ナトゥーラ

 惑星カクタスの衛星軌道上に浮かぶ、クロフト・カンパニー所有の 衛星工場。直径2kmの円錐形。外見は灰色。
 表向きは、惑星開発に使う環境改善生物を研究・生産する、ということになっているが、実際には イージスの量産工場。全高3mの円筒形ポッドを立ち並ばせ、その中に イージスを眠らせている。ルード誘拐事件にかり出された、 イージスNO2-A002-0073はここで生産された。
 クローン関連の法改正があった時、そういう法律のない場所へ工場ごと引っ越しするため、ワープ 機能を備え付けてある。ただし、あくまで緊急用なので、ワープ可能域まで移動する速度はあまり 速くない。また、対空兵装が充実しており、砲座に見えるものだけが砲座とは限らない、という徹底 ぶり。ただし、スペースデブリ(宇宙ゴミ)や小型機に対してのもの。また、2ダースほどの護衛 戦闘機もあるが、こちらも逆に言えば、同じような戦闘機相手の護衛にしか使えない。
 ベックマンランドルフ暗殺失敗後、ここを 占拠し、イージスとその製作技術をどこかへ売却しようとした。