第2話『逆転連鎖の街角』探偵パート2日目(その3)

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王泥喜 法介…紺
成歩堂 龍一…黒
成歩堂 みぬき…赤
裁判長…緑
牙琉検事…茶
宝月 茜…桃
北木 滝太…水
北木 小梅…青
北木 常勝…灰
並奈 美波…紫
矢田吹 麦面…黄土
河津 京作…黄緑
引田(偽)…黄
(フォントサイズをご都合に合わせて変えて、お楽しみください。量が多いので、最小が オススメ)


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(「ムギツラの過去」を聞く)
王: オヤジさん。もしかして、
”ムカシの職業”って‥‥
麦: ‥‥バレちまったみたいだな。
そう、ワシは外科医だった。
おととしまでな。
み: じゃあ。宇狩さんは、アレですね?
”しゅくめいのらいばる”ってヤツ。
麦: ‥‥アンタ。
ラーメンのネギは好きかい?
王: え。はあ。ワリと。
麦: ちりれんげでスープを飲むと、
かならずネギがまじっている。
ネギ好きにはたまらないが、
ネギ嫌いにもたまらない。
‥‥ワシは、
ネギが大ッキライなんだッ!
いちいち、よけいなところで
味わいのジャマをしてくさる!
アイツがそうだった!
宇狩のネギボウズがッ!
王: ”くされ縁”みたいな
もの、ですか?
麦: ‥‥宇狩 輝夫とワシは‥‥
幼稚園のゆり組の頃から、
何かと張り合っとった。
あのオトコ‥‥かならず。ワシの
選んだ道を、後からついて来た。
そして、かならず。
ワシを追い抜いていくのだ。
王: ‥‥はあ。
麦: そう! 先に外科医になったのは、
このワシなのだ!
ああ、それなのにッ!
あの、ネギボウズめが‥‥ッ!
王: ‥‥新しい容疑者が
見つかったみたいだね。ここに。
み: そんなコト、言っちゃダメです!
麦: ワシは‥‥メスのかわりに
ミソをつかまされたんだッ!
‥‥すまんね。
中年のボヤキを聞かせちまって。
王: いえ。いいですけど。
麦: おワビに‥‥
何か、困ったことがあったら。
ワシんトコに来なさい。
王:え?
麦: アンタら、宇狩のネギボウズの
事件を調べとるんだろ?
王: ええ。そうですけど。
麦: 外科医のコトは
外科医に聞け、ってコトよ。
まあ、何かあったら
ムギツラのオヤジを思い出しなさい。
み: わかりました! ありがとう!
王: (やれやれ。長々とグチを
聞いたのもムダじゃなかったな)

(「キタキツネ組邸前」に移動する)


同日 某時刻
キタキツネ組邸前

み: ‥‥公園の前に、
ヒトだかりができていますよ!
王: 殺人事件があったワケだからなあ。
ヤジ馬が集まってるんじゃないか。
み: でも‥‥女の子のヒメイが
聞こえますよ。
きゃーきゃー言ってます。
王: (あのバイクは、もしかして‥‥)
牙: やあ‥‥おデコくんじゃないか。
王: ‥‥牙琉検事。
牙: 困っちゃったよ。こんなところで、
ファンに見つかるとは。
?: きゃー きゃー カッコイイ!
王: ‥‥この声援、もしかして‥‥?
牙: 最近、アルバムを
出したばっかりだからね。
ホラ。キミも手を振ってみたまえよ。
?: きゃー きゃー カワイイ!
牙: はっはっはっ。
テンションが上がってるからね。
もう、ダレでもかまわないのさ。
王: (なんなんだ、この状況は)
み: あの! 捜査ですか? やっぱり。
牙: まあね。帰ろうと思ったんだが‥‥
バイクがイカれちゃってね。
王: バイクが‥‥?
牙: エンジンがかからないんだ。
排気パイプがつまっちゃって。
み: へえ!
高そうなオートバイなのに、
そんなコトで
こわれちゃうんですか?
牙: どうやら、使っていたオイルが
悪かったみたいでね。
クルマもバイクもいっしょさ。
どんな理由であれ‥‥
排気パイプをふさがれると、
エンジンがかからなくなる。
‥‥はかないモンだね。
キカイなんてさ。
王: オレ、自転車派だから。
よく、わかんないけど。
牙: ま。とにかくぼくは、
修理屋さんに行ってくるよ。
どうも、ここの現場主任さんは、
ぼくがキライみたいだからね。
王: ”現場主任”‥‥あの。
白衣を着た?
牙: そ。キゲンがよくないからね。
やさしくしてあげなよ。
‥‥それじゃ!
?: きゃー きゃー カッコイイ!
王: 宝月刑事さんは、今日も低気圧、か。
み: とにかく、行って
みましょうよ! 公園に!

(「人情公園内」に移動する)


同日 某時刻
人情公園内

王: あれ。なんか、
ちょっと印象がちがうような‥‥
み: きのうは、地面に青いシートが
敷いてありましたから。
王: ああ、そうだっけ。
あ。あそこ。
み: きのうの、白い刑事さんですね。
ゴミ箱に向かって土下座して、
必死にあやまってます。
王: ‥‥カワイソウに。
きっと、捜査が進まなくて‥‥
すこし、アタマがおかしく
なっちゃったんだな。
茜: ちょっと! アンタたち!
ナイショ話なら、聞こえないように
やってくれないかなあ。
王: あ。刑事さん、どうも。
み: なんか、今日も
ゴキゲンななめみたいですね。
茜: ホント、最低ね。
新しい道具はうまくいかないし。
じゃらじゃらした
おニイさんには、やさしくされるし。
み: じゃらじゃら‥‥?
牙琉検事さんのコト、かな。
王: ふつう”ちゃらちゃらした”
って言うんじゃあ‥‥
茜: あのヒトが歩くと、クサリが
じゃらじゃら鳴って、気になるの。
さくさくさくさくさくさくさくさく
さくさくさくさくさくさくさくさく。
王: (この刑事さんが歩くと、
さくさく言って、気になるな)
茜: あーん。やっぱりダメ。
あたし、才能ないのかな。
王: (新しい<<カガク捜査>>を
試してるらしいな)

(「刑事・茜のこと」を聞く)
王: そういえば、刑事さん。
成歩堂さんを知ってるみたいですね。
み: パパと、その。
どういうご関係なんですかっ!
茜: あ。ああ‥‥あたしね。
ムカシ、成歩堂さんに、
お世話になったことがあるのよね。
”助けてもらった”‥‥
っていうか。
王: (そういえば、言ってたっけ。
”事件にまきこまれた”‥‥って)
茜: あたし。アイマイなコトが
ユルせないタチだから‥‥
科学捜査官になるため、アメリカで
ベンキョウしてきたんだよ。
王: でも‥‥
刑事さん、なんですよね? 今。
茜: なんかね。試験に落ちたみたい。
でも! 重要なのは身分じゃない!
カガクのココロだから。
み: そうですよね! ココロですよね!
茜: 今日も、通信販売で
買った、このセット‥‥
鑑識のチームが来る前に
試しまくっちゃうんだからね!
王: (大丈夫かな‥‥)

(「牙琉検事」を聞く)
茜: ちょっと、合わないんだよね。
ああいう、
じゃらじゃらしたタイプは。
王: ”ちゃらちゃら”‥‥ね。
茜: やっぱり検事さんはこう、クールで
ちょっとミケンにシワ寄せて‥‥
”じゃらじゃら”より
”ひらひら”した感じが理想よね!
王: ‥‥まったく
イメージがわかないなあ。
茜: ‥‥それに、そうだよ!
牙琉検事といえば、7年前!
成歩堂さんから弁護士バッジを
取りあげた検事じゃない!
王: ええええッ! そうなんですか!
(あの検事が‥‥!)
茜: ‥‥あなた、
そんなコトも知らないの?
成歩堂さんのトコの子なんでしょ?
王: (”子”ってなあ‥‥)
あの。7年前‥‥いったい、
何があったんですか?
オレ‥‥詳しいコト、
知らないんですけど。
茜: ‥‥自分で調べなさい。
それが、あなた自身のためよ。
み: ‥‥‥‥‥‥‥‥

(「新しいカガク捜査」を聞く)
王: それで‥‥さっきから、
何をしてるんですか?
地面にしゃがみこんで。
茜: あ。聞きたい? 聞きたい?
これなのよねー。買っちゃった!
王: (”買っちゃった”‥‥って、
私物なのか‥‥?)
み: なんですか?
ローラーと‥‥のり、かな?
茜: これねー。”足跡”を
鑑定するためのものなの。
王: あしあと‥‥
茜: 事件当夜、雨が降ってたから。
地面には、足跡が残ってるでしょ?
み: あ。そういえばきのうは、
青いシートが敷いてありましたけど。
茜: うん。地面がぬかるんでたから。
一晩おいて、安定させたワケ。
ホラ。今日の法廷で、
モンダイになったでしょ?
あの、パンツの大学生が
”どこで事件を目撃したか”が。
み: なるほどッ! それで、
ゴミ箱のそばを調べてたんですね?
茜: あ。そうだ!
王: なんですか?
茜: アンタ、やってみない? コレ。
王: え! いいんですか?
オレたち、その‥‥”敵”ですよ?
茜: いいって、いいって。
あたしのトモダチだもんね。
なんていうか、あたし。
ちょっとブキヨウみたいでさ。
さっきから、うまくいかなくて。
み: わあ。みぬき、トクイなんですよ!
手打ちうどんとか。
王: (”足跡検出”‥‥か。
さて。どうしよう?)

(「やってみる」を選択)
王: それじゃあ‥‥
やらせていただきます!
茜: そうこなくっちゃあ!
よしよし。じゃ、説明するね。
えーと、なになに‥‥?
み: 宝月刑事さん、
説明書を広げてますよ!
王: (やれやれ‥‥使うの、
初めてみたいだな)
茜: まず、やっぱり。
調べる足跡を決めないとね。
公園の足跡の場所は、
あたしがマークしておいたから。
そうだなあ。
どの足跡から行こうかな‥‥。
とりあえず、被告人の証言を
たしかめたいから‥‥ここ!
この足跡を調べてみようか!
み: うう‥‥
なんか、ワクワクしますね!
茜: よーし。じゃ、行くよ。
まずは‥‥
『残された足跡に、まんべんなく
石膏を流し込みます』
‥‥はい。やってみて。
王: どうやるんですか?
茜: 画面にタッチすると、
石膏を流し込むから。
こんな風に!
王: (なるほどね。
やってみるかな‥‥)
茜: ビーカーの中の石膏がなくなったら
やり直しだからね!

(石膏を流し込む)
茜: へえ。見かけによらず、
器用にやるじゃない。
王: (見かけによらず‥‥)
茜: それじゃあ、次ね!
えーと。『色が白くなるまで、
石膏を乾かします』か。
タッチしたところに
熱風があたるからね。
‥‥はい。やってみよう!

(ドライヤーで乾かす)
茜: うん、固まったみたいだね。
‥‥サッソク、見てみようか。
うーん。しっかり取れたね。
次はインクをつけないと!
今度は‥‥これ。
ローラーで、
足跡の部分だけインクをのせるの。
ローラーの柄をしっかりにぎって、
動かすんだよ。
ハッキリ出るまで、
ゴロゴロやってみよう!

(インクをつける)
茜: よーし! いよいよね!
足形を取ってみようかねー。
それじゃあ。
いくよー!

(足跡をとる)
茜: それじゃ。照合してみようか。

(「北木 滝太」を選択)
王: 北木 滝太の足跡‥‥か。
茜: やっぱり、あの子はあの晩。
事件現場にいたみたいだね!
み: すごいすごい! なんか、
”カガクしてる”って感じ!
茜: でしょ? でしょお?
”生きてるッ”って感じだよね!
王: (そこまで言ってない)
茜: もっとやってみたかったら、
あたしに話しかけてちょうだい。
‥‥いちおう、
あたしもがんばってみるし。
王: (刑事さん‥‥
異常にうれしそうだな)

(「足跡鑑定」を聞く)
王: 刑事さん。例のアレ、
おねがいします!
茜: お! やる気じゃない!
まだ鑑定してない足跡があるもんね。
‥‥まず、調べる足跡を
決めてちょうだい!

(緑の足跡を選択)

(石膏を流し込む)
茜: うん。オッケー!
いいカンジじゃない。
それじゃあ、次は乾かさないと!

(ドライヤーで乾かす)
茜: オッケー!
じゃあ、取り出してみようか!
うーん。しっかり取れたね。
次はインクをつけないと!

(インクをつける)
茜: よーし! いよいよね!
足形を取ってみようかねー。
それじゃあ。
いくよー!

(足跡をとる)
茜: それじゃ。照合してみようか。

(「河津 京作」を選択)
王: 河津 京作の足跡‥‥か。
これで、彼の証言が
ウラづけられたワケか‥‥
茜: あのパンツドロボーの子は、
ここで事件を目撃したみたいね。

(「もうひとつの足跡」を聞く)
王: 刑事さん。例のアレ、
もう1回おねがいします!
茜: あんたも、カガクのすばらしさが
分かって来たみたいじゃない!
‥‥まず、調べる足跡を
決めてちょうだい!

(赤の足跡を選択)

(石膏を流し込む)
茜: うん。オッケー!
いいカンジじゃない。
それじゃあ、次は乾かさないと!

(ドライヤーで乾かす)
茜: オッケー!
じゃあ、取り出してみようか!
うーん。しっかり取れたね。
次はインクをつけないと!

(インクをつける)
茜: よーし! いよいよね!
足形を取ってみようかねー。
それじゃあ。
いくよー!

(足跡をとる)
み: ‥‥あれ。なんか、
ヘンな”跡”が出てきましたよ。
コレ‥‥クツ、なのかなあ。
茜: たしかに、ヘンだね。
”つるっ”としてるし。
王: そのかわり、木の葉が1枚、
くっついてますけど。
茜: 関係者のクツには、
アキラカに当てはまらないね。
王: (<<謎の跡>>‥‥か)


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