‥‥ |
響: |
捜査官として、誓ってもいい。 あの女は、多田敷を刺したのさ! |
茜: | ‥‥‥! |
成: |
(この写真‥‥その”イミ”を カクニンしたほうがいいな‥‥) |
茜: |
おキョウさん‥‥ 刑事、だったんですね。 |
響: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2年前まで。ナツカシイ話ね。 コワモテの容疑者の方々も、 一度、ワタクシの前に出たら‥‥ コドモみたいにゲロしたもんさね。 |
成: | ”げろ”‥‥ |
響: |
”自白”のコト。 みんな、洗いざらいしゃべり ちらかしたモノですわ。 なにしろ‥‥こう見えてワタクシ、 天女にもなれますのよ。 |
成: | ‥‥そうみたいですね。 |
響: |
彼らの、ばっちいハナシを ずるずる引きずり出すうちに‥‥ いつしか、こう呼ばれていましたわ ‥‥<<ゲロまみれのおキョウ>>。 |
茜: |
おキョウさんは、真実のかぐわしい カオリを身にまとっている、と。 |
成: |
たしか、解雇‥‥ ”クビ”になった、とか。 |
響: |
『私、捜査官を天職とココロ得て おりましたわ。おそらく‥‥ そこのすました検事さんたちに 解雇通知を受けなければ‥‥今も。』 |
響: |
あの事件のせい、さ。 ‥‥<<SL9号事件>>。 |
成: |
え、えすえる‥‥! (もっと詳しく聞けないか‥‥?) |
響: |
考えてみれば‥‥写真は、 守衛室からでも撮ることができた。 でも。さすがのワタクシも、 ほんの少し、浮き足立ちましたの。 |
成: |
だから‥‥とっさに、 現場に向かったわけですね? |
響: |
犯行を止めるために、 金網まで乗り越えて‥‥ そのとき撮ったのが、この写真。 |
茜: |
つまり‥‥事件発生から 5分ほどたった、”あと”‥‥ |
響: |
その”5分”がモンダイだった。 証言の”スキ”になるからねェ。 |
茜: |
で、でも! ホントのコトを 証言するべきでした! |
響: |
アタシはねェ、おじょうちゃん。 ‥‥もう、二度と! 自分の証言が”なかったコト”に されたくなかっただけ、なのさ。 あの事件のときのように‥‥ |
成: | (”あの事件”‥‥?) |
響: |
<<SL9号事件>>‥‥ このナイフに‥‥そして、メモ。 多田敷はねェ‥‥ あの事件の捜査担当のセキニンシャ ‥‥刑事部長だったよ。 |
茜: | そうだったんですか‥‥ |
響: |
このナイフは、あの事件の証拠品 ‥‥”凶器”だった。 まさに、多田敷が殺された日に <<申し送り>>される予定だった‥‥ やっぱり。あの事件は まだ、終わっちゃいないのさ! |
成: |
<<SL9号事件>>‥‥もっと、 詳しい情報をいただけませんか? |
響: |
‥‥思い知らされましたわね。 ワタクシたちは、しょせん <<捨てゴマ>>にすぎない‥‥ |
茜: | すてごま‥‥ |
響: |
2年前のコトでしたわ。 あれは‥‥大きな事件だった。 ワタクシたちは、決定的な証拠を つかもうと、必死でしたわ。 |
茜: | 解決‥‥しなかったんですか? |
響: |
‥‥いいえ。 キレイさっぱり解決しましたわ。 犯人は逮捕され‥‥処刑された。 |
成: | (しょ、処刑‥‥) |
響: |
結果には、モンダイはない。 犯人は当然のムクイを受けたのさ。 ‥‥ただ、モンダイは‥‥ 決定的な証拠は、なかった。 |
成: |
え! ‥‥でも、ハンニンが 処刑されたというコトは‥‥ |
響: | ‥‥”作られた”証拠品。 |
茜: |
そ、それって‥‥それって! まさか、”ねつ造”‥‥ですか? |
響: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ 事件がカタづいて、数ヶ月後。 捜査に関わっていた刑事は全員、 なんらかの理由で”整理”された。 ある者は、巡査へ格下げされ、 ある者は‥‥免職になったり。 |
茜: | それが‥‥おキョウさん、ですか。 |
響: |
‥‥アナタたちがよく ご存じの殿方もいらしてよ。 |
成: | (もしかして‥‥) |
響: |
そう。罪門 恭介捜査官。 ‥‥おっと。今は、 署内保安課の巡査さんだっけねェ。 |
響: |
アタシたちは刑事として、 あの事件を必死に捜査した‥‥ ‥‥特に、キョウスケの執念は スゴかったねェ。 そして、事件が終わって‥‥ アイツは巡査に格下げされた。 ‥‥でも。 アイツは、今も忘れていない。 そして‥‥このアタシも。 |
成: | <<SL9号事件>>‥‥ですか。 |
響: |
あの事件には”ウラ”があった。 アタシたちは、それを追っている。 上層部の連中に、それを 止めるコトはできないのさ。 |
茜: |
あ! も、もしかして そのお弁当は‥‥ |
響: |
アタシが、この呪われた検事局に 弁当を売りに来る理由は、1つ。 捜査にチカラを貸してくれる、 ムカシの男たちに会うためさ。 |
成: |
(おキョウさんの”カレ”か‥‥ ”事件”に関わる捜査官たちが 消え、”証拠品”が現れた‥‥) |
茜: |
無関係‥‥じゃありませんよね。 ゼッタイ! |
響: | ‥‥ボウヤ。 |
成: | な。なんですか。 |
響: |
どうやら‥‥この事件、ホンキで 調べるつもりのようだねぇ。 |
成: | ‥‥ええ。 |
響: | これを持っておゆきなさいな。 |
成: | ステーキ弁当‥‥ですか。 |
響: |
エサにつられて、協力してくれる オトコがいるだろうさ‥‥ |
<<ステーキ弁当>>を受け取った。 | |
茜: |
あの‥‥! おキョウさんと、罪門さんは、 その‥‥ つつつつつつつきあって らっしゃるんですかッ! |
響: | ‥‥どうして、そんなコトを? |
茜: |
罪門さん‥‥ どうしちゃったのかな、って。 ムカシ‥‥お姉ちゃんと組んで 捜査していたころは、やさしくて。 あのふたり、とても仲がよくて ‥‥うらやましかったんです。 それに‥‥あたしのコトも、 かわいがってくれたのに。 |
成: |
(罪門さんが、捜査官だった ころのハナシ、かな‥‥) |
茜: |
それなのに、今になって。 なんか、冷たいんです‥‥ |
響: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ キョウスケとアタシは、 協力して調査をしているだけ。 ‥‥過去に決着をつけるために。 それ以上のコトは、わからないね。 |
茜: |
そう、ですか。 ‥‥ありがとうございます。 |
成: | (罪門 恭介‥‥か) |
成: |
この、血‥‥やっぱり、 ともえさんが‥‥ |
茜: |
お‥‥お姉ちゃんは ハンニンじゃありません! |
成: |
でも‥‥きみに電話を かけてきたんだよね? 事件が起こった時間に。 |
茜: | うううう‥‥ |
成: |
ジッサイ、右手に 包帯を巻いていたわけだし。 |
茜: |
もう! 成歩堂さん、 どっちのミカタなんですかっ! |
成: |
そ、そういう モンダイじゃないよ‥‥ (ともえさんの手‥‥ 血でよごれていたことになる。 やっかいだな‥‥) |
警察局・エントランス | |
成: |
‥‥きのうより、さらに あわただしい気がするね。 |
茜: |
刑事さんたち、目にも止まらぬ スピードで走りまわってますよ。 |
成: |
(警察局内で、捜査官が殺害 されたんだ。‥‥ムリもないな) |
茜: |
こっちの現場‥‥”証拠保管室” でしたよね、たしか。 受付でもらったパンフレットに よると‥‥あ。こっちですよ! |
成: | (遊園地に来たコドモみたいだな) |
茜: |
ちょっと、のぞいてみましょうよ! サツジン現場。 |
証拠保管室前/警備室 | |
成: |
‥‥なんだ。この、きわめて シュミ性の強い空間は‥‥ |
茜: |
パンフレットによると、 <<保管室前・警備室>>ですけど。 |
成: |
じゃあ、あのドアの向こうが 証拠保管室‥‥”殺人現場”か。 |
茜: |
そういうことになりますね。 ‥‥‥‥‥うううう‥‥‥‥‥ |
成: | ど。どうしたの? |
茜: |
ヨコのサボテンくんの存在感に圧倒 されて、考えがまとまりません! |
成: |
(やれやれ‥‥) そもそも、警備室なのに、 どうして警備のヒトがいないんだ! |
茜: |
”警備のヒト”‥‥ だいたい、想像はつきますね。 |
成: |
このドアの向こうが <<証拠保管室>>だね。 |
茜: |
さあ、ハリきって行きましょう! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 開かない。 |
成: |
そりゃ、そうだろうね。 (現場を調べるには、 だれかの協力が必要だな‥‥) |
警察局・エントランス | |
成: |
(あいかわらず‥‥ピリピリした 空気が、ただよっているな‥‥) |
?: | ‥‥くださーい! |
茜: | あれ。この声‥‥ |
糸: |
ステーキ弁当ひとつ、くださ‥‥‥ アレ。アンタたち。 |
成: | イトノコ刑事! |
糸: |
ハナシはあとッス! 刑事のハナをナメちゃダメッス! とりあえず、<<ベントーランド>>の ステーキ弁当を‥‥ |
茜: |
あの‥‥コレ、ですか? 売りモノじゃないんですけど。 |
糸: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
成: |
(”ガックリ”という音が 聞こえてきそうだぞ) |
糸: |
いや! 落ちこむのはアトッス! ハンニンがタイホされた、今! 必要なのは、ショーコッス! |
成: |
は、ハンニン‥‥ どういうコトですか! |
糸: |
警察局の証拠保管室で起きた 事件のことは、聞いてるッスね? |
成: |
『検事局の駐車場で捜査官が 刺殺された、同じ日に‥‥ 警察局でも、捜査官が 殺害されたというのですか!』 |
御: |
『それで‥‥ハンニンは? 目星はついたのだろうか。』 |
巌: |
『まあね。容疑者はさ。 タイホしたのよ。さっき。』 |
糸: |
もー、警察局をひっくり返す 大スキャンダルッス! |
成: |
イトノコ刑事! それで‥‥ いったい、ハンニンは‥‥! |
糸: |
とにかく! ステーキ弁当が 食えないと知った、今! ここでオシャベリしてても、 ハラがへるだけッス! |
茜: |
あ! ちょ、ちょっと。 待ってください! |
糸: |
詳しく知りたければ、 留置所に行ってみるッス! 取り調べが一段落して、 独房ですすり泣いてるハズッス。 ‥‥じゃッ! |
茜: |
‥‥証拠保管室のほうへ 走っていっちゃいました‥‥ |
成: |
どうやら、ものすごいイキオイで 事件が動き出したみたいだね。 |
警察署内 刑事課 | |
成: |
なんか‥‥やっぱり、 殺気立っているなあ。 |
茜: |
警察局内で、捜査官が 殺害されちゃったワケですからね。 |
成: |
でも。その多田敷捜査官なら 同時に、検事局の駐車場でも‥‥ |
茜: |
ううう‥‥この話題、 ヤヤコシイから、キライです。 |
成: |
とりあえず、こっちの現場を 調べたいんだけどなあ。 |
茜: |
なにぶん、殺気立ってますからね。 ヘタしたら、コロされます! |
成: |
‥‥彼らも、これ以上、死体は 増やしたくないんじゃないかな。 (なんにせよ‥‥ハナシを聞いて くれるフンイキじゃないな) |