第2話『逆転連鎖の街角』探偵パート1日目(その5)

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王泥喜 法介…紺
成歩堂 龍一…黒
成歩堂 みぬき…赤
裁判長…緑
牙琉検事…茶
宝月 茜…桃
北木 滝太…水
北木 小梅…青
北木 常勝…灰
並奈 美波…紫
矢田吹 麦面…黄土
河津 京作…黄緑
引田(偽)…黄
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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同日 某時刻
引田クリニック

成: やあ。また来たね。
困ったことでもあったかな。
み: オドロキさん。パパに
報告したいことがあるんですよねー。
王: いや、みぬきちゃん。
オレは別にいいって。
成: おやおや。今度はどんな問題が
起こったんだい。
王: モンダイなんて、ありませんよ。
弁護の依頼を受けただけです。
成: なるほど‥‥。
たしかに、それは困ったなあ。
王:え‥‥?
成: だって、ホラ。ぼくはもう、
弁護士は辞めているからねえ。
王: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
オレの依頼ですよ!
成: あ、そうか。そういえば、
オドロキくんは弁護士だっけ。
王: (ゼッタイ、ワザとだ!)

(「殺人事件」を聞く)
成: ‥‥それで。
”弁護の依頼”っていうのは?
王: 人情公園の
殺人事件なんですケド。
み: 殺人現場でね! ムギツラさんの
屋台も見つけたんだよ!
成: ‥‥なるほど。
それは、たしかに奇妙な事件だ。
ぼくも聞いたことがないよ。
‥‥屋台が凶器の事件、とはね。
王: ‥‥たぶん、凶器は
ベツのものだと思います。
成: なんだ。凶器は
まだ、わかってないのかい?
み: だって、ヘンな刑事さんが
調べさせてくれないんだもん!
白衣を着てるんだよ!
‥‥刑事のクセにさ。
成: 白衣? ‥‥なるほど。
現場の責任者、彼女だったのか。
王: ‥‥知ってるんですか?
あの刑事さんのコト。
成: ‥‥まあ、ね。

(「茜との関係」を聞く)
王: 彼女のコト、知ってるんですか?
‥‥やっぱり。
成: ‥‥10年ぐらい前かな。
ある事件で知り合ったんだ。
そのときは、まだ。
高校生だったけどね。
王: (なんだよ。オレとあまり
変わらないトシじゃないか)
み: さすが、パパ! ケーサツ関係の
人たちには顔が広いね。
あ。そうだ! ‥‥もしかして、
あの人のことも知らないかな?
王: あの人‥‥?
み: みぬき、知りたいの。
バイクに乗った”王子様”のコト!
成: おうじさま‥‥かぁ。

(「ナゾの王子様」を聞く)
成: オドロキくん。みぬきの言う
”王子様”というのは‥‥?
父親として、聞き捨てならないな。
王: 事件現場で会ったんですよ。
牙琉先生にそっくりな男に‥‥。
成: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥
そう、か。
王: ‥‥知ってるんですか?
成: それはきっと‥‥
牙琉 霧人の”弟”だね。
王: おとうと‥‥ですか?
成: ぼくにとっても、
知らない男じゃない。
牙琉 響也(がりゅうきょうや)。
ロックでコシャクな男さ。
み: ”きょうやさん”っていうんだ。
ステキなヒトでしたよねー!
王: (牙琉先生に、弟がいたなんて!
でも‥‥
どうして、あんな所に‥‥?)
成: ‥‥近いうちに、また出会うことに
なるかもしれないね。
‥‥ああ、そうだ。
公園の調査ができなくて
困ってるんだっけね。
み: そうなの。あの刑事さんが
ダメだ、って!
成: ‥‥事務所のシルクハットの中に、
丸いビンに入った、白いコナがある。
そいつを、彼女のトコロに
持っていくといいよ。
王: ”白いコナ”‥‥?
(ヘンなクスリじゃないだろうな)
成: なあに。持って行けばわかるさ。
‥‥それじゃ。彼女によろしく。

(「成歩堂なんでも事務所」に移動する)

(「シルクハット」を調べる)
王: えーと。成歩堂さんが言ってた
”シルクハット”って、コレかな。
どれどれ‥‥。
お。コレか‥‥。
み: あ! それは‥‥!
王: みぬきちゃん、知ってるの?
み: たしか、子供のころ、
パパの机の引き出しで見つけて‥‥
おサトウだと思ってなめたら、
怒られちゃいました。
王: (ますます、あやしいな‥‥)

<<白いコナ>>をおそるおそる
ポケットに入れた。
み: とにかく、あの刑事さんのところに
行ってみましょうか!
刑事さんに聞けば、
コナの正体も分かりますよ!

(「キタキツネ組邸前」に移動する)

(「人情公園内」に移動する)

(「白いコナ」をつきつける)
王: あの‥‥これ。なんですけど‥‥
茜: あ! これ! もしかして!
王: ウチの事務所から
持ってきたんですけど‥‥
茜: あなた‥‥
成歩堂法律事務所のヒトなの?
王: え。ええ、まあ‥‥
み: 宝月刑事さん‥‥パパと、
どういうカンケイなんですか?
茜: ぱ‥‥ぱぱ‥‥って! あの。
シツレイですが、あなたは‥‥
み: あ。ムスメです。
成歩堂 みぬきと申します。
茜: えええええええええええッ!
成歩堂さんに、ムスメさんがッ!
み: かなり、ショックを
受けてますね。
茜: と。とにかく。成歩堂さんの弟子と
ムスメさんということなら‥‥
協力しないワケにはいかないね。
うん! よろしくね!
王: は、はい。よろしくおねがいします。
(弟子、じゃないんだけどな‥‥)
茜: これはね。指紋を
採取するためのコナなんだけどね。
王: しもん‥‥
茜: 思い出の品ってヤツかな。
成歩堂さんと、あたしの。
王: (コナの思い出‥‥か)
茜: 手のアトが残った証拠品を
見つけたら、言いなさいね。
指紋、取ってみましょう!
王: (なんだなんだ。
急にイキイキしてきたぞ‥‥)

(「事件のこと」を聞く)
茜: ごらんのとおり。ゆうべの深夜、
通報があって発見されたの。
‥‥あの人形と同じ状態で、ね。
王: でも、どうして‥‥
茜: ”どうして死体が屋台を
引いてるのか?”‥‥
ヤボなこと、聞かないでね。
あたしが聞きたいぐらいだから。
王: それじゃあ、死因は‥‥?
茜: コメカミに、弾痕がひとつ。
‥‥ピストルで撃たれたみたい。
み: ピストル‥‥
茜: フツーのヒトが、おいそれと
入手できるものじゃないわ。
王: (警察官か‥‥
ヤクザでもないかぎり、か)
茜: ちなみに、被害者の名前は
宇狩 輝夫(うかりてるお)。
さっき、解剖記録が
届いたばっかりなんだけどね。

証拠品<<宇狩輝夫の解剖記録>>の
データを法廷記録にファイルした。
茜: ホントに、もう!
なんなのかな、これ。
ナゾの屋台を引いて、あたしが
逃げちゃいたいぐらいだよ。
み: なぞのやたい‥‥
ね。教えてあげましょうよ!
刑事さんに!
この屋台の”正体”を!
茜: なにそれ。テキトーなこと
言ってるんじゃないでしょうね。
王: オレたち、その屋台が
どこから来たのか知ってますよ。
‥‥この屋台の持ち主は‥‥

(「矢田吹 麦面」を選択)
茜: ‥‥‥‥‥‥
ダレ? このオジサン。
王: <<やたぶき屋>>のご主人です。
この近所の、名物らしいですよ。
み: <<やたぶき屋>>のみそラーメンは、
この辺じゃジョーシキです!
茜: へえ、やるじゃない。
さすが、成歩堂さんとこの子たちね。
これで、手間がはぶけるわ。
ありがとう。

証拠品<<屋台>>のデータを
法廷記録にファイルした。
み: それで‥‥被害者、
どういうヒトなんですか?
茜: なんでも、お医者さんみたいよ。
王: お医者さん‥‥?
(なんか、心当たりがあるような)

(「刑事さんのこと」を聞く)
茜: ああ。あたし?
名前ばかりの現場責任者よ。
王: (‥‥宝月 茜刑事、ね)
茜: 科学捜査官になるため、
最近、この国に帰ってきたの。
み: もしかして、アレ。
”りゅーがく”ってヤツですか?
茜: ま。そんな感じかな。
アメリカでベンキョウしてきたワケ。
”カガク捜査”のなんたるか、をね。
それなのに‥‥
刑事課なんかに配属されてさ。
み: じゃあ、アメリカの警察官に
なればよかったですね。
茜: うん、まあね‥‥でも。
こっちには、お世話になったヒトが
いっぱいいるから。
王: (”お世話”‥‥そのトシでもう、
刑務所のヤッカイに‥‥)
茜: ナニよ? その失礼な目つきは。
‥‥ムカシね。
あたし、事件に巻きこまれて。
そのとき助けてくれたのが‥‥
成歩堂さんたちだったの。
み: そう、だったんですか‥‥
王: (ひさしぶりに帰ってきた、
ということは‥‥
成歩堂さんの”事情”‥‥
何も知らないのかな)

(「被告人のこと」を聞く)
王: あの‥‥被告人のコト、
聞かせてもらえますか。
キタキツネ一家の
ひとりムスコさん、とか‥‥?
茜: 北木 滝太(きたきたきた)ね。
組長のムスコかなんか知らないけど、
かなり暴れてるみたい。
‥‥取調べ室で。
み: そうなんですか。
王: そもそも。どうして彼が
タイホされたんですか?
茜: ‥‥‥‥‥‥
たしか。あなた、弁護士だったよね。
もしかして、彼の弁護を?
王: え。ええ、そうですけど。
茜: カレ‥‥ね。
犯行の瞬間を目撃されているの。
王:え‥‥
茜: その目撃者が、通報してくれたワケ。
明日の法廷に、証人として立つわ。
み: えええええッ!

(「被害者のこと」を聞く)
王: 被害者のこと、
もう少し教えてもらえませんか?
茜: ええとね。この近くの
病院の院長さんみたい。
けっこう、お金持ちって
ウワサでね。‥‥ああ。
病院の名前は、<<宇狩外科医院>>ね。
み: そういえば、
パトカーが停まってましたね。
茜: あれ。知ってるの?
王: ええ‥‥たまたま、ですけど。
(オレは、屋台盗難事件のコトを
刑事さんに話した)
茜: ‥‥なるほどねえ‥‥
じゃあ、この屋台は‥‥
この院長センセイが盗みだして、
ここまで引いてきたことに‥‥
王: そうなりますね。たしかに。
茜: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
どうして?
王: オレに聞かないでくださいよ。

(「ゴミ箱」を調べる)
王: (‥‥ナニか、手がかりに
なるものは、と‥‥)
み: オドロキさん、スキですよね。
ゴミ箱あさるの。
王: うるさいな‥‥あ。
こ‥‥こんなところに、
また。パンツがッ!
み: オドロキさん、上手ですよねー。
パンツ見つけるの。
王: うるさいな。
それより、これ。もしかして‥‥?
み: み。みぬきのじゃありませんよ!
王: (まさか‥‥コイツも
”盗品”なのか‥‥?)

証拠品<<パンツ>>のデータを
法廷記録にファイルした。

(「小刀」を調べる)
王: これは‥‥小刀、だぞ。
茜: 専門用語で”ドス”と
呼ばれる刃物ね。
み: せんもんようご‥‥さすがです!
茜: 被告人の北木 滝太は、
極道一家のムスコだから。
警察では、彼の持ち物と
考えてるらしいわね。
王: (あれ。でも‥‥凶器は、
ピストル‥‥なんじゃ‥‥)
ん? この、カタナ‥‥
手のアトが残ってますね。
茜: 手のアト‥‥それって、
”指紋”がとれるかもしれないな。
よし!
ちょっと、やってみようか!
さてと! まずは、
検出する指紋を選ばないとね。
王: 指紋を‥‥選ぶ?
茜: ほら、小刀の柄をよく見て。
いくつか
指の跡が残ってるでしょ?
み: ほんとだ。
黒く残ってます!
茜: その中から、どの指を検出するか、
選ばないとね。

(一番色の濃い指紋を選択)
茜: よーし! それじゃあ
さっそく検出してみようか!
王: (刑事さん、カラダ中で
ギラギラしているぞ‥‥)
茜: まずは、このアルミ粉を、
指紋の上にふりかけまーす。
スクリーンをさわれば、
ほら。こんな風に‥‥
アルミ粉は指紋に吸着するから、
ある程度ふりかけたら‥‥
今度は、吹き飛ばしてね!
み: ふ。”ふきとばす”‥‥?
茜: ジッサイ、息を吹きかけるの。
ふーって。
み: わあ! すごい! すごい!
茜: ふふん。どう、わかった?
面白いでしょー。
王: (よーし。
とにかく、やってみるか!)
茜: ちなみに、粉をまんべんなく
ふりかけるのがポイントだからね。

(指紋検出)
茜: お! キレイに出たね!
なかなかやるじゃない。
じゃあ、次は照合するからね。
警察にサンプルがあるから、
指紋のヌシが誰か、調べるの。
王: なるほど‥‥。
手間がかかるものなんですね。
茜: それじゃあ。この指紋の持ち主だと
思う人物を選んでみて。
このドスがダレのものか‥‥
だいたい予想はつくでしょ?

(「北木 滝太」を選択)
王: やっぱり‥‥指紋は
被告人のもの、か‥‥
茜: ね? スゴいでしょ? カガクは。
これぞあたしの生きる道よねー。
み: おねえさん、
ハダがつやつやしてきました。
王: ‥‥そのかわり、
オレのハダはかさかさだよ。
茜: ま。気を落とさず、
次にがんばるコトね。
み: オドロキさん。どんまい。
王: (まだ、裁判すら
始まっていないんだけど‥‥)

証拠品<<小刀>>のデータを
法廷記録にファイルした。
茜: そういえば‥‥カンジンの
依頼人には、もう会ったの?
王: あ。‥‥いいえ、まだ‥‥
茜: 面会時間、そろそろ
終わっちゃうからね。
テキトーに切り上げて
行っておいたほうがいいよ。
王: ‥‥そうですね。
(目撃証人はいる、指紋のついた
小刀は見つかる‥‥
なんか、イヤな感じだケド‥‥)
茜: ま。アンタのトコの事務所の
伝統みたいなもんでしょ。
王: (いらないよ。そんな伝統‥‥)

(「キタキツネ組邸前」に移動する)

(「成歩堂なんでも事務所」に移動する)

(「留置所」に移動する)


同日 某時刻
留置所 面会室

看: ‥‥スミマセン。
面会時間は終了です。
王: で、でも!
あと3分あるじゃないですか!
看: いちおう申請はしてますけどね。
ムズカシイと思いますよ。
いま、お父さんが独房のほうで、
お話しをしていますから。
み: おとうさん‥‥
看: キタキツネ一家組長・北木 常勝
(きたきつねかつ)本人ですよ。
王: (うわあ‥‥会いたくないな‥‥)
?: ‥‥死ねッ! クソがッ!
?: ‥‥死にかけているのは
キサマのほうだッ!
王: ‥‥‥‥‥‥‥‥
み: ‥‥‥‥‥‥‥‥
看: あ。来たみたいですね。
王: (うお。ものすごい威圧感‥‥
‥‥でも。
なんだ? あのエプロンは‥‥)
?: あなたが‥‥
滝太の弁護士、ですかな?
王: は、はいッ!
常: キタキツネ一家・4代目組長の
北木 常勝です。
王: あの。ムスコさんのハナシを
聞きに来たんですけどッ!
常: ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
オドロキさん。
王:はいッ!
常: ムスコは、無実です。
サツジンなどやっていない。
万が一にも、有罪になどなって
もらっては困るのですよ。
‥‥わかりますね‥‥?
王: がんばります! もちろん。
常: がんばるだけではダメなのですよ、
この世の中。
もし、万が一の場合‥‥
その真実を思い知るでしょう。
その、短い人生の最後に。
王: (うぐぐ‥‥
急にサムくなってきたぞ‥‥)
滝: ふざけんなよ! クソオヤジがッ!
いつまでも、オレを
コドモ扱いするんじゃねえよ!
オレだって! オレだって!
シュラバをくぐるぐらい、
なんてコトねえんだよ!
王: あなたが‥‥滝太さん、ですか‥‥
滝: 極道は、刑務所に入ってこそ
オトコだ!
いいさ。キッチリつとめあげて、
ハクをつけて帰ってきてやらァ!
常: いいかげんにするのだッ!
すみませんねえ‥‥弁護士さん。
いつもは、やさしい子なのですが。
王: (そ。そうは見えないけど)
滝: はっはっはァ! 今度ばかりは
オヤジの世話にはならねえぜ!
ああそうさ! やったのはオレだ!
裁判なんかいらねえさ!
常: ‥‥とにかく。
今日は帰ってもらえませんか。
明日‥‥
よろしく、たのみますぞ。

王: 面会時間が終わって‥‥ケッキョク、
依頼人とは話すことはできなかった。
み: でも! 今日はいろんな
事件を解決したじゃないですか!
みぬきのパンツも見つかったし。
楽しかったな。みぬきなりには。
王: ‥‥そのかわり、イチバン重要な
事件がまったく手つかずだけどね。
(こんなで‥‥大丈夫なのか?
明日の裁判‥‥)
み: あ。じゃ、みぬき。
そろそろお仕事の時間だから。
<<ビビルバー>>‥‥近所だから。
よかったら、見にきてくださいね!


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