王泥喜 法介…紺 | |
成歩堂 龍一…黒 | |
成歩堂 みぬき…赤 | |
裁判長…緑 | |
牙琉検事…茶 | |
宝月 茜…桃 | |
マキ・トバーユ…黄土 | |
ラミロア…藤 | |
ローメイン・レタス…青 | |
眉月 大庵…紫 | |
或真敷 バラン…薄橙 |
地方裁判所 第3法廷 | |
裁: |
これより、ええと‥‥ な。なんと読むのですかな? コレ。 |
牙: |
マキ・トバーユ‥‥ アルペジオの妖精さ。 |
裁: |
はい。 その、彼の法廷を開廷します。 |
王: | ‥‥弁護側、準備完了しています。 |
牙: | ‥‥検察側、オーケイだ。 |
裁: | ふむう‥‥それで、牙琉検事。 |
牙: | ああ。冒頭弁論、だね。 |
裁: |
いやいや。その前に、ひとつ。 おうかがいしたいことが。 |
牙: | ‥‥? なんだい? |
裁: |
不治の病にかかっているカタを お見舞いするときは‥‥ なんとアイサツすれば よろしいのでしょうねえ。 |
牙: | え。 |
裁: |
”回復をお祈りします”‥‥ と言っても‥‥ なおる見込みがなければ、 深くキズつけることに‥‥ |
王: | あの。なんのハナシですか? |
裁: |
いやいや。 じつは、お見舞いに行くのですよ。 コレが終わったら、 ‥‥司法長官の病室に。 |
王: | しほうちょうかん‥‥? |
裁: |
なんでも、ムスコさんが タイヘンな病気になられましてな。 どうやら、もうアブナイらしい、と。 |
王: | はあ‥‥ |
裁: |
ここはひとつ、 お見舞いに行って‥‥ 泣かせるヒトコトでも言って、 取り入っておきたい、と。 |
み: |
ううん。 オトナって、ナマぐさいですよねー。 |
王: |
(みぬきちゃんのオレを見る目に、 ケーベツが‥‥) ‥‥って、 なんでオレを見るんだよ! |
裁: |
まあ、そんなワケで。 今日は少し忙しいものですから、 早めに切り上げたいと思います。 牙琉検事。冒頭弁論を‥‥短めに! |
牙: |
‥‥ラッキーだったね。 おジイさん‥‥ お見舞いには、 さっさと行くことができそうだ。 |
王: | ‥‥! |
牙: |
まずは、被害者について、 カクニンしておこうか。 名前は、ローメイン・レタス氏。 世界的な歌姫・ラミロアの マネージャーだね。 死因は、大口径のピストルで 撃たれたコトによる、失血死。 詳しいことは、 この記録を見てもらえばいいだろう。 |
裁: | わかりました。受理しましょう。 |
データを法廷記録にファイルした。 | |
裁: |
45口径といえば‥‥ そうとう強力な破壊力ですな。 まともに弾丸が当たれば、 吹き飛んでしまったでしょうな。 |
牙: |
幸い‥‥というべきか、 弾丸はカタに当たったため、 遺体はたいした損傷は受けていない。 どうやら、即死でもなかったようだ。 ザンネンながら失血がヒドく、 助からなかったけどね‥‥ |
裁: |
ふむう‥‥たしかに、思ったより ヒドい現場ではなかったようですな。 |
法廷記録にファイルした。 | |
牙: |
‥‥発射された弾丸は、2発。 1発はハズレ、もう一発は、 被害者の体を貫通したみたいだね。 どちらも、現場のカベに残っていた。 ‥‥上面図を見てもらおう。 ちょうど、このあたりだよ。 |
裁: |
なるほど‥‥ 証拠品として受理しましょう。 |
法廷記録にファイルした。 | |
裁: |
しかし。 45口径ともなると‥‥ ハンニンは、ピストルの扱いに 慣れていたと考えられますね。 |
み: | そうなんですか? |
王: |
大口径のピストルはね。撃つと、 ものすごい反動があるらしいよ。 裁判長が撃ったら、 カラダ中のホネが砕けるぐらいね。 |
裁: | それ、ちょっと言いすぎです! |
牙: |
‥‥さて。彼は、会場の楽屋で 撃たれたワケだが‥‥ 楽屋の出入り口は、ひとつ。 この、ドアしかない。 |
裁: |
なるほど。たしかに。 ひとつしかありませんな。 |
牙: |
しかし。犯行の瞬間。 その銃声を耳にした”証人”がいた。 |
み: |
オドロキさんと‥‥ アカネさん、ですよね。 |
牙: |
そして、 証人が部屋に入ったとき‥‥ 部屋の中はカラッポだった‥‥ 被害者の遺体を残して、ね。 |
裁: |
そ‥‥それはッ! いわゆるひとつの‥‥ <<不可能犯罪>>ではないですかッ! |
牙: |
そうなんだよ。 ‥‥この犯行は”不可能”だった。 ‥‥ただ、ひとりをのぞいて、ね。 |
裁: | ただ、ひとり‥‥ |
牙: |
もちろん、それが‥‥ 被告人、マキ・トバーユという ワケだけどね。 |
裁: |
被告人だけが‥‥ 犯行を行うことができた! なぜ、そんなコトが‥‥ |
牙: |
‥‥カンタンなコトだよ。 現場の状況が、それを叫んでいる。 |
裁: |
わかりました。 さっそく、立証していただきます。 それでは、 証人を入廷させてください! |
牙: |
それじゃ‥‥ 名前と職業をたのむよ。 |
茜: |
宝月 茜。所轄署の刑事です。 事件当日は、 現場の警備にあたっていました。 |
王: |
(アカネさん‥‥ なんか、元気がないな‥‥) |
裁: |
ふむう‥‥ 現場の警備、ですか。 |
茜: |
警備、って言っても‥‥ 殺人事件が起きちゃいましたけどね。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
裁: |
ま。まま。気を落とさずに! そんなコトもありますぞ! 私も、もっとスゴい大失敗を したことがあります! |
王: | (ヒドいなぐさめかただな) |
み: |
‥‥みぬきとしては、裁判長さんの 大失敗を聞いてみたいです。 |
牙: |
とにかく‥‥ キミが警備してくれていたおかげで、 犯行をすぐに発見することができた。 それに‥‥ハンニンを 特定することができたのさ。 |
茜: | ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
牙: |
それでは‥‥サッソク、 証言してくれるかな? 当日の状況から‥‥事件を発見した、 そのいきさつを、ね。 |
茜: | ‥‥はい‥‥ |
茜: |
『事件当夜は、牙琉検事に言われて 楽屋の前を警備していました。』(証言1) 『楽屋に入れたのは、 コンサートの関係者だけです。』(証言2) 『コンサートの第3部が始まったとき ‥‥銃声を聞きました。』(証言3) 『部屋に踏みこむと、 大音量のロックの中、死体が‥‥』(証言4) 『現場を捜査した結果‥‥犯行は、 被告人以外不可能と判断しました。』(証言5) |
裁: |
ふむう‥‥ 刑事が第一発見者だったのは、 幸運だったと言えるようですね。 |
み: |
でも。部屋の出口、 ドアだけだったんですよね? |
王: | うん。それはまちがいないな。 |
み: |
じゃあ‥‥どうして。 ”マキさんにはできた”ってコトに なるんですか? |
王: |
どうやら‥‥まずは、情報を 集めなきゃいけないみたいだね。 |
裁: |
それでは、弁護人。 尋問をおねがいいたします。 |
王: |
‥‥”事件当夜”って‥‥ コンサート、ですよね? |
茜: | そうよ。 |
王: |
なんでまた、刑事さんが ケイビなんてしてたんですか? ‥‥たかがコンサートなのに。 |
茜: |
あたしもそう思ったんだけどね。 命令を受けちゃったから。 そこの、おエラいギターの人から。 |
王: | 牙琉検事‥‥? |
牙: |
まあ、ね。なんというか。 巨大なインボーのニオイを、 かぎとったワケさ。 あの日の、コンサート会場にね。 |
王: | いんぼー‥‥って? |
牙: |
コイツに決まってるだろ! あの日の朝! このカギが盗まれたせいで! バイクも乗れず、 大事なギターのケースは開かず‥‥ |
み: | また、始まりましたね。 |
王: |
”なくした”っていう発想は ないのかな。 |
牙: |
”なくした”で済むか! カギはその後、死体の手に ニギられていたんだぞ! |
裁: |
な。なんですって‥‥! そ。それでは‥‥ ハンニンはあなた自身ということに なるではないですかッ! |
牙: |
‥‥♪ ”遅効性の恋は アトロキニーネ”‥‥ |
み: | ハナウタ、歌ってます。 |
王: | 大物だよな。なんにしても。 |
牙: |
‥‥事件が起きたのは、 コンサートの最中。 ぼくは、音の波をただよう セイラーマンだったさ。 とにかく‥‥また、何か盗まれちゃ たまんないからね。 警備として、いちばん ヒマそうな刑事を手配したのさ。 |
裁: |
なるほど。 ‥‥ナットクしました。 |
茜: |
なんですか! ”ヒマそう”って。 あたしはナットクできない‥‥ |
裁: |
それでは、 証言をつづけていただきましょう。 |
王: | ロック? |
茜: | そう。大音量のね。 |
裁: |
”ろっく”というと、やはり。 アレですかな? いま、はやりの ”ろっけん・ろーる”‥‥ |
王: |
(たしかに‥‥オレたちが 楽屋に踏みこんだとき‥‥ 部屋の中にうるさい音楽が 流れていたな‥‥) |
茜: |
楽屋にはいつも、ステージ上の音を スピーカーで中継しているそうです。 それで、楽屋の人たちが、 自分の出番をカクニンしたり‥‥ |
王: |
そのワリには、 大音量でしたけど‥‥ |
牙: |
ガリューウエーブの音楽は ”耳で聞く”ものじゃない。 全身で”感じる”ものだからね。 楽屋のモニターも、 フルボリュームにしてもらったのさ。 |
茜: |
部屋に踏み込んだときには ちょうど‥‥ <<ラブラブ・ギルティー>> という曲が流れていました。 だから、 犯行時刻の特定もラクでした。 |
裁: |
ふむう‥‥その演奏が聞こえていた ということは、つまり‥‥ |
牙: |
ステージで演奏していた連中には、 アリバイがある‥‥ そういうことだね。ぼくを含めて。 |
茜: |
とにかく。すぐに現場を封鎖、 捜査に取りかかりました。 |
王: | いったい、それはなぜですかッ! |
茜: |
それは‥‥現場の状況を見れば、 アキラカなのです。 いいですか‥‥ 先ほども言いましたが、 現場の出入口は、ドアがひとつ‥‥ 明かりをとるためのマドは、 少ししか開けることはできません。 そして、ドアの前には、 私がいました。 そうなると‥‥ハンニンは どこから逃げたのか‥‥? コタエは、ひとつしかありません。 ‥‥天井に設置された、通気口です。 |
裁: | あ‥‥ |
王: |
し、しかし! 通気口は、小さい! そんなトコロ、通れるワケが‥‥ |
茜: | そこなんです。 |
王: | ‥‥! |
茜: |
そう‥‥たしかに。あなたじゃ 通れないわね。たぶん、あたしでも。 あの通気口を通ることが できるのは‥‥コドモしかいない。 |
王: | こども‥‥ |
茜: |
そして‥‥思い出してください。 あの楽屋には、関係者しか 出入りすることはできなかった‥‥ |
牙: |
そう。そして関係者の中に、 たった一人だけいた。 ”コドモ”と呼べるほど、 小さなカラダの人物が、ね。 |
裁: | 被告人‥‥ですか‥‥! |
牙: |
”アルペジオの妖精”‥‥ 妖精は、天にのぼって‥‥ そして、消えたのさ。 現場から、ね。 |
王: |
し。しかし‥‥そんなの、 スイソクにすぎない! |
牙: |
‥‥でもね。 他に、出口はない‥‥ それは、キミもよく知ってるんじゃ ないのかな? おデコくん。 |
王: | ‥‥ッ! |
茜: |
そして‥‥もうひとつ。 ”証拠”があるんです。 |
王: | しょうこ‥‥? |
茜: |
通気口のフタ、なんですけど‥‥ つい最近、 開閉された痕跡が残ってるんです。 |
王: | な。なんですって‥‥ |
茜: |
そして‥‥そこには、 ハッキリ残っていたんです。 被告人‥‥ マキ・トバーユさんの指紋が‥‥ |
王: |
え‥‥ ええええええええええええええッ! |
裁: | 静粛に! 静粛に! 静粛に! |
牙: |
部屋から脱出できる出口は、 あの通気口だけだった! そして、そこには、 被告人の指紋が残っていた! ‥‥さあ、おデコくん! ここから、キミは どんな”物語”を想像するかい? |
王: | ぐ‥‥ッ! |
牙: |
‥‥ちなみに、その通気口‥‥ ”天国のトビラ”をくぐることが できたのは‥‥その妖精だけ、さ。 |
王: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
み: |
な。なんですか? みぬきを見て。 あ! みぬきなら、その時間。 客席でフィーバーしてました! |
王: |
(”決定的な証拠”‥‥ そういうこと、だったのか‥‥) |
裁: |
ふむう‥‥たしかに。 いきなり決定的なようですな‥‥ ‥‥もう、じゅうぶんでしょう。 |
王: | ! |
裁: |
検察側の主張どおり‥‥これは、 かなりハッキリした事件のようです。 犯行現場の出入り口は、 ふさがれていた。 そこから逃れることができたのは、 被告人だけだった‥‥ シンプルにして、決定的です。 |
王: | うううう‥‥ |
裁: |
さっさとお見舞いに行きたくて 言うわけではないのですが‥‥ どうやら、これで じゅうぶんだと言えるでしょう。 |
牙: |
そのとおり。 せいぜい、長官に取り入るコトだね。 不幸なコトに、この事件には ”直接的な”目撃者はいなかった。 そのかわり、ハンニン自身が、 決定的な手がかりを残してくれた。 それでヨシとしないとね。 |
王: |
(くそ‥‥! いきなりオワリなのか‥‥?) |
裁: |
それでは‥‥ 弁護側に反証がないようでしたら、 これで審理を終了しますが‥‥? |
牙: |
検察側は、これだけハッキリした コンキョを提示したんだ。 モチロン‥‥ ”反証”と言う以上は‥‥ それに負けない、ハッキリした ものをおねがいするよ! |
み: |
お。オドロキさん! なんか。 いきなり追いつめられてますよ! こっちもナニか、カマさないと! |
王: |
わ、わかってるよ! (この場を切り抜けるには‥‥ 無実を決定的に立証できる ”証拠品”か‥‥”証人”‥‥ それが必要だ。だけど‥‥) |
裁: |
それでは、弁護人にうかがいます。 ただ今の検察側の主張を くつがえすだけの”反証”‥‥ そのジュンビはありますかな? |
王: |
(‥‥これが、 いきなりの正念場だ! コタエをまちがえれば‥‥ オシマイだ!) は。反証のジュンビは‥‥ |
王: |
牙琉検事‥‥ まちがいありませんか? 『この事件に、 目撃者はいなかった』‥‥ |
牙: |
マチガイないね。‥‥誓ってもいい。 この検事生命と‥‥ 100万枚を売り上げたヒット曲、 <<恋のアトロキニーネ>>にかけて。 |
み: |
‥‥さりげなく ジマンされちゃいましたね。 |
王: |
ザンネンながら‥‥ この事件には、目撃者がいたのです。 |
裁: |
ほ。ほおお‥‥しかし。 検察側もつかんでいない情報を、 なぜ、あなたが‥‥? |
王: |
その情報は‥‥そう。 ”オレだけしか”知らないのです! |
王: |
『(‥‥なんてこった! さっき、 話をしたばかりなのに‥‥)』 |
レ: | 『‥‥‥‥‥‥う‥‥‥‥‥‥』 |
王: |
『‥‥! (い‥‥生きている‥‥!) れ、レタスさん! だいじょうぶですかッ!』 |
レ: | 『き‥‥きけ‥‥』 |
王: | 『?』 |
レ: | 『もく‥‥げきしゃに‥‥きけ‥‥』 |
王: |
『もくげきしゃ‥‥目撃者が いたんですね! 誰ですか!』 |
レ: |
『もく‥‥げきしゃ‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥め。めが‥‥み‥‥』 |
裁: |
な‥‥なんと! 被害者は、亡くなる前に そんな重要なコトを‥‥! |
牙: |
言い残したか、どうか‥‥? 真実はわからないけど。 |
王: | どういう意味ですか? |
牙: |
このおデコくんが”言った”と 主張しているだけ‥‥ <<証言>>とは呼べない、ってコトさ。 被告人の弁護士でもあるしね。 |
王: |
オレは、ホントに聞いたんだ! きのうだって、ちゃんと アンタたちに話した! それなのに‥‥ 取り合わなかったんじゃないか! |
牙: |
‥‥ぼくは、自分が必要と 思う調査は、ゼンブやる主義だよ。 ナニも知らない新米のキミに、 とやかく言われるスジアイはないな。 |
裁: |
‥‥そこまで! 弁護人。あなたは今、ハッキリした ”反証”を求められています。 あなたの言う”検察側も ハアクしていない目撃者”‥‥ ‥‥気安く主張できることではない。 わかっているでしょうな? |
牙: |
いつもより‥‥ちょっと厳しめの ペナルティをカクゴしてもらうよ。 |
王: |
(ぐっ‥‥! でも‥‥ここで、 引き下がるわけにはいかない!) |
裁: |
目撃者の名前‥‥ それをうかがいましょうか! |
裁: | ラミロアさん‥‥ですか‥‥ |
王: |
レタス氏が言い残したコトバを 思い出してください。 |
レ: |
『もく‥‥げきしゃ‥‥‥‥‥‥‥‥ ‥‥め。めが‥‥み‥‥』 |
裁: |
”めがみ”‥‥”女神”、と。 ああ! そういうことですか! |
王: |
<<バラードの女神>>‥‥ 彼女は、そう呼ばれています。 そして、ラミロアさんは、 コンサート第2部の出演者‥‥ つまり”関係者”です。 彼女が目撃者である可能性は、 じゅうぶんにある! |
裁: |
なるほど‥‥ いかがですか? 牙琉検事。 |
牙: |
ぼくの主張は変わらないさ。 『この事件に、 目撃者はいなかった』‥‥ |
裁: |
よろしい! それでは、本人のクチから 聞かせていただくとしましょう。 証人・宝月 茜刑事の尋問は一時、 中断します。 ‥‥ラミロアさんを 入廷させてください! |
王: |
(事件当夜、ラミロアさんは‥‥ 何も話してくれなかった。 それがどんな話であれ‥‥ 引きずりだしてみせるさ!) |
牙: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |