王泥喜 法介…紺 | |
成歩堂 龍一…黒 | |
成歩堂 みぬき…赤 | |
裁判長…緑 | |
牙琉検事…茶 | |
宝月 茜…桃 | |
マキ・トバーユ…黄土 | |
ラミロア…藤 | |
ローメイン・レタス…青 | |
眉月 大庵…紫 | |
或真敷 バラン…薄橙 |
ガリューウエーブ 楽屋 | |
み: | あ‥‥ラミロアさん! |
ラ: |
いったい‥‥ どうなっているのですか? ミスター・レタスが死んだ‥‥ そう聞きましたけれど。 |
王: |
! あれ‥‥ラミロアさん。 話せるんですか? この国のコトバ‥‥ |
ラ: |
あ‥‥ええ。 わたくし、ボルジニア共和国から 招待されてまいりましたが‥‥ わたくし自身は、あの国の 人間ではないのです。 |
み: |
でも! さっきは、 レタスさんが”通訳”だって‥‥ |
ラ: |
ええ‥‥なんといいましょうか。 その方が”ナゾめいていて”ウケが よろしいでしょうと言われましたの。 ミスター・レタスに。 |
王: |
じゃあ、もしかして。 こちらの‥‥ |
マ: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
ラ: |
この子‥‥マキ・トバーユは、 ボルジニアの人間です。 この国のコトバはわかりません。 とにかく。 教えていただけませんか? ミスター・レタスは、 いったい、なぜ‥‥ |
み: |
あ、ラミロアさん。 じつは、レタスさんは‥‥ |
王: | ダメだよ、みぬきちゃん! |
み: | え。 |
王: |
言われただろ、牙琉検事に。 ”何も言うな”って。 |
み: |
そんなあ! だって。ラミロアさん のマネージャーさんなんだよ! カワイソウじゃないですか! なんていうか、アレ。 ”カンケイシャ”ってヤツ。 |
王: |
(その”関係者”だからこそ、 教えられないと思うけど‥‥) |
ラ: |
とにかく、わたくしども‥‥ この部屋で待つように言われて、 とても不安なのです。 |
王: |
すみません。オレも、 この事件を調べているんです。 ‥‥おハナシ、 聞かせていただけませんか? |
ラ: |
もちろん。 協力させていただきますわ。 |
王: |
(‥‥歌と同じように、 しっとり落ちついてる‥‥ やっぱり、イイ人なんだな。 ラミロアさん) |
マ: | ■■■■■■■■‥‥ |
ラ: | どうしたの? マキ‥‥ |
マ: |
■■■■■■■■■■■■■■ ■■■‥‥ |
ラ: | ええ‥‥ヒトリで大丈夫‥‥? |
マ: |
■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■‥‥ |
王: | あの。どうかしましたか? |
ラ: |
この子、知らない人が ニガテなのです。 少し、ソトの空気を 吸ってきたいそうですが‥‥ かまいませんかしら? |
王: |
え。ええ。 モチロン、いいですよ。 |
マ: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
ラ: |
それでは‥‥ わたくしは、何をお話しすれば いいのでしょう‥‥? |
王: |
ボルジニア共和国‥‥って、 北欧の小さな国、なんですよね。 |
み: |
みぬき、聞いたこと ありませんでした。 |
ラ: |
レストランで 歌っておりましたら‥‥ プロデューサー、という方から ご連絡をいただきまして。 いつのまにやら、こんなコトに。 |
み: |
あ。じつは! ウチのおとうさんも、レストランで ピアノを弾いてるんですよー。 |
王: |
妙なユメは見ちゃダメだぞ。 ‥‥でも。ラミロアさん、 ボルジニアの人じゃないんですね。 もしかしたら、 この国のヒト‥‥なんですか? |
ラ: | ‥‥さあ。どうなのでしょうか‥‥ |
王: | アレ。それは”ヒミツ”なんだ‥‥ |
み: |
ホラ。芸能人だから、アレ。 ”イメージ”がダイジなんですよ。 そのへん、 みぬき、よくわかるなー。 |
ラ: |
ふふふ‥‥そのようですわね。 契約書、というのですかしら? <<みだりに他国の言葉を話さない>> というヤクソクをしております。 |
王: | イメージ、ねえ‥‥ |
み: |
イメージだけじゃないんですよ。 音楽だって、キレイですよね。 <<音の絵の具の風景画家>>‥‥ ですよね! |
王: |
なに、それ。 <<音の絵の具>>‥‥? |
み: |
世界中を旅行して、そのときに見た ”風景”を音楽にする‥‥ それがラミロアさんのメロディの 美しさのヒミツなんですよ。ね? |
ラ: | よくご存じですのね。 |
み: |
だって。いつもみぬきのステージで 使わせてもらってますから! ラミロアさんの音楽。無断で。 |
王: | そりゃ、イバっちゃダメだろ。 |
ラ: |
<<音の絵の具の風景画家>>‥‥ それも、ひとつのイメージですわね。 ‥‥みなさんに歌を届けるためには、 必要なことですわ‥‥ |
み: |
ラミロアさん、最近は<<バラードの 女神>>とも呼ばれているんですよ! |
ラ: |
ボルジニアのコトバで”ラミロア” は”女神”という意味なのです。 ‥‥わたくしには、過ぎた名前だと 思うのですが‥‥ |
み: |
マキさん、ていうんですか、彼。 カワイイですよねー。 お人形さんみたい。 |
王: |
彼は、どう見ても ”ヨーロッパ”な感じですね。 |
ラ: |
ええ‥‥ボルジニアのレストランで 歌っていたときに知り合いました。 みなし子だったのですが‥‥ とても美しい音を奏でてくれます。 それで‥‥いつしか、いっしょに 暮らすようになりましたの。 |
み: |
ラミロアさんのイメージどおり、 キレイなおとぎ話みたい‥‥ |
王: |
いつも、手を引いて、 いっしょに歩いてますよね。 |
ラ: |
‥‥なにぶん、マキは 目が不自由なものですから。 最初は、世界中をつれて回るのも どうか、と思ったのですが‥‥ |
王: |
この国のコトバは、わからない みたいですね。 |
ラ: |
ごくふつうのボルジニア人ですから。 プロデューサーと契約するときに、 こちらから条件を出したのです。 ”この子とふたりで <<ラミロア>>だ”‥‥と。 |
ラ: |
レタス氏は‥‥ 新しいマネージャーですわね。 |
王: | あたらしい‥‥? |
ラ: |
3ヶ月ほど前‥‥ ミスター・ガリュウのお誘いで、 この国に来ることが決まりました。 レタス氏には、そのころ、 オフィスでお会いしました。 お仕事の管理と ボディーガード‥‥ ついでに、通訳なども おねがいしておりました。 |
王: |
通訳‥‥でも、この国のコトバは 話せるんですよね? |
ラ: |
ああ‥‥でも、わたくしどもは、 世界をめぐりますものですから。 このあとも、イギリス公演が 控えておりましたの。 今となっては、少しむずかしい 状況かもしれませんけれど。 |
み: |
レタスさんも、ボルジニア共和国の 方なんですか? |
ラ: |
さあ‥‥なにしろ、まだ3ヶ月 ほどのお仕事仲間でしたから。 あまり、 詳しい話はできませんでしたの。 こうしてお亡くなりになっても、 その理由さえ教えていただけない。 少し、サミシイお話です。 |
王: |
す。すみません‥‥ あの。牙琉検事に 止められているものですから。 |
ラ: |
ミスター・レタスは、優秀な スタッフでした。 <<バラードの女神>>‥‥ そのコトバも、彼が私のために 考えてくれたフレーズなのです。 今では光栄なことに、みなさんに なじんでいただけているようですね。 |
王: | ”めがみ”‥‥ですか。 |
み: |
どうかしましたか? オドロキさん。 |
王: |
ラミロアさんは‥‥ ”女神”なんですね? |
ラ: |
ボルジニアのコトバでは、 そうなりますが‥‥ プロデューサーが考えた名前です。 |
王: |
じつは‥‥ とても重要なことなんですよ。 ”女神”がダレなのか‥‥ |
ラ: | どういうこと、なのですか‥‥? |
王: |
‥‥いいでしょう。 あなたには、お話ししたほうが いいと思います。 |
王: |
”めがみ”‥‥ このコトバは、この事件で、 重要な意味を持っているんです。 |
み: | な。なんでですか? |
王: |
オレたちが事件を発見したとき‥‥ じつは、レタスさんは、 まだ”生きていた”んだ。 |
ラ: | え‥‥ |
王: |
そして‥‥オレは、 あの人のコトバを聞いたんだ。 レタス氏の、最後のコトバを‥‥ |
王: |
『れ、レタスさん! だいじょうぶですかッ!』 |
レ: | 『もく‥‥げきしゃに‥‥きけ‥‥』 |
王: |
『もくげきしゃ‥‥目撃者が いたんですね! 誰ですか!』 |
レ: |
『もく‥‥げきしゃ‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥め。めが‥‥み‥‥』 |
み: |
”めがみ”‥‥ ホントなんですか‥‥ |
王: |
そのとき、彼のコトバを聞いたのは オレだけだったけど‥‥ マチガイない! |
ラ: |
ミスター・レタスが‥‥ そんなコトを! 『目撃者に、聞け』‥‥ |
王: |
そして‥‥あなたは”女神”です。 ラミロアさん。 |
ラ: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
王: |
あなたは‥‥ 事件を目撃したのですか? |
ラ: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
王: | ラミロアさん‥‥? |
ラ: |
ところで‥‥あなたさまは、 警察の方、なのですか? |
王: |
え! あ。いえ。 ‥‥オレ、弁護士です。 |
ラ: |
べんごし‥‥ たしか、この事件では‥‥ 誰かがタイホされた、という ニュースは聞いていませんが‥‥ |
王: | ‥‥それがどうかしましたか? |
ラ: |
弁護士は、”依頼人”のために シゴトをするものでしょう? 捜査は、警察のカタに まかせたほうがよろしいですわ。 |
み: | ラミロアさん‥‥ |
ラ: |
もうしわけありませんが、 答えることはできません。 あなたには、 その権利がございませんのよ。 |
王: |
う‥‥ (なぜ、だ‥‥ 事件を目撃したのなら、 ハナシを聞かせてくれても‥‥) |
ラ: |
どうやら‥‥ お話はここまで、のようですね。 |
王: | ‥‥そうですか‥‥わかりました。 |
み: |
あ。コレ! ラミロアさんの ポストカードですよ! |
王: |
へえ‥‥って、見たことない文字が 書いてあるぞ。 |
み: |
ボルジニア語ですよ、きっと。 ラミロアさんの国。 |
ラ: |
<<音の絵の具の風景画家>>‥‥ この国のコトバでは、 そうなりますわね。 よろしかったら‥‥ お持ちくださいな。 |
王: |
(”音楽で風景をスケッチする” ‥‥か。 なかなか、キレイな イメージだな‥‥) |
法廷記録にファイルした。 | |
王: |
そういえば‥‥ このブローチ。 心当たり、ありませんか? |
ラ: |
ブローチ‥‥ああ! そう。わたくしの、かも知れません。 |
王: | ラミロアさんの‥‥ですか? |
ラ: |
ええ‥‥今日も、確かに つけていたのですが。 どこかで、 なくしてしまったみたいで‥‥ |
み: |
あ。たしかに、 落ちてたブローチ‥‥ ラミロアさんがつけてたのと 同じでしたね! |
ラ: |
ありがとうございます。 どこで落としたのかと、 困っていたのです。 |
王: |
(このブローチは、 ラミロアさんのものだった‥‥ しかし。モンダイは‥‥) |
み: |
? どうしたんですか? オドロキさん。 |
王: |
(このブローチは‥‥”殺人現場” に落ちていた‥‥!) |
楽屋前ろうか | |
王: | うわっ! な。なんですか! |
茜: |
あ、ゴメン。いたんだ。 ‥‥って、あんたたち! ドコいってたのよッ! |
王: |
あ。アカネさん! どうしたんですか? なんか、 コワいカオしてますけど‥‥ |
茜: |
タイヘンなのよ! あり得ないコトが起こったの! あーもう、 あんたたちのせいだからねッ! |
王: |
(やっぱり、現場をはなれたのは マズかったか‥‥) |
み: |
ありえない‥‥って、 何があったんですか? |
茜: |
あの、楽屋から‥‥ 現場から、消えちゃったのよ! |
み: | 何が‥‥ですか? |
茜: |
決まってるでしょ! 死体よ、死体! |
み: | え‥‥ |
茜: |
被害者・レタスさんの死体が 消えちゃったのよ! |
み: | えええええええええッ! |
ラミロア 楽屋 | |
王: | あ‥‥牙琉検事。 |
牙: |
その、マヌケなカオ‥‥どうやら、 聞いたようだね。例のニュースを。 |
王: |
はい。”レタスさんの死体が、 消えた”って‥‥ |
牙: |
‥‥見たまえ。 やれやれ‥‥ ゴクロウなコトだよね。 |
茜: |
何を落ちついてるんですか、 検事ッ! 早く、捜索を‥‥ |
牙: | あわてることはないよ、刑事クン。 |
茜: | ‥‥! |
牙: |
すでに、すべての出入り口は 封鎖されている。 この会場から、 死体を運びだすことは不可能だ。 とりあえず、さ。 探してみようよ。死体を。 考えるのは、 それからで遅くないと思うよ。 |
み: |
さすが‥‥落ちついてますね、 ガリュー検事。 |
牙: |
‥‥すぐ見つかるさ。 おもしろくなってきたねえ‥‥ |
王: |
(レタス氏の死体が”消えた”‥‥ いったい、なぜ!) |
み: |
ガリューさんの言うとおりですよ! まずは、みぬきたちも、 探してみましょう! |
大: |
‥‥あのさ。こんな状況で言うのも アレなんだけどよ‥‥ |
牙: | なんだ? ダイアン。 |
大: |
なんか‥‥オレの”エレッチ”も 楽屋から消えてるんだ。 |
み: | えれっち‥‥? |
大: |
ああ。オレのギターさ。 いい名前だろ? |
牙: |
おまえのギターが‥‥ 盗まれた‥‥? |
茜: |
どうやら、今日は。ギターくんたち にとっても災難がつづくようね。 |
牙: |
オーケイ。 とにかく、死体を探すんだ。 ついでに、ギターを拾ったヤツは、 ダイアンに届けてやってほしい。 |
大: |
オレのエレッチは、 拾いもの扱いかよ‥‥ |
茜: |
まったく‥‥ とんでもないコトになったわ。 それもこれも! あんたたちが、ここから 離れたせいなんだからね! |
王: |
‥‥すみません。 (返すコトバもないな‥‥) |
茜: |
‥‥まあ、いいわ。 とにかく、 今は消えた死体を捜すのが先ね。 でも。 アトで、おごってもらうわよ。 カリントウ。10袋くらい。 |
王: |
(おごるのはいいけど‥‥ 食えるのか? そんなに) |
ステージ前 | |
み: |
‥‥あれ。なんか、さっきまでと ”ちがう”気がしますね。 |
王: |
たしかに‥‥というより、 アキラカにね。 |
み: | 調べてみましょうよ! |
み: |
さっきまでは‥‥このステージ、 ”下りて”いましたよね。 |
王: |
牙琉検事とラミロアさんが 歌っていた”タワー”だね。 |
み: |
誰かが‥‥持ち上げたのかなあ。 ここからじゃ、”タワー”を 操作することはできないですね‥‥ ‥‥あ。ステージのワキに ハシゴがありますよ! オドロキさん、アレ。 アレを使えば、とりあえず‥‥ |
王: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ アカネさん、呼んでこようか。 |
み: |
もう! ナニ言ってるんですか! 自分の目でたしかめましょうよ! |
王: |
(高いトコ、 ニガテなんだよな‥‥) |
み: |
つべこべ言ってないで、 登る登る! |
王: |
うううう‥‥ (下から見ると、さほどとは 思えなかったんだけど‥‥ 地上5メートルの”タワー”は、 やっぱり、高い。 しかし‥‥そんな”高さ”も、 今は気にならなかった。 そこに、トンでもないものを 見つけてしまったから‥‥) |
み: | きゃああああああああああああっ! |
王: |
(”タワー”の上で、 オレたちが見たモノは‥‥) ‥‥ギターを抱いた死体と、 ピアニスト、マキ・トバーユ‥‥ |
成歩堂なんでも事務所 | |
王: |
いやいや。ホントに、ゆうべは ヒドいコンサートだったな。 |
み: |
‥‥で。 どーしてマキさんがタイホ されなきゃならないんですか! |
王: |
オレにかみつくなよ! (マキ・トバーユ‥‥ 盲目のピアニスト。 あの少年がローメイン・レタス 殺害の容疑でタイホされた‥‥) |
み: |
あんなカワイイ子が、そんな ヒドいコトできるわけないでしょ! |
王: |
まあ‥‥何か証拠が あったんじゃないのかな。 |
み: |
こんなバカなコト、 どんな理由があっても‥‥ |
牙: | やあ。 |
王: | が‥‥牙琉検事‥‥ |
牙: |
まいったね、ゆうべは。 お見苦しいところを お見せしちゃって。 |
み: |
‥‥それより。 どーしてマキさんがタイホ されなきゃならないんですか! |
王: |
同じテンションで検事に かみつくなよ。 |
牙: |
正直なトコロ、ぼくもツラいさ。 なにしろ、いっしょにステージに 立った仲間だ。ただ‥‥ |
み: | ただ‥‥? |
牙: |
『状況から考えて、彼しかいない』 って。”上”がうるさくてね。 |
王: |
”状況から”‥‥ どういうことですか? |
牙: |
ラミロアさんは、ボルジニアから ”親善大使”として招いている。 だから、事件の早期解決が、 何よりも重要‥‥ 連中には、そんなコトしか 考えられないのさ。 |
王: |
いやいや。 そういうコトじゃなくて。 マキさんしか考えられない ”状況”っていうのは‥‥? |
牙: |
いいかい、おデコくん。 そんなコト。検事であるぼくが、 ホイホイと話すと思うかい? |
王: |
は、はあ‥‥ (こういうときの牙琉検事、 ホントにサワヤカだよな‥‥) |
牙: |
担当検事としては、 それはできないね。 ‥‥相手が被告人の 弁護人となれば、なおさらさ。 |
王: |
え。‥‥今、なんて言いました? オレが‥‥弁護人‥‥? |
牙: |
そう。それを伝えに来たんだ。 留置所で、彼が待っているよ。 ‥‥キミに、依頼したいそうだよ。 |
王: | オレが‥‥マキさんを‥‥? |
み: |
よし! 待ってましたッ! 行きましょう、オドロキさん! |
王: | え‥‥あ。ああ‥‥ |
牙: |
じゃあ‥‥たのむよ。 ぼくは、これからラミロアさんの 事情聴取があるのでね。 |
王: |
は、はい。 (いいのかなあ‥‥オレで) |
留置所 面会室 | |
み: |
とにかく! あんなカワイイ子が、こんなヒドい コト、できるワケありませんから! |
王: | ‥‥さっき聞いたよ、それは。 |
マ: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
み: |
あ。マキさん! もう大丈夫ですよ! みぬきたちが来たからには! |
王: |
ど。どうも‥‥ あの。できれば、事件の話を‥‥ |
マ: |
■■■■■■■■■■ ■■■■■■■‥‥ |
み: | え。 |
マ: |
■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■‥‥ ■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■! |
王: |
(そのとき、初めて 気がついた‥‥ マキ・トバーユさんは‥‥ はるばる異国から、初めて この国に来たんだ、って‥‥) |
み: |
らら。ラミロアさん、 呼びましょうよ! |
王: |
でも‥‥さっき。 牙琉検事が言ってただろ? |
牙: |
『じゃあ‥‥たのむよ。 ぼくは、これからラミロアさんの 事情聴取があるのでね。』 |
み: |
どーするんですか! お話、聞けないじゃないですか! |
王: |
いやあ。その‥‥まいったね。 コレはどうも。 (どうやら‥‥この状態で 行くしかないみたいだな。 ‥‥明日の法廷は) |
マ: |
■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■‥‥ ■■■■■■■■■■■■ ■■■■‥‥ |