王泥喜 法介…紺 | |
成歩堂 龍一…黒 | |
成歩堂 みぬき…赤 | |
裁判長…緑 | |
牙琉検事…茶 | |
宝月 茜…桃 | |
マキ・トバーユ…黄土 | |
ラミロア…藤 | |
ローメイン・レタス…青 | |
眉月 大庵…紫 | |
或真敷 バラン…薄橙 |
裁: | 証人! 説明してください! |
ラ: |
‥‥‥‥‥‥マキは‥‥ マキは、こう‥‥申しております。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
裁: | どうしましたかな? |
ラ: |
‥‥‥‥”新聞”を 読んだのは、本当です。 歌詞のことも、そこで読んだと カンチガイしてしまった。 でも、思い出した‥‥ |
王: | 思い出した‥‥? |
ラ: |
歌詞のことは、ラミロア‥‥ ”わたくしから聞いた”のだと‥‥ |
王: | え‥‥なんですってぇぇぇぇぇぇ! |
裁: |
そ、そうなのですか! ラミロアさん! |
ラ: |
‥‥‥‥‥‥‥ええ。 わたくしも忘れていましたけど‥‥ |
牙: |
これは‥‥おデコくんの 早とちりってことになるのかな。 |
裁: | どうやら、そのようですね。 |
王: |
(そ、そんな‥‥ たしかに手ごたえがあったのに! 逃げられてしまう!) |
裁: |
そろそろ時間も押してきましたが、 まだ尋問を続けますか? |
み: |
オドロキさん! ど、どうしましょう! |
王: |
(尋問を続けても、 攻める手がないと‥‥ どうしたらいいんだ‥‥!) ‥‥‥‥‥! (”腕輪”の反応が‥‥ まだ、消えていない?) 裁判長! 尋問を続けさせてください。 |
裁: |
そうですか‥‥分かりました。 証人、お願いします。 |
ラ: |
‥‥かしこまりました。 『歌詞に合わせて殺人が起きたことは、 わたくしから説明いたしました‥‥』(証言5) |
ラミロアの喉をみぬく) | |
王: |
ラミロアさん‥‥ これは、マキさんの尋問です。 それなのに、どうして‥‥ あなたが、 動揺しているのですか? |
ラ: |
! そ、それは‥‥ |
王: |
”わたくしから説明いたしました” そう言ったとき、 あなたは、息をのみましたね。 |
ラ: |
‥‥‥‥‥‥‥‥あなたの前では、 何も隠せないのですね。 |
王: |
ラミロアさん‥‥あなたは、 やはり‥‥”かばっている”‥‥ |
ラ: |
さあ‥‥ カンタンには、お答えできませんわ。 正直‥‥わたくしも 信じられないでいるのですから‥‥ |
王: |
それでは‥‥こちらから指摘させて もらうしかありませんね‥‥ ラミロアさん‥‥あなたは、 この人物をかばっているのです! |
王: |
ラミロアさん。あなたは、 マキさんをかばうため‥‥ ”自分から説明した”と、 ”ウソ”をついているのですね。 |
ラ: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
王: |
あなたの気持ちは分かります。 でも、やり方がまちがっている! |
ラ: | ! |
王: |
マキさん! あなたもです! オレは、あなたを信じている! なのに‥‥あなたは、 2つも”ウソ”をついた。 そのうえ‥‥ラミロアさんにまで ”ウソ”をつかせようとしている! |
マ: | ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
王: |
もう少し‥‥ オレのことを信じてくれませんか? |
マ: | ! |
王: |
重ねられた”ウソ”が示す”真実”。 ‥‥もう一度、言いましょう! あなたは、ニホンゴを理解できる。 そうとしか考えられない! |
マ: |
! ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ うわあああああああああああッッ! |
裁: |
証人! あなた、まさか‥‥ ”ニホンゴ”が分かるのですか! |
マ: |
‥‥‥‥は、はい。 少しならば‥‥ |
裁: | なんということでしょう! |
牙: |
”目が見える”に続く、 2つ目のウソというわけだね。 このことは‥‥ラミロアさん。 あなたも知らなかった‥‥ |
ラ: |
はい‥‥ 正直、おどろいています‥‥ |
裁: |
証人! あなたは一体、いくつ ヒミツを隠しているのですかッ! |
マ: |
さいご‥‥ これで‥‥さいご‥‥ |
王: |
マキさん‥‥ホントのこと、 話してもらえませんか? |
マ: |
撃っていない‥‥! 撃っていない‥‥! |
王: |
じゃあ、オレが銃声を聞いたとき。 楽屋にはいなかったんですね? |
マ: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
牙: |
どうやら‥‥ 後ろ暗いところがあるみたいだね。 |
マ: |
楽屋‥‥入った。デスク、かげ‥‥ マネージャー、倒れていた。 |
王: |
(犯行は、すでに終わっていた、 ってコトか‥‥?) |
マ: | ‥‥そして。ダレかの声‥‥ |
み: |
”ダレかの声”‥‥それ。 オドロキさんたち、かな。 |
王: |
マキさんが、楽屋に入ったとき‥‥ 既に、レタスさんは撃たれていた。 そして、さらにオレたちがドアを 開けようとした‥‥ってことか。 |
マ: |
‥‥天井、パネル‥‥はずした。 逃げる、逃げる‥‥ |
王: |
やはり‥‥通気口から逃げたのは、 マキさんだったんですか! |
牙: |
くっくっく。どうやら‥‥ ほぼ検察側の主張の通りのようだね。 被告人が、現場にいたことを認めた。 ジハクととらえていいのかな。 |
王: |
マキさんは、 ハッキリと犯行を否定しています! |
マ: |
ワタシ、撃ってない! マネージャー、もう撃たれてた‥‥ |
牙: |
被害者は、もう撃たれていた? そんなこと、信じられないよ。 彼は、ニホンゴの歌詞が理解できる。 さらに、事件のとき現場にいた‥‥ このことが示すのは‥‥ 彼がハンニンだという結論だけさ。 |
マ: | ! |
裁: |
被告人! 何か反論はありますかな? |
マ: | ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
み: |
マキさん‥‥ また黙っちゃいましたね。 |
裁: |
それならば‥‥ 弁護人にうかがいましょうか。 これ以上、被告人に証言して もらうことがありますかな? |
王: |
(マキさんに、証言してもらうこと。 もう、ないのか? いや! 彼にはまだ 証言していないことがある‥‥) |
み: |
『この”マユ”‥‥ いったい、なんなんですか?』 |
マ: | 『■■■■■■■‥‥』 |
ラ: | 『『マユ、糸‥‥特効薬』』 |
み: |
『とっこうやく‥‥? ね、そうなの? マキさん。 あなたは‥‥密輸人なの?』 |
マ: | 『■■■■■■‥‥』 |
ラ: | 『■■■■■■■■■■■■■■■!』 |
マ: | 『‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥』 |
ラ: | 『ダメです‥‥答えてくれませんわ。』 |
王: |
(あの、マユのこと‥‥ 事件と無関係とは思えない!) マキさん。アナタのためにも‥‥ 本当のことを、証言してください! |
マ: |
‥‥‥‥もう‥‥話す‥‥イヤ‥‥ みんな‥‥信じる‥‥ない‥‥ |
牙: |
おやおや。おデコくん。 キミ、信用ないんだね‥‥ |
王: |
(アンタがマキさんの話を、 信用しなかったからだろ!) |
牙: |
なんにせよ。 これじゃ、話がすすまないね‥‥ |
裁: |
どうやら、弁護人と被告人の間で、 方針の食い違いがあるようですな。 ‥‥このまま続けても、 新しい情報は出てこないようです。 しかたがありません。 ここで、5分間の休憩を取ります! 弁護人は、今後の進め方について、 被告人と相談しておくように! |
地方裁判所 被告人第2控え室 | |
マ: | ‥‥ホスーケ・オトロキ‥‥ |
王: |
(どこのクニのヒトだよ、 ”ホスーケ”って‥‥) |
マ: | 信じて。‥‥撃ってない。 |
王: |
(マキさんが部屋に入ったとき、 すでにレタス氏は撃たれていた) |
み: |
マキさん‥‥ ”ワナ”にハメられたんですね。 |
マ: |
トツゼン。ピストル、 音‥‥聞こえた。すぐ、近く。 そして。ダレかの声‥‥ |
王: | ”銃声”、ですって? |
マ: |
ホント、聞こえた。 ピストル‥‥音だけ。 |
王: |
マキさんが、楽屋に入ったとき‥‥ 既に、レタスさんは撃たれていて、 次の瞬間、”銃声だけ”聞こえた。 (いきなり”銃声”がしたという。 もし、それが本当なら‥‥) |
み: |
やっぱり‥‥銃声がしたとき、 現場にいたんですね。マキさん。 |
王: |
それで、あの天井の 通気口から逃げたんだ‥‥ |
マ: | 知ってた‥‥ |
み: | ? 何を知ってたんですか? |
マ: |
天井のパネル、開ければ‥‥ ステージと、楽屋エリア、 逃げられる‥‥ |
王: |
(通気口が、ステージと楽屋エリア につながっていた‥‥ そういうこと、か‥‥?) |
み: |
あ。たしかに! これ、 見てください、オドロキさん! |
王: |
ホントだ‥‥でも。 どうして、マキさんが こんな構造を知ってたのかな? |
み: |
おとうさんが、このホールを建てた 大工さんだった、とか! |
マ: |
‥‥聞いた、から。 ‥‥マジシャンに。 |
王: | マジシャン‥‥? |
み: | み。みぬきじゃないですから! |
王: | (マジシャン‥‥か‥‥) |
み: |
とにかく、マキさん‥‥ 撃ってないんですね! レタスさんのこと! |
王: |
ううん‥‥でも。 部屋に入ったら死体があって、 銃声の音だけ聞いた、なんて‥‥ (ちょっと、 ツゴウがよすぎるような) |
み: |
もう! どんなウソでも信じるのが ベンゴシのシゴトですよ! パパが言ってました! |
王: |
それはきっと、 聞きまちがいだと思うぞ。 ‥‥さてと。 これからどうしようかな。 |
み: |
マキさん。 やっぱり証言したくないんですか? |
マ: | ‥‥もう‥‥しゃべる‥‥イヤ‥‥ |
み: | うーん。ダメみたいですね‥‥ |
王: | (あのマユのこと‥‥) |
マ: | 『■■■■■■■‥‥』 |
ラ: | 『『帰れない‥‥』』 |
み: | 『! ”帰れない”‥‥って‥‥』 |
マ: |
『‥‥■■■■■■‥‥■■■■‥‥ ■■■■■■■‥‥』 |
ラ: |
『『‥‥ボルジニア‥‥帰れない‥‥ 帰りたくない‥‥』 マユを持ち出したものは死刑‥‥ ボルジニアの法律ですから‥‥』 |
王: | 『(死刑‥‥!)』 |
王: |
(やっぱり‥‥恐れているのか) ‥‥しかたがないね。 別の方向から攻めてみようか。 |
み: |
さすが、オドロキさん! で、どんな作戦なんですか? |
王: |
マキさんが証言できない以上‥‥ 別の人に証言してもらうしかないね。 |
み: | 別の人‥‥ですか? |
王: |
‥‥そろそろ、始まるみたいだね。 よし! 行こうか! |
み: | はいッ! |
地方裁判所 第3法廷 | |
裁: |
‥‥それでは、審理を再開します。 弁護人。被告人との 話し合いは済みましたか? |
王: |
はい。被告人と しっかり話をしてきました。 |
裁: |
ふむ。よろしい。 それで‥‥いかがでしたかな? |
王: |
その結果‥‥ 被告人は‥‥もう証言しません。 |
裁: | な、なんですと! |
牙: |
‥‥‥‥‥‥‥‥ それで、いいのかい? せっかく反論のチャンスだったのに。 |
王: |
はい。 その代わり、弁護側は‥‥ 事件を別の方向から 見ることを、提案します! |
裁: | 別の方向‥‥というと? |
王: |
(マキさんが証言しないなら‥‥ やはり、あの人に 話を聞くしかない!) この事件の目撃者‥‥ ラミロアさんの尋問を要求します! |
裁: | ら‥‥ラミロアさんですか‥‥ |
牙: |
今さら、何のつもりなんだい? ラミロアさんの証言に、イミが ないことは昨日分かっただろ? キミにできることは‥‥ |
王: |
‥‥ラミロアさんは、昨日。 ケガを負って、病院に運ばれました。 |
裁: | な。なにがあったのですか? |
王: | 何者かに、襲撃されたのです。 |
裁: | なんですって! |
王: |
ラミロアさんが、 イノチを狙われた‥‥ 彼女自身の機転で、 なんとか助かりましたが‥‥ |
牙: |
ば、バカな! ‥‥ぼくのところへは、 報告は来ていないぞ‥‥! |
王: | 牙琉検事。 |
牙: | ! |
王: |
ラミロアさんがなぜ、 ”イノチを狙われたか”‥‥? あなたは、どう考えますか? |
牙: | そ。それは‥‥ |
王: |
この国での彼女のイメージは‥‥ <<異国から来た、 日本語を話せない歌姫>>です。 その彼女の ”クチをふさごうとした”‥‥ いったい、それは誰でしょう? |
裁: | ま。まさか‥‥ |
王: |
そう! レタス氏を殺害した犯人です! 犯人は、恐れたのです! ラミロアさんの証言にかくされた ”何か”‥‥ そのイミが、バレてしまうことを! |
牙: |
それじゃ、おデコくん。 キミは‥‥こう主張するのかい? ラミロアさんの、 きのうの証言には‥‥ まだ、明かされていない ”真実”がある、と! |
王: | ‥‥そのとおりです。 |
裁: |
ふむう‥‥ ラミロアさんが襲撃を受けた‥‥ たしかに、見逃せないジジツです。 わかりました。 きのうの審理では、彼女の証言は、 アイマイな点もありました。 じゅうぶんに議論されたとは 言えないかもしれません。 もう一度‥‥ラミロアさんの証言を、 うかがうことにしましょう! |
牙: |
‥‥ラミロアさん。 もうしわけありません。 今一度。あなたのコトバを 聞くことになってしまったようです。 |
ラ: |
とんでもない。 わたくしとしては、マキの無実を わかっていただくため、 できるかぎりのコトはしたいと 考えております。 |
王: |
では、ラミロアさん。あなたは、 きのうハッキリと証言しましたね。 <<現場の小窓から、2発の銃声と、 ハンニンの声を聞いた。 そして、その”声”は、 眉月 大庵のものだった>>、と。 |
ラ: | ‥‥そのとおりでございます。 |
牙: |
そして、ぼくは立証したはずだよね。 そんなものが、 聞こえたはずはなかった、と。 現場の小窓は閉まっていた‥‥ その状態で音がもれるコトはない。 |
王: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
裁: | もう、ダマってしまいましたね。 |
王: |
と。とにかく! そこに”何か”あるはずです! |
牙: |
さっきから”何か”ばっかりだな、 キミは。 |
裁: |
まあ、せっかくですからね。 最後にもう一度。証人自身から 証言をうかがいましょう。 |
ラ: | ‥‥もちろん、よろこんで‥‥ |
ラ: |
『ステージから、楽屋エリアの出口へ 向かう途中‥‥』(証言1) 『たしかに、聞いたのです。 レタスさんと、刑事のカタの声を。』(証言2) 『小さな銃声が聞こえて、私は足を とめました。そして‥‥もう1回。』(証言3) 『火薬のニオイがして‥‥ だれかに知らせるべきでしたが‥‥』(証言4) 『急いでいたので、とにかくそのとき、 とおりすぎてしまったのです。』(証言5) |
裁: |
ふむう‥‥やはり、きのうの証言と 変わらないようですねえ。 |
ラ: |
もうしわけございません。 この国のコトバを話すのに 慣れていないので‥‥ 何か、うまく伝えられて いないのかもしれません。 しかし‥‥申し上げたことは、 本当に起こったことなのです。 |
牙: |
非常にザンネンですが‥‥ ラミロアさん。 やはり”あり得ない”証言である、 と言わざるを得ないんですよ。 |
王: |
何度も言わせないでください。 ラミロアさんは、この証言のために、 襲撃された可能性があるんです! |
牙: | ‥‥‥! |
み: | ‥‥‥‥‥‥‥‥ |
王: | な。なに? みぬきちゃん。 |
み: |
あ‥‥いえ。 今のオドロキさん。 堂々としてて、ちょっと カッコイイな、って。 |
王: |
(‥‥先のコトを考えなければ、 なんとでも言えちまうモンだな) |
裁: |
それでは、弁護人。 シミジミしていないで、 尋問をおねがいいたします。 |
王: | 眉月 大庵‥‥ですか? |
ラ: |
名前は存じ上げませんでしたが‥‥ きのう、証言台に立っていた、 あのカタです。 |
牙: |
何度も言いたくはないけど‥‥ それは、あり得ないんですよ。 ラミロアさん、 あなたが”聞こえた”ハズがない。 |
王: |
それは、現場のあの小窓が‥‥ 事件があったときに ”閉じていたから”ですか? |
牙: | そのとおり。 |
み: |
オドロキさん。きのうと同じことを 聞いても、何も変わらないですよ! |
王: |
(たしかに‥‥何か、新しい 手がかりを探るべきか‥‥?) |
王: |
ラミロアさん。もしかして‥‥ おぼえていませんか? レタスさんと”ハンニン”が‥‥ 何を話していたか。 |
牙: | ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ |
ラ: |
そうですわね。わたくしも、 あれから考えてみたのですが‥‥ |
王: | (やっぱり、ダメか‥‥) |
ラ: | ‥‥ヒトコトだけ。 |
王: | ! ヒトコト‥‥ |
牙: |
ま、まさか‥‥ ”おぼえている”、と? |
王: |
なぜ! きのう証言して くれなかったんですか! |
ラ: |
マチガイない、 とは思うのですが‥‥ イミがわからなかったものですから、 言い出す勇気がなかったのです。 |
王: |
(コイツは‥‥”手がかり”に なるかもしれない!) そ。それで! なんて言ったんですか! |
ラ: |
わたくしがおぼえているのは‥‥ レタスさんではない方のコトバです。 |
王: |
ハンニン‥‥ですか。 (眉月 大庵、ってコトだな‥‥) |
裁: |
いったい‥‥ その人物は、なんと‥‥? |
ラ: |
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 『もう、おしまいだ。 早くスイッチを押せ!』‥‥ |
裁: |
”すいっち”‥‥ ハンニンが、被害者‥‥レタス氏に、 そう言ったのですかな? |
ラ: |
あとから考えて、わたくしも オカシイとは思ったのですけれど。 |
裁: |
ふむう‥‥どうも、 イミがよくわかりませんが‥‥ 弁護人。 いかがですか、今の証言は。 |
王: |
え! えーと。 ‥‥も。モチロン。 だ、ダイジに決まっています! いちおう、証言に加えてください! |
み: | ”いちおう”って言わない! |