トルコ

2007年4月
イスタンブール


 本日も6時30分起床。今日は帰国日なのでそれ用にスーツケースを荷造りするのに大忙し。

エミノニュ桟橋とガラタ塔

 夕方の直行便利用で帰国だから、午前中は観光できる。今日のツアーの予定はボスポラス海峡クルーズ。

 ホテルを9時15分に出発して、9時45分にはエミノニュ桟橋付近の定期船発着場に到着。ニハットさんによると10人以上いればボスポラス海峡クルーズの貸切船をチャーターできるのに、何故かこのツアーはわざわざ現地の雰囲気を肌で感じるために定期船に乗船するのだ。

 船着場で乗船を待つ間も、地元の方が続々と詰め掛けて結構押すな押すな状態。そしてやっと乗船できると、見晴らしを求めて2階の後方デッキに席をゲットする。わ〜い☆これでボスポラス海峡クルーズだ!と喜んでいてもなかなか出航しない。どんどん地元の方が乗って来る。
 船室内は禁煙席。デッキは喫煙可なので、スモーカーの地元の方が私の前に数人立ってタバコを吸い始める。ぶぎゅる。
 今更船室内に行っても窓側の席はないし、見晴らしも、前方は地元民スモーカーさんに遮られても後方の景色は妨げられずに見られるのでそのままデッキにいることにする。それにしても出航を待つ間も潮風でかなり寒い。
 10時30分出航予定が遅れて10時40分出航。

 ガラタ橋は今日も魚釣りする人で大賑わい。ここで釣りをする人の人出は曜日とは関係ないらしい。

 定期船を利用してのボスポラス海峡クルーズのため、ツアーメンバーさんはそれぞれ思い思いの場所に席を占めているので、当然のようにばらばら。そして地元の方々のほうが圧倒的に(何十倍も)多いので、当たり前のごとくニハットさんからの観光案内はない。

 時間的なことや、観光案内のこと、何よりトルコ人の方々の喫煙率の高さを考えると、地元の皆さんが利用される定期船を利用してのボスポラス海峡クルーズよりもツアーの貸切船での観光の方が、いろいろな面で快適だったように思える。

ボスポラス海峡クルーズ


ボスポラス海峡クルーズ
ドルマバフチェ・ジャミィ

 何はともあれボスポラス海峡クルーズは、出航したら逆にあまり寒さは感じなくなり、船も心配したほど揺れもせず、体を斜め後方に向けていれば、視界を遮られることもなく、海峡ぞいの建物を楽しむことができた。

 船の上からだとバスでイスタンブールの街を巡ったときとはまた違う視点で街を眺められるので、時間があるならボスポラス海峡クルーズはお勧めですね。

ボスポラス海峡クルーズ
ドルマバフチェ宮殿


ボスポラス海峡クルーズ
オルタキョイ・ジャミィ


ボスポラス海峡クルーズ
ルメリ・ヒサール


ボスポラス海峡クルーズ
乗船した船

 エミノニュ港から3つ目のイェニキョイ港で下船。通常だと1時間10分くらいかかるらしいけれど、今日は潮の加減か判らないけれど55分で着いてしまった。待ってる時間とクルーズしてる時間が同じ〜。(笑)

 ここから、港前で待っていたバスに乗り込み、船で来たところをバスで1時間15分戻って(感覚的には通り過ぎて)、海沿いにある昼食のレストランへ。
 ツアーなので、バスが港で待っていてくれてすぐに次の目的地に向って出発できる。フリーで定期船を使うときは帰りの足を考えなくてはならないのが難点かな。乗り合いのボスポラス海峡クルーズもあってそちらはエノミニュで乗船してそこに戻ってくるようなので、そういうのを利用するのも手かもしれません。(このへん伝聞なので実際にフリーで利用するときはよく確認をとってください)
 レストラン前の庭からエントランスに向う途中にたくさん詰まれてディスプレイされたザクロがあって、これフレッシュジュースであったら飲みたいね〜とえむちゃんと話しながら店内に入る。
 昼食のレストランは海に面していて背後は城壁。というか、建物の一部として城壁を利用していて、海に面した窓の反対側の壁は昔の城壁だった。それはそれで風情がある。

 そしてドリンクメニューが添乗員さんから紹介されると、やはり期待通り生ザクロジュースがある。9YTL(約810円)。冷静に考えなくても高い。しかしながらこの昼食が今回のトルコ旅行での最後の食事。次にトルコに来ることがあるのかさえ判らない現状では、もう残ったトルコリラは全て使い尽くしてしまおうモードに入っているので、トライしてみることに即座に心が決まる。逆に言うと、もう少し前だったらトライしてないということ。(笑)

 オーダーの結果は…ツアーメンバー全員20人が生ザクロジュースをオーダー。(爆笑)

昼食のレストラン前にて

 生ザクロジュースは特にクセもなく普通に飲めましたし、あとでお腹が困ったちゃんになることもありませんでした。トルコ内陸部はお肉料理が多かったのでイスタンブールで魚料理が出てきてくれて、珍しいというか、普通においしく食べられてよかったかな。チョコムースも甘すぎずに普通にデザートしてました。

トマトスープ


生ザクロジュース


チーズ春巻&タラのフライ


チョコムース

 ここのレストランのテラスでニハットさんと記念撮影。11日間お世話になりました。たくさんたくさんお話ししてくださってありがとうございます。
 昼食のレストランを出るともう帰国のため空港に向うだけ。空港に着くとこれまた11日間お世話になったドライバーのユソフさんにお礼を言って記念撮影。安全運転ありがとうございました。

 アンカラの空港を出発してから、イスタンブールの空港までの総走行距離は3636km。ほぼ日本を北から南に走破するのに匹敵する距離を移動して観光しました。それでもトルコの西半分の観光でイスタンブール→アンカラは飛行機を使っての移動ですからトルコは広い!の一語に尽きます。よく移動したなぁ。がんばったね、私の胃。

 出発3時間前にチェックインのため並ぶと、前に並んでいるのはハットゥシャシュへ行く行程で今回のトルコ旅行の最終候補に上がっていた某社のツアー。ちょっと感慨深かった。人数多かったですね。

 空港の免税店で残りのトルコリラを使いきろうとしたら、商品の価格表示が全てユーロ(EUR)!何ですと!ここはどこ?ここはトルコの空港なのに何故に価格表示がEUR!!
 えむちゃんと残りのトルコリラの小銭を出し合い、買えそうなお土産物=一番小さなナザーレ・ボンジュ3つ。合計金額と手持ちのお金の差を換算レートで計算すると、あぅ、若干足りない。レジに行って、ナザーレ・ボンジュを差し出すとキャッシャの表示と手持ちとの差は0.26TYL(約23.4円)足りない。持ち金を両手で差し出すと、レジのおじさん「OK」で売ってくれた。ありがとうございますぅ。換算レートの誤差のうち、なのかな。だったら、最初からトルコリラで売ってください〜!!!

トルコ航空機内にて
アメニティグッズ

 17時20分発のトルコ航空で帰国の途に。

 機内の座席配列は、2−4−2で、またしても4人並びの席で、帰国便はほぼ満席かな、お隣さんお二方もしっかりいらっしゃいました。

 アメニティグッズはトルコに来るときの機内で配られたのとは色違いで内容的には一緒。ウェルカムスナックのヘーゼルナッツも一緒です。

トルコ航空機内にて
ヘーゼルナッツ


トルコ航空機内にて
1回目の機内食

 1回目の機内食(夕食)は、18時45分。お肉料理をチョイス。帰国便は例によって食欲なし。パンと野菜とフルーツをつまんで終了。

 2回目の機内食(朝食)は、8時40分(以降、日本時間)。軽食なのでそれなりに食べる。

 この1回目と2回目の機内食の中間におやつタイムがあった。熟睡してたら、ざわめきで目が覚めたときにはパンを配る乗務員さんはもう後方へ行ってしまっていたので、あとから来たジュースを配るトルコ人乗務員さんに「あれ、ほしい」と前方席の方が持つパンを指差し、しっかり日本語でお願いする。

トルコ航空機内にて
2回目の機内食

 もう寝ぼけた頭では英語も出てきませ〜ん。すると乗務員さんが「少し待って」と英語で言うので待っていたら、ジュースを配り終えたあと、菓子パンとサンドイッチと1個づつ持ってきてくれた。ありがとうございます。日本語で意思の疎通はできるのですね。ありがたく、私と同じく熟睡していてパンをゲットし損ねていたえむちゃんと、分けていただきました。

 10時30分日本到着。最大の懸念事項だった胃も無事に帰ってこられました。よかったぁ。トルコ旅行はやはり体力勝負でした。