イージス

 MS02〜04に登場。
 イーザーを元に、あるいはイーザーの設計図を元にクロフトの手で作られた、イーザーと同じタイプの遺伝子操作生体兵器。外見や声 が同じところを見ると、おそらく遺伝子は全く同じ、すなわちクローンとして作られているだろう。 そのため、イーザーの欠点である、周囲の明暗の差から頭痛を起こす、という点も一緒だった。 一般常識は不明だが、少なくとも戦闘関連の教育はされている模様。ただし、当然イージスの形に なってから教育を施すので、その途中にたたき起こされたりすると、頭の中は真っ白である。
 個体名は存在せず、どの個体もまとめて「イージス」と呼ばれている。何カ所かの工場で、かなり 大量に生産されている。すでに3桁いっている可能性も高い。MS02にて実戦に投入された際、 かなりの数の損失(と言っていいのか…)も出たことから、当時から大量生産の体制は整っていたと 見ていいだろう。(もっとも、MS02にてパワード・スーツを着て戦っていたのが、イージスたち であるという記述はない。だが、サミィたちと同じバイオウェポンである ことは間違いないだろうし、またイージスの他にサミィタイプやメニィ タイプを量産したとも考えづらいし、何よりMS04にて、サミィがそう推測しているので、 ここではイージスと仮定している)
 イーザーとの見た目での大きな違いは髪の長さで、イージスたちの髪は短い。また、人間らしい感情 が育ってきたイーザーとは違い、こちらはまだまだ機械のような物の考え方をするようだ。任務の妨害 になりそうな人間を、それが可能性の段階であれ、遠慮なく殺す様は冷血そのもの。なぜか額に穴を 開ける形で殺すのが好き?
 教育は、その動き(戦闘方法)や思考回路まで、イーザーが受けたものとほぼ同じ。それゆえ、 イージスの天敵は、イーザーを最も良く知るサミィなのである。
 ルード誘拐のためにサミィたちと戦ったイージスの識別番号は、 N02-A002-0073。恐怖や混乱、動揺を感じるようになるという、とてもオイシイところまで育った (?)が、残念ながらサミィとの戦闘で命を落とす。衛星工場ナトゥーラ 出身。
 N02-C021-0007は、ナトゥーラを制圧しに来たサミィたちを倒すようにと、無理やりたたき 起こされたうちの1人。バズーカ砲で、隔壁をぶち破ったサミィたちを集中砲火しようとしたが、 イーザーの蹴り飛ばした隔壁の下敷きになって死亡する。
 これが大量に生理栄養剤の中に入っている図は、まさに量産型綾波を連想させるので、想像するだけ で非常にイヤ。しかし最近のイーザーの成長ぶりを見ると、一人欲しくなってしまうのは、おそらく 私だけではないハズだ。うん。