王泥喜 法介…紺 | |
成歩堂 龍一…黒 | |
成歩堂 みぬき…赤 | |
裁判長…緑 | |
牙琉検事…茶 | |
宝月 茜…桃 | |
マキ・トバーユ…黄土 | |
ラミロア…藤 | |
ローメイン・レタス…青 | |
眉月 大庵…紫 | |
或真敷 バラン…薄橙 |
地方裁判所 被告人第2控え室 | |
み: | いよいよ、って感じですね! |
王: |
うん。今日の法廷が、 勝負になるだろうね。 (昨日‥‥) |
大: |
『面会は中止だ。 ‥‥すまないがね。』 |
王: |
『あと、5分で終わりますから。 デンワなら、かけなおせば‥‥』 |
大: |
『ダメだ。‥‥さ。 行くぜ、ピアニストさん。』 |
み: | 『ダイアンさん! 待ってください!』 |
大: | 『‥‥目ざわりなんだよ。』 |
王: | 『え‥‥』 |
み: |
『もう! あと少しで、 ダイジなコトが聞けたのになあ。 ね、オドロキさん。』 |
王: |
『(オレたちに、あれ以上ハナシを させたくなかったのか‥‥)』 |
王: |
(ターゲットは決まっている‥‥ 今日こそ、決着をつけてやる!) |
み: | きゃあああッ! |
王: | なな。なんだなんだ。 |
?: | 音はすれども、姿は見えず‥‥ |
み: | こ。この声は‥‥ |
王: |
‥‥或真敷 バランッ! (フツーにドアから入ってきたぞ) |
み: |
あの。もしかして‥‥今日の証人、 なんですか? バランさん。 |
バ: |
はっはっはっはっは。 めっそうもない。 このバランが 証言台に立てば‥‥ 大魔術のタネ明かしと、サインを 求められるのは、逃れられない! ‥‥しかし。 それは困りますからな。 私は今日いちにち、姿をくらます つもりなのですよ、みぬき嬢。 |
み: | 魔術で姿を消しちゃうワケですね! |
バ: |
さよう! 急行に飛び乗って、 となり街までひとっ飛び! その前に‥‥ひとつだけ。 忠告しておきましょう。 |
み: | え。なんですか? |
バ: |
‥‥この事件の中心には‥‥ 或真敷の大魔術あり。 その”真実”を忘れないことです。 |
王: | だいまじゅつ‥‥? |
バ: |
さよう。 かのイリュージョンですな。 ‥‥それでは、みぬき嬢。 なごりは尽きませんが‥‥ このバラン。そろそろ、 キップ売り場に並ばねばならぬゆえ。 いざ、さらばッ! |
み: |
はああ。行っちゃいましたね。 バランさん。 |
王: |
なんなんだよ。 ”いりゅーじょん”って。 |
み: |
ああ‥‥ <<大魔術>>のコトですよ! みぬきたちの世界では、 そうよぶんです。 大がかりで、ハデなマジックの コトですね。 人体をちょん切ったり、 ゾウさんをちょん切ったり、 エッフェル塔をちょん切ったり。 なんでもちょん切りますよ。 |
王: |
事件当夜、あの会場で起こった ”イリュージョン”といえば‥‥ |
み: | ラミロアさんの”消失”‥‥ |
王: |
そして、 牙琉検事のギターの”焼失”か。 |
み: |
事件の中心‥‥いったい、 どういうコトなんでしょうね! |
王: |
さて‥‥そろそろ時間だ。 行こうか。 |
係: | あ。ちょっと待ってください。 |
王: | な。なんですか。 |
係: |
開廷時間が変わりました。 本日は10時30分からになります。 今しばらく、おくつろぎください。 |
王: |
え! 何かあったんですか? そんなの、初めて聞きましたよ。 |
係: |
裁判長のごツゴウです。何か、 それなりに重要な私用だとか。 |
王: | (やれやれ。ナニゴトだよ‥‥) |
係: | なんでも‥‥お見舞い、とか。 |
王: | おみまい‥‥? |
係: |
聞いておられるかも しれませんが‥‥ 司法長官のムスコさんが、今朝から キトク状態になられまして。 |
王: | 司法長官‥‥ |
み: |
あ。そういえば‥‥裁判長さん。 きのうも、いってましたね! ”お見舞いに行く”って! |
係: |
こちらの新聞に、 記事がのっています。 よろしければ、どうぞ。 |
法廷記録にファイルした。 | |
王: |
(”チリョーレス症候群”‥‥か。 どこかで聞いたような‥‥) |
み: |
記事のチェック、 おねがいしますね! こっちの、テレビのページは みぬきが見ておきますから! |
王: | 4コマまんが、なくさないでくれよ。 |
地方裁判所 第3法廷 | |
裁: |
ええと。 ‥‥お待たせしてしまいました。 これより。ええと‥‥ なんと読むのでしたっけかな。 |
牙: |
マキ・トバーユ‥‥ シンコペーションのいたずらっ子さ。 |
裁: |
はい。 その、彼の法廷を開廷します。 |
王: | 弁護側、準備完了しています。 |
牙: | 検察側‥‥オーケイだ。 |
裁: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
王: | ど。どうかしましたか? 裁判長。 |
裁: |
いや、その‥‥ 司法長官とは、学生時代からの つきあいでしてね。 ココロを痛めているしだいなのです。 |
み: |
”チリョーレス症候群”でしたっけ。 記事に書いてありましたよね。 『フジのヤマイ』って。 |
牙: |
そのキモチ‥‥ わかるよ、おジイさん。 でも‥‥今は、 悲しんでいるときじゃない。 やるべきコトをやらないとね。 |
裁: |
‥‥そうですな。 きのうの審理は、トンでもない 場面で中断されましたからな‥‥ |
大: |
『国際警察に、 さっきのナンバーを照会したよ。 <<IPXX314206>>‥‥ このナンバーで登録されていた 捜査官の名前は‥‥ ローメイン・レタスだ。』 |
裁: |
『‥‥ごくろうさまでした、眉月刑事。 たいへん、参考になりました。』 |
大: |
『いやいや。 かまいませんよ、裁判長さん。 ‥‥それじゃ、オレはこれで‥‥』 |
ラ: |
『待ってください‥‥! 今の、その声‥‥ ‥‥‥‥‥‥彼、です。 まちがいありません。』 |
裁: | 『”彼”‥‥なにが、ですかな‥‥?』 |
ラ: |
『2発の銃声を聞いたとき‥‥ レタスさんと話していた声‥‥ そう。今の方です! ミスター・ダイアン!』 |
大: | 『‥‥ウソ‥‥だろ‥‥』 |
牙: |
たしかに‥‥あの場面は センセーショナルだった。 さすが、ぼくたちのステージの ゲストスター、といったところだね。 |
裁: |
検察側には、 さらなる捜査を要請しておきました。 ‥‥その結果をうかがいましょうか。 |
牙: |
眉月 大庵は‥‥ぼくのバンド、 ガリューウエーブのメンバーであり、 ‥‥さらに、刑事だ。 この告発は、あまりに重い。 だけど。捜査の結果‥‥ 検察側の主張を変える必要はない。 |
王: | ‥‥その理由は‥‥? |
牙: |
わかるだろう? おデコくん。 彼には‥‥マチガイのない ”アリバイ”があるから、さ。 |
裁: | アリバイ‥‥ |
牙: |
ジジツ関係を、 もう一度‥‥整理してみよう。 事件当夜‥‥コンサートは、 3部構成で行われた。 第1部は、ぼくたち ガリューウエーブのステージ。 そして、第2部は、 ゲストステージ‥‥ ステージにいたのは、ぼくと、 ラミロアさんと、マキさん‥‥ そして、ゲストのドラムと ベースの5人だった。 楽屋で事件が起こったのは、 そのあと‥‥第3部だった。 ラミロアさんと被告人、 マキ・トバーユはステージを下り、 ふたたびガリューウエーブの ステージが始まった。そのとき。 現場に銃声が鳴り響き、 事件が起こった。 その”銃声”は、 宝月 茜刑事が聞いている。 |
み: |
オドロキさんも 聞いているんですよね? |
王: | うん‥‥たしかにね。 |
牙: |
そして、その”犯行の瞬間”を、 ラミロアさんは目撃した‥‥ いや、シツレイ。”聞いた”と 証言しているわけだね。 現場で、レタス氏と眉月刑事が ”話している”ところを。 |
裁: |
し。しかし! そのとき、眉月刑事は‥‥ |
牙: |
そのとおり。ステージの上で、 グループの中にいた‥‥ つまり‥‥眉月 大庵には‥‥ カンペキなアリバイがあるのさ! |
裁: |
ふむう‥‥ いかがですか? 弁護人。 |
王: |
(たしかに‥‥ オレが銃声を聞いたとき、 眉月 大庵はステージにいた。 しかし‥‥) |
裁: |
‥‥どうやら。弁護人にも、 反論の余地はないようです。 眉月 大庵刑事のアリバイは、 立証されたと言っていいでしょう。 |
牙: |
つまり。ラミロアさんの証言は、 ザンネンながら‥‥ なにかのマチガイ、 というコトになるね。 |
裁: |
‥‥わかりました。 ラミロアさんの発言がなければ‥‥ 判決をさまたげる証拠は、 他にはありません。 ‥‥どうやら。 判決を下すことができそうです。 |
み: |
マズいですよ、オドロキさん! このままじゃ、裁判が‥‥ |
王: |
(くそ! でも‥‥ 検察の主張をくずせるか‥‥? ラミロアさんが、マキさんを かばうためウソをついたなら、 その証言をアテにするのは、 逆効果だけど‥‥ そうだ‥‥ 昨日‥‥留置所で‥‥) |
マ: | 『■■■■‥‥‥‥』 |
ラ: |
『『事件のこと‥‥』? 事件が、どうしたの?』 |
王: |
『(!‥‥ レタスさんの事件のことか!)』 |
マ: | 『■■■■■、■■■‥‥』 |
?: | 『面会は、そこまでだ。』 |
み: | 『ダイアン‥‥さん‥‥』 |
王: |
(あのとき‥‥たしかに‥‥ マキさんは何か言おうとした! こうなったら‥‥マキさんに 直接尋問するしかない!) |
裁: | それでは‥‥さっさと判決を‥‥ |
王: | 裁判長! |
裁: | な、何ですかな。弁護人。 |
王: |
判決を下す前に、話を聞いて いただきたい証人がいます! |
牙: |
いまさら、 ダレの話を聞けというんだい? |
王: |
その証人は、今まで法廷で証言する 機会を与えられませんでした‥‥ なぜならば‥‥ ニホンゴが話せないからです。 |
牙: |
まさか‥‥ キミのいう証人っていうのは‥‥ |
王: |
弁護側は‥‥ 被告人‥‥マキ・トバーユさんの 尋問を要求しますッ! |
裁: |
な、なんですとッ! しかし、彼はニホンゴが‥‥ |
王: |
コトバのカベは、通訳を立てれば、 モンダイになりません! |
牙: |
通訳だって? ‥‥ぼくはゴメンだぜ。 ボルジニア語は、 カタコトしか話せないんでね。 |
王: |
弁護側は‥‥ラミロアさんに通訳を お願いしたいと思っています。 |
裁: |
ら、ラミロアさんですか! しかし、彼女は被告人を かばっている可能性が‥‥ |
王: |
通訳だけならば、 ウソをつくイミはありません! |
裁: | し、しかし‥‥ |
牙: |
クックック‥‥‥‥ 面白いね。おデコくん。 裁判長。ぼくからもお願いするよ。 どうか、許可してあげて欲しい。 ラミロアさんがウソをついたら、 ぼくが指摘するよ。 それぐらいなら、ぼくでも分かるさ。 |
裁: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥わかりました。 そこまで言うなら、許可しましょう。 |
王: |
(よし! これで、とりあえずは、 一歩前進したぞ!) |
裁: |
係官! 被告人とラミロアさんを証言台へ! |
牙: |
これは‥‥ なかなか新鮮なカンジだね。 とりあえず。名前を聞いておこうか。 ラミロアさん‥‥お願いしますよ。 |
ラ: |
はい‥‥わかりましたわ‥‥ 『マキ・トバーユ‥‥この事件の 被告人です』と申しております。 |
裁: |
ふむう。 なんともフシギなカンジですな。 まあ。今のは、通訳するまでも なかった気がしますが。 |
王: |
(なんとか、 うまく行きそうだな‥‥) |
裁: |
それでは、弁護人。 さっそく、お願いします。 |
王: |
え。 な、何でしょう? |
裁: |
”何でしょう”はないでしょう! あなたが、被告人を呼んだのですよ。 何を証言させるつもりなのですか? |
王: |
何を証言させるか‥‥ (そこまで‥‥ 考えてなかったな‥‥) |
み: |
オドロキさん! 昨日、マキさんが言いかけたこと、 聞くんじゃないんですか! |
王: |
でも‥‥彼が何を言いかけたのか なんて、分からないよ‥‥ |
ラ: |
‥‥あの。皆様‥‥ ちょっとよろしいでしょうか。 |
裁: | なんですかな? |
ラ: |
さきほどから、マキが‥‥ 『証言したいことがある‥‥』と。 |
王: |
(マキさんが証言したいこと‥‥ 一体‥‥?) |
裁: |
ラミロアさん。それは、どのような 証言なのですか? |
ラ: | ‥‥少々、お待ちください。 |
王: | (この間‥‥じれったいよな‥‥) |
ラ: | え‥‥! |
王: | (ううう‥‥何話してるんだ?) |
裁: | ど、どうですかな‥‥ |
ラ: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ この子が申しますには‥‥ 『ぼくの無実を示す証拠がある』と。 |
裁: | な‥‥なんですとおおおおおおお! |
牙: | ‥‥これは、おどろいたね。 |
み: |
やったあ! 大成功ですよ! オドロキさん! |
王: |
(こ、こんな都合良い話‥‥ 信じられない‥‥!) |
裁: |
これは、重要な証言ですぞ! ラミロアさん! いや、マキさん! さっそく証言してください! |
ラ: |
『かしこまりました』と 申しております。 |
ラ: |
『レタスさんのことは、 ショックだった‥‥と。』(証言1) 『でも、わたくしの曲の歌詞の通りに、 事件が起こったならば‥‥』(証言2) 『自分‥‥マキには、 事件を起こせない、と言っています。』(証言3) 『ニホンゴの歌詞ですから‥‥ 歌詞の意味までは分からない‥‥と。』(証言4) |
裁: |
ふむう。なるほど‥‥ ニホンゴの歌詞の意味を知らない ‥‥と。 たしかにそれでは、今回の事件を 起こすことはできませんな‥‥ |
牙: |
どんな証言が出てくるのかと そんなの、ラミロアさんに説明して もらえばすむことだと思うけどね。 |
王: |
ラミロアさん! 歌詞の内容を、マキさんに 説明したことがありますか? |
ラ: |
曲のイメージを伝えることは しましたが、そこまで詳しくは‥‥ マキから質問されたことも ありませんでしたので‥‥ |
牙: |
おデコくん。忘れたのかい。 何度も、指摘しているはずだよ。 ラミロアさんは、被告人を かばっている可能性がある‥‥と。 |
王: | ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
裁: |
とにかく‥‥まずは弁護人に 尋問をしていただきましょう。 弁護人、お願いします。 |
王: |
はい‥‥ (昨日も、そうだった‥‥ マキさんの証言に、 何かが隠されていること‥‥ この腕輪が、教えてくれている! 真実を見つけ出すんだ‥‥!) |
王: |
マキさん‥‥ オレの目は、ごまかせませんよ‥‥ |
マ: | ‥‥‥‥! |
王: |
ラミロアさんが、”ニホンゴ” という言葉をクチにしたとき‥‥ どうして、あなたは、 ”目をそらした”のですか? 通訳の必要はありませんよ! ラミロアさん! |
ラ: | ‥‥! |
王: |
マキさん‥‥本当は、オレたちの 言葉が分かるのではないですか? |
ラ: |
な、何を! そんなことあるわけがありません! ■■■■■■■■■■■■■■‥‥ |
マ: | ■■■■■■■■■■■■■■‥‥ |
王: |
(ここにきて、まだ芝居を 続けるつもりなのか?) |
ラ: |
弁護士さん‥‥ マキは、こう言っています。 ”ニホンゴ”という単語を 知っていただけです、と。 |
王: | え? |
ラ: |
マキは、この国に来る少し前から、 私が話すニホンゴを聞いていました。 ”ニホンゴ”というコトバぐらい 覚えていてもフシギはありませんわ。 |
王: | そ。そんな、ゴーインな! |
ラ: |
あら。 弁護士さんは‥‥ ”イングリッシュ”というコトバ、 ‥‥ご存知ないのですか? |
王: |
(うう。たしかに‥‥ さすがに、知ってるもんな‥‥) |
ラ: |
残念ですが‥‥マキがニホンゴを 分かるはずがありませんわ‥‥ |
王: |
じゃ、じゃあ! そもそも‥‥ どうして歌詞の通りに、殺人が 起こったことを知ってるんですか! |
ラ: |
‥‥‥‥‥‥ホントに 疑り深いカタですわね‥‥ カンタンなことですわ‥‥ わざわざ説明する必要ないほどに。 ‥‥新聞で読んだということです。 |
王: | ”新聞”‥‥? |
ラ: |
ボルジニアの新聞ですわね。 今は、日本でも手に入るのですよ。 この事件のことは、向こうでも 報道されているみたいですから‥‥ |
王: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ (やっぱり‥‥思った通りだ!) |
ラ: |
弁護士さん、どうされました? 目がジューケツして真っ赤ですが。 |
王: |
(‥‥マキさんは、 ウソをついている! マキさんのウソを示す証拠‥‥ つきつけてやるか!) |
王: |
ここに、<<ボルジニアの新聞>>が あります‥‥ |
マ: | ! |
王: |
たしかに、 この事件の記事が載っています。 マキさん、どうぞ。 読んでみてください‥‥ |
マ: | ‥‥! |
王: |
そう‥‥どこにも、歌詞のことは 載っていないんですよ。 |
ラ: |
こ、これは! どういうことなのですか? |
王: |
マキさん‥‥ あなたに、できるはずがないんです。 <<ボルジニアの新聞>>で、 歌詞について知ることなんかね! |
マ: |
! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ■■■■■■■■■■■■■■■ |
裁: | まさか! 被告人、あなたは‥‥! |
マ: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
ラ: |
で、でも‥‥ そんなことがあるはずが‥‥ あ! そうです! きっと、警察の取調べのときに 聞いたのです! それならば‥‥ |
牙: |
警察の取調べでも、歌詞については、 取り上げていないみたいだね。 ぼくのところにも、 調書があがってきているよ。 |
王: |
そう。<<ボルジニアの新聞>>で 報道されていない以上‥‥ あなたが、歌詞のことを知る チャンスは、この法廷しかなかった。 もちろん、それは。”ニホンゴ”が 分からなければ、不可能なのです! |
マ: | ! |