成歩堂 龍一…黒 | |
御剣 怜侍…茶 | |
糸鋸 圭介…黄土 | |
裁判長…緑 | |
宝月 茜…桃 | |
宝月 巴…藤 | |
巌徒 海慈…紫 | |
罪門 恭介…紺 | |
市ノ谷 響華…水 | |
原灰 ススム…黄 |
裁: |
静粛に! 静粛に! 静粛に! 静粛に! 静粛に! 静粛にィッ! 弁護人! 今の、あなたの発言‥‥ ホンキなのですかッ! |
成: | え! |
裁: |
これは‥‥この国の司法の トップに対する、挑戦です! 警察局長を、告発! <<殺人>>‥‥ならびに<<脅迫>>で! あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。あ。 あ。あ。あ。‥‥あり得ませんッ! |
成: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ええと。ぼくはただ、その。 御剣検事さんが言ったことを、 わかりやすくセツメイしただけ‥‥ |
御: | もう、おそい。弁護人。 |
成: | ! |
御: |
‥‥すでに我々は、 前に進むしかないのだッ! |
成: |
(どうやら‥‥カクゴを決めたのは アイツのほうだったみたいだな) |
裁: |
‥‥弁護人。 あなたは、立証できるのですか? この国の司法を代表する局長が、 殺人事件に関係している‥‥と! |
成: |
‥‥‥‥‥‥‥ (できる‥‥のか‥‥?) |
御: |
‥‥名前の前に肩書きがあろうと、 立っているのは、ヒトリの男だ。 犯罪者か、そうでないか? 証拠品がそれを語るだろう。 |
裁: |
わかりました。 それでは‥‥ 提示していただきましょう! 巌徒局長と、捜査官の殺害を むすびつける、決定的な証拠を! |
裁: |
これは‥‥事件当日、 証拠保管室に入ったヒトたちの‥‥ |
成: |
IDカードの記録です。 きのうもモンダイになりました。 ただひとつ、持ち主が不明だった <<7777777>>のID‥‥ |
巌: |
ワルいけど。このカードの ナンバーかどうかは‥‥ |
成: |
あなたのナンバーです。 巌徒局長。 |
巌: | ‥‥! |
裁: |
な、なぜ! そんなコトが わかるのですか! |
成: |
局長の部屋の金庫には、暗証番号が 必要なのです。‥‥7ケタの。 |
裁: |
”なななけた”‥‥ ま。まさかッ! |
成: |
”な”が1つ多いようです。 裁判長‥‥ <<7777777>>‥‥ IDカードの番号と一致しました。 巌徒局長! あなたは事件当日、 証拠保管庫に入ったのです! |
裁: |
静粛に! 静粛にッ! 巌徒局長! いかがですかッ! |
巌: |
‥‥‥‥‥‥ いかがも何も、さあ‥‥ こんな捜査、認められると 思ってるのかなあ‥‥ |
御: |
その件については、私が全力で 弁護士の罪を追求しよう。 しかしッ! 今は、セツメイをおねがいしたい。 この、IDカードの 使用についてッ! |
巌: | ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
裁: |
巌徒局長! あなたは‥‥認めるのですか! あの日、事件当日。 証拠保管室に入ったことを! |
巌: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ あのね。ボク、局長なワケ。 保管室ぐらい、スキに入らせてよ。 トイレ行くのと、いっしょでしょ? |
御: |
‥‥ひとつ、カクニンしたい。 証拠保管庫に入ったとき‥‥ ヒトリ、だったのだろうか? |
巌: |
トイレと保管室はね! ヒトリで行くコトにしてるんだよ。 |
成: |
‥‥もしかしたら、多田敷捜査官と いっしょ、だったのでは? |
巌: |
そ。そんなワケ、ないでしょ。 ここ数日、カレとは会ってないね! |
成: |
‥‥巌徒局長。今の発言は 大きなミスでしたね。 あの日。あなたは、多田敷捜査官に 会っていなければならないのです! |
裁: |
いったい、これは どういうコトですか! ここは、宝月 巴の罪状を 審理する場のハズですッ! |
御: |
‥‥それはちがう、裁判長。 ここは、<<真実>>を アキラカにする場なのだッ! 事件当日、巌徒局長が被害者と 会ったのであれば‥‥ そこに”何があったか”‥‥ 我々は、最後まで追求するッ! |
裁: |
それならば、弁護人! 証拠品の提示を求めます! 事件当日! 被害者が、局長に 会いに行ったというコンキョは! |
成: |
多田敷さんは、事件当日。 IDカードを紛失していました。 |
御: |
むしろ‥‥罪門 恭介によって 盗まれた、と言うべきだろう。 |
成: |
‥‥だから、彼は <<遺失物届>>の書類を書いた。 その、提出先は‥‥ あなたですね、巌徒局長! |
巌: |
でもさあ。その書類をキミが 持ってる、ってコトは‥‥ ジッサイに、それを 提出したかどうかは‥‥ |
成: |
提出したのです。 なぜなら、多田敷さんは‥‥ あの日。どうしても、保管室に 入る”必要”があったからです! |
裁: | ”必要”‥‥というのは? |
成: |
モチロン、 証拠品の<<申し送り>>です。 |
裁: | あ‥‥‥ |
成: |
多田敷捜査官は、書類を持って あなたのところへ報告に行った。 そして‥‥ あなたは、そのとき。 多田敷捜査官といっしょに、 証拠保管庫へ入ったのです! |
巌: |
ボクと、アイツが‥‥ いっしょに? |
成: |
それ以外に、多田敷さんが 保管室に入る方法は、ありません。 |
巌: |
つまり‥‥キミは、あくまで。 こう主張するつもりなんだ。 ‥‥このボクが、 多田敷ちゃんを殺害した、と。 |
成: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ そのとおりです。 |
裁: |
しかし! ”いっしょに入った” とは、かぎらないのでは‥‥? 巌徒局長は、IDカードを ”貸した”だけかもしれません。 |
巌: |
あ。言われてみれば‥‥ たしかに、そんな気もするような |
御: |
ザンネンだが‥‥ それはもう、通らない。 |
巌: | ! |
御: |
使用記録によれば、あなたのカード は、一度しか使われていない。 しかし。先ほど、あなたは ご自分のIDカードを見せた。 ‥‥もし。多田敷捜査官に ”貸した”のであれば‥‥ そのカードは、彼の死体から 発見されるハズではないかッ! |
巌: |
‥‥く‥‥ クソがァァァァァァァァァァァッ! |
裁: |
ま、まさか‥‥巌徒局長! あ。あなたが‥‥多田敷捜査官を! |
巌: | ‥‥‥‥‥‥ |
成: |
おそらく‥‥事件は、 突発的に起こったのでしょう。 事件の舞台に、警察局内を 選ぶ者はいませんからね。 犯行後‥‥あなたは、検事局の ともえさんに連絡をとりました。 モチロン‥‥多田敷さんの死体を ”かたづけさせる”ためです。 |
御: |
しかし‥‥ 多田敷捜査官の死体は、検事局の 地下駐車場で発見された。 いったい‥‥どうやって、 死体を移動させたと言うのか? |
巌: |
ちなみに。ボクあの日、 警察局を離れなかったんだけどね。 |
御: |
宝月主席検事も、式典後はずっと 検事局にいたことがわかっている。 |
成: |
それは知りませんでした。 ‥‥しかし、巌徒局長。 あなたは、警察局長です。 ‥‥部下を使うことができる。 |
巌: |
なに? 警官をつかまえて ボクが命令した、ってワケ? 『あ。キミ。チョイと検事局に、 死体を届けてね』‥‥なんて。 |
成: |
巌徒局長。検事局に 死体を運んだ<<方法>>‥‥ あなたはしっかり、手がかりを 残してくれているんですよ。 (‥‥そう。一見、なんの イミもない”手がかり”を‥‥) |
裁: |
いったい‥‥どうすれば! 死体を運ぶことができたのか? 弁護人に、証拠品の提示を おねがいしましょう! |
成: |
巌徒局長は、死体を運ぶために‥‥ コイツを使ったのです! |
成: |
‥‥これが、多田敷さんの死体を 運んだ方法です! |
裁: |
それは‥‥ ドライバー、ですかな? いったい、この事件に なんのカンケイが‥‥ |
成: |
御剣検事。思い出してください。 事件当日のコト‥‥ なぜ、このドライバーが ここにあるのか‥‥? |
御: |
そ、それは‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥ あ‥‥ああああ‥‥ッ! |
御: |
『ただ‥‥たのまれただけだ。 巌徒局長に。 検事局のオフィスで保管して おいてほしい、と言われた。 とにかく‥‥事件の日、私は これを持って戻ってきたのだ。』
|
御: |
あの日‥‥ 警察局の式典のあと。 私は、検事局へは戻らない つもりでいた。 |
成: |
しかし‥‥きみは戻った。 ”巌徒局長にたのまれた”から。 |
御: | ま、まさか‥‥ッ! |
成: |
死体は、御剣検事のクルマの 後部トランクから発見されました。 ‥‥これ以上、カンタンな ハナシはありません。 死体は、そのクルマで 運ばれたのです! |
裁: |
御剣検事のクルマに‥‥ 多田敷捜査官の、死体がッ! |
成: |
それとも‥‥ セツメイできますか? 巌徒局長。 なぜ、半年も前に解決した事件の 証拠品を、わざわざ運ばせたか? |
巌: | ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
成: |
そのコタエは、1つしかない。 死体を、検事局に届けるため‥‥ そこで待っている、協力者‥‥ 宝月 巴に引きわたすためです! |
裁: |
静粛に! 静粛に! 静粛にッ! これは‥‥どういうことですか! 苦しまぎれに聞こえた、弁護人の 主張には‥‥反論の余地がない! |
成: |
‥‥おキョウさんが撮影した、 この写真を思い出してください! これは、死体をトランクにつめて 運び出すところではなかった。 むしろ、その”逆”‥‥ |
御: |
トランクから、死体を取り出そうと しているところだったのかッ! |
裁: |
巌徒局長! ‥‥何か、おっしゃるコトは! |
巌: |
‥‥そう、ねえ‥‥ ”時間切れ”ってトコ、かな。 |
裁: | な。なんですか‥‥? |
巌: |
ワルいんだけどさあ。 これから、ボクね。 ゴハン食べに行くワケよ。 地方検事局長クンとね。 |
成: |
何を言ってるんですか! まだ、尋問の途中で‥‥ |
巌: |
‥‥あのね、ナルホドちゃん。 はじめから、言ってるよね。 警察局長には‥‥ いろんな武器がある、ってさ。 |
成: | ‥‥ま。まさか‥‥ |
巌: |
<<証言の拒否権>>‥‥とかね。 ボク、使わせてもらうから。 |
裁: |
な。なんですと‥‥! しかし‥‥局長。証言を キョヒする、ということは‥‥ それなりの”キケン”も あるワケですが‥‥ |
御: |
ここまで来て、逃げる つもりかッ! 巌徒局長! |
巌: |
”逃げる”‥‥‥? 笑わせないでよ、御剣ちゃん。 |
御: | ‥‥! |
巌: |
『ボクが、多田敷ちゃんを刺した』 ‥‥そんなコト、言ってたよね? 決定的な証拠があるんなら、さ。 見せるヒマはあったでしょ? |
成: | そ、それは‥‥ |
巌: |
ボクが、トモエちゃんに ”死体”の始末をたのんだ? だったらさあ。 さっさと、その証拠を見せなよ。 |
裁: |
‥‥ふむう‥‥ 何度も言いますが、 巌徒氏は、現職の警察局長です。 決定的な証拠のない告発など、 ユルされるワケがありません。 ‥‥弁護人。 |
成: | は‥‥はい。 |
裁: |
いかがですか? 決定的な証拠はあるのですかな? ”巌徒局長が、多田敷捜査官を 殺害して、死体を始末させた” |
成: |
(決定的な”証拠”‥‥ どうなんだろう‥‥?) |
成: |
(‥‥カクシンのない証拠を つきつけても、イミがない‥‥) 現時点では‥‥ 決定的な証拠は、ありません。 |
巌: |
フン! どうよ? 聞いたでしょ、チョーさん。 |
裁: |
‥‥どうやら‥‥ 本法廷は、あなたに重大な ペナルティを与えざるを得ません。 |
成: | え‥‥‥ |
巌: |
ボクね。負ける勝負は しないことにしてるワケ。 やっぱり‥‥勝利の女神は今回も、 ボクのミカタ、だったみたいだね。 ‥‥じゃ、チョーさん。 あと、ヨロシクね! |
裁: |
最初に言ったはずです。 これは‥‥この国の司法の トップに対する挑戦だ、と! |
成: |
う‥‥‥‥‥‥‥‥ うおおおおおおおおおおおおおッ! |
御: |
‥‥<<勝利の女神>>‥‥か。 いいコトを言ってくれた。 |
裁: |
ど、どういうことですか! ‥‥御剣検事ッ! |
御: |
この審理の行方を 知っている、<<女神>>‥‥ 我々はまだ、彼女とコトバをかわす 光栄を、味わっていないようだ。 |
成: |
(審理の行方を知っている<<女神>> ‥‥つまり、<<証人>>!) |
御: |
決定的な証拠がない以上‥‥ 残る立証の手段は<<証言>>だ。 |
成: |
でも! 巌徒局長は、 <<証言の拒否権>>を‥‥! |
御: |
ひとりだけ、いるはずだ。 この状況に、決着をつけるコトが できる証人が‥‥ここに! |
裁: |
いったい‥‥ダレですか! 御剣検事ッ! |
御: |
フッ‥‥‥ お忘れのようだ、裁判長。 本日、この法廷においては‥‥ 証人の選定は、すべて。 弁護側にゆだねたことを。 |
裁: |
‥‥弁護人。そのような証人が はたして、存在するのですかな? |
成: |
(”彼女”が真実を語ってくれるか どうかは、わからない‥‥ しかし‥‥ここで 立ち止まることは、できない!) ‥‥わかりました。 最後の証人の喚問を要請します! |
裁: |
被告人‥‥ 宝月 巴さん、ですか! |
成: |
2月21日の、5時15分。 事件が”起こった”時間‥‥ 彼女は、あの地下駐車場にいた。 死体を”始末”するために! そう。‥‥”ある人物”の 指令によって! |
裁: |
ふ、ふむう‥‥ いかがですか、御剣検事! |
御: | ‥‥検察側に、特に異議はない。 |
裁: |
‥‥ここで、 最後の休憩をとりたいと思います。 15分後、被告人・宝月 巴さんの 証言を聞きましょう。 それでは、これより休憩に入ります |
?: | ちょっと。いいかなあ。 |
裁: |
が‥‥‥巌徒局長! ゴハンに行ったのでは‥‥? |
巌: |
‥‥聞こえてるよねえ? トモエちゃん! |
成: |
(ともえさんに‥‥ 語りかけている‥‥?) |
巌: |
わかってると思うけどさ。 弁護士の主張を認めたら‥‥ トンでもないコトに なっちゃうからね。 |
御: | ‥‥‥! |
巌: |
‥‥そうなんだよ。 罪門 直斗を殺したの‥‥‥ 妹ちゃん、ってコトになるから。 |
成: |
あ‥‥ッ! (し、しまった‥‥!) |
巌: |
バカげたコトだと思うけどさ。 まあ‥‥よく考えたほうが いいんじゃないかなァ‥‥ じゃッ、そういうことで。 ボク、ちょっと ゴハン食べてくるから。 |
裁: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥ あ。で、では。そういうコトで! これより、15分間の 休憩に入ります! |
地方裁判所 被告人第2控え室 | |
御: |
なんとか、ここまで つなぐことができたな。 |
成: |
‥‥ああ。 おまえのおかげだよ、御剣。 |
糸: |
それにしても‥‥ さすが、局長殿ッスね。 |
成: | あ! ‥‥イトノコ刑事! |
糸: |
ハッハッハッ。 もう、”刑事”じゃないッス。 |
成: | すみません! ぼくのせいで‥‥ |
糸: |
気にするコト、ないッス。 自分は、強く生きていくッス。 ‥‥アンタの事務所でッ! |
成: | え。 |
糸: |
自分が、かわりになるッス。 ‥‥あの、チョンマゲの子のッ! |
成: |
(もしかして‥‥ 真宵ちゃんのコト、か‥‥?) |
糸: |
‥‥でも。今度こそ、もう 手の打ちようがないッスよねえ。 あの局長に、バッチリ! 先手を打たれちまったッス。 |
成: |
証言を拒否するコトができる、 なんて‥‥反則ですよ! |
御: |
‥‥フッ。 落ちつくことだ、成歩堂。 思い出してみたまえ。 裁判長も言っていただろう。
|
裁: |
『しかし‥‥局長。証言を キョヒする、ということは‥‥ それなりの”キケン”も あるワケですが‥‥』 |
成: |
”キケン”‥‥か。 でも。どういうことだ? |
御: |
カンタンだ。 ”すべての証言を、拒否できる” これを”逆”に考えれば‥‥ |
?: |
いっさい”発言できない” ‥‥ってコト、ですね! |
成: |
あかねちゃん! ‥‥もう、大丈夫なの? |
茜: |
あたし、医務室で目がさめて‥‥ さっきは、傍聴席にいたんです。 |
成: |
(聞いていたのか‥‥あの裁判) あの‥‥ゴメンね。 ヒドいコト、言っちゃって。 |
茜: |
いいんです。 ゼンブ、ホントのコトだから。 それに、フシギ。あたし‥‥ ちょっとだけ、ウレシイんです。 |
成: | ”ウレシイ”‥‥? |
茜: |
‥‥やっと。 ホントのコトが、わかったから。 お姉ちゃんは‥‥ この2年間、ずうっと。 あの局長さんの、言いなりに なっていたんですね。 あの‥‥ あたしのために。 |
御: |
主席検事として検事局に 異動してきてから‥‥ ”宝月 巴は、ヒトが変わった” ‥‥彼女を知る者は、そう言う。 おそらく‥‥そのほうが、 やりやすかったのだろう。 |
糸: | ”やりやすい”というのは‥‥? |
御: |
巌徒局長の指令だ、モチロン。 <<ねつ造>>や<<トリヒキ>>‥‥ 任務をこなすには、冷たい仮面を かぶっていたほうがいい。 |
成: | (そういうことか‥‥) |
茜: |
ゼンブ‥‥あたしのせい、 だったんですね。 ‥‥あたしが、罪門さんを‥‥ 死なせちゃったから。 |
糸: |
アンタがワルいワケじゃないッス! ワルいのは‥‥その。 世の中ッス! |
茜: |
巌徒局長も、あたしのココロまで <<ねつ造>>するコトは、できない。 あたし‥‥やっぱり。 つき飛ばしたんです。 |
成: | そう‥‥なんだ。 |
糸: |
さあ! そろそろ、時間ッス。 サイゴの幕が上がるッス! |
成: |
じゃあ、あかねちゃんは ここで‥‥ |
茜: | あたしも行きます。 |
成: | ! |
茜: |
あたし‥‥ この目で、見たいから。 お姉ちゃんが、 ホントのコトを言うのを。 |
御: |
‥‥行こう、成歩堂。 今度こそ、最後だ。 |