イギリス旅行記
2012年6月

ロンドン → 成田


ケンジントン宮殿

 5時起床。

 本日帰国日。ツアーの予定は10時15分にホテルを出発してヒースロー空港へ向かい、帰国便に搭乗するというもの。帰国便に搭乗したら、あとは機内食を食べて眠るだけ。だったら、早起きしてホテル近くのケンジントン公園へお散歩に行って、帰国便で爆睡するのがgoodでしょう。ということで、睡眠時間5時間で起床。

 昨夜の内にきっちり詰めたスーツケースに、昨夜から今朝にかけて使用したもののうち、機内に持ち込む物以外はしっかりギチギチに詰め込んで、散歩から帰ってすぐにスーツケースを出せるようにして準備完了。どうしたら詰め込めるか、この作業、ジグソーパズルのようでした(笑)。
 エコノミークラスのスーツケースの重量は23kg以内。私のスーツケースの重さ、多分、大丈夫。なはず…。

 6時50分にホテルを出発し、ホテルから徒歩圏内のケンジントン公園へ向かいます。
 ホテルからぶらぶら歩いて目に付いた門からケンジントン公園に入ってしばらく歩くと、ケンジントン宮殿が見えてきました。かつてはチャールズ皇太子と故ダイアナ元妃のお住まいだった宮殿。おお!と激写しながら宮殿の周囲を歩いて、ラウンド・ポンド(池)側に来たら、池に面した側が宮殿の正面でした!先程、激写した側は宮殿の側面というか裏口というか、そういうのですか。宮殿、すごいです。

 ケンジントン宮殿は、ヴィクトリア女王生誕の地だそうで、ケンジントン宮殿前にもヴィクトリア女王の彫像がありました。

ケンジントン宮殿


ケンジントン宮殿

 宮殿内は一般公開しているので見学できるようですけど、さすがにこの時間では開場しているはずもなく、外観だけ観て先に進みます。

 日本でいうなら山手線の内側に、こ〜んな広大な緑の公園があるのですから、ロンドン、スゴイなぁ。

 ロンドンにいることを忘れてしまいそうになるくらい、緑溢れる公園を、ルンルン(死語)しながら、浮かれて散策。清々しい空気、楽しいなぁ。

 ラウンド・ポンドには、白鳥さんが優雅に泳いでいます。白鳥と宮殿、絵になる〜。白鳥の池♪
 ケンジントン公園内をただ漫然と歩いているだけではなく、一応、目的地が2つあります。1つはピーターパンの像で、もう1つはダイアナ妃記念噴水です。ダイアナ妃記念噴水は、時間の余裕があったら、と考えていました。
 ぶらぶらと、それでもピーターパンの像に向かって散歩道を選んで歩きます。何となく、最後、背後から回りこむ形で(少し遠回りだったかも…)、ピーターパンの像に到着。

 ピーターパンとティンカーベル♪

ピーターパン像

 木々の中に佇むピーターパンの像。いいですねぇ、ピーターパンのイメージと、この像の周辺の雰囲気がマッチしていてうっとりです☆

 もちろん、嬉々としてピーターパンさんたちを激写!

ピーターパン像


ケンジントン公園のリス

 一息ついてから周囲を見渡すと…、ちょろっと動く小さな動物を木の間に発見!リス!「リスさんがいる!」

 それから、しばらくの間はリスさんの大撮影会。ロンドンのこ〜んな真ん中の公園に野性のリスがいるのですね〜。本日、何回目かのロンドンの自然に感服の時間。
 ピーターパンの像の近くのロング・ウォーターにカモさんがいたので、またまたまた激写。

 白鳥にリスにカモ…。私の大好きな被写体が揃い踏みでうっとり♪

 ここで時間は7時45分。…戻りがてら、ダイアナ妃記念噴水に寄ることにして、気持ちだけ急ぎめに歩みを進めます。

ケンジントン公園のカモ


ケンジントン公園

 地図を見ながら、ダイアナ妃記念噴水方向へ進むと、バラを含む花々が咲くエリアに出ました。
 おそらくこの辺にあるはず…なのですが、どれがダイアナ妃記念噴水なのか判断がつきません。

 え〜っと、どうしましょう。

ケンジントン公園


ダイアナ妃記念噴水

 と、迷っていたら、運よく朝の散歩らしい親子連れさんがこちらにやってきました。ラッキー!と、お父さまに「ダイアナ妃記念噴水はどこですか?」と伺うと、「あれですよ」と、すぐ横を指差されました。へ?と横を見る私たち。「ありがとうございます」

 ←指差されたところは、私的イメージでは、“噴水”ではないモノでした。あ〜、だからそれが目的のダイアナ妃記念噴水だと思わずにワチャワチャしてしまったのです。親子連れさんが通りかかってくれてよかった〜。でなかったら、すぐ横にいるのに、それと判らずに帰るところでした。
 さぁ、ホテルに戻りましょう。来た道を引き返すと、と〜っても大回りになるので、途中で公園の外を出て、公園沿いの道を行くことにして先を急ぎます。
 途中に、いい感じの建物発見。

サーペンタイン・ギャラリー


ケンジントン公園

 地図と現在地を照らし合わせると、多分、サーペンタイン・ギャラリーではないかと思われます。時間がないので遠目に見ただけで通り過ぎます。
 アルバート公記念像のところで、ケンジントン公園から外へ出ます。

ロイヤル・アルバート・ホール


アルバート公記念像(背面)と
ロイヤル・アルバート・ホール

 アルバート公とはヴィクトリア女王のご夫君です。ヴィクトリア女王だけでなく、ご夫君の像もケンジントン公園にあるのですかぁ。
 ヴィクトリア女王の像はあちこちありましたけど、ご夫君の像は…。

アルバート公記念像

 この像の正面にあるエンジ色の建物はロイヤル・アルバート・ホール。1870年に建てられたイギリスでも有名なコンサートホールだそうです。
 ロイヤル・アルバート・ホールは、私が初めて海外旅行したときに、初めて写真ストップで見て&感激とともに激写した記念すべき建物。懐かしいなぁ。

 まっすぐホテルに戻るつもりでも、こうして、ついあちこちで引っかかってしまいます(苦笑)。

 さすがにもう8時10分。真面目にホテルへの道を急ぎましょう。

 などと言いながら、ケンジントン公園のナイスな門↓を見かけると、どうしても写真に収めたくなってしまいます。カッコイ〜イ♪
 8時25分ホテル到着。一旦、部屋に戻ってスーツケースを部屋の外に出してから朝食のレストランへ。

 一昨夜のうちに、ホテルのレストランの朝食時間は10時までと添乗員さんに確認してありますので、朝食の時間には十分余裕があります

ケンジントン公園の
QUEEN'S GATE


ケンジントン公園の
QUEEN'S GATE

 朝食は、8時35分から9時20分まで、ゆっくりたっぷりいただきます。帰国便に乗ったら、いつも機内食はほとんど食べられないので、朝食をしっかりいただいておく作戦を企てたのです。

 えむちゃんは、私の朝食のボリュームを見て、「そんなに食べる気!?食べられるの?!」と内心思ってたそうです(笑)。
 えむちゃんの心配をよそに朝食完食!さすがにお腹いっぱいです。部屋に戻ってホテル出発まで一休み。

朝食


ヒースロー空港
チェックイン・カウンター

 10時15分、ホテル出発。

 11時、空港着。

 添乗員さんがお手本で操作するのを見てから、自動チェックイン機でチェックイン…しようと思ったら、先にトライしたえむちゃんのパスポートを読み込んでくれません。何回かやり直してもダメ。あわあわして辺りを見回したら、航空機会社の日本人グランドスタッフさんがいたので、SOSを求めて来ていただいてグランドスタッフさんがトライ。それでも読み込めないと「壊れてますので、他の機械でチェックインしてください」と、違うチェックイン機に案内されました。そちらでは、無事にチェックインできました。
 壊れているチェックイン機がある(かもしれない)ので、ご用心を。
 自動チェックインのとき、個々のスーツケースの重量を測るのですけど〜、私のスーツケース…何と!23.0kg!!エコノミークラスの許容重量ぴったり。自分でもびっくり!です。イギリスの来るときより重くなっている自覚はありましたけど、まさか23.0kgになっているとは…。あ〜、イギリスに来ると、つい紅茶関連のあれやこれやを買ってしまうので〜。ま、制限を超えていないので、超過料金はないから、よしとしましょう。それにしても23.0kgぴったりって逆にスゴイな>自分

 私たちのシートは、2-4-2配列の真ん中4席の通路側から並びで2席。

 チェックインを終え、他の皆さんが集まってくるのを待っているとき、クイーン・メアリー・ローズ・ガーデンの様子を尋ねられたので、しっかりと「バラがたくさん咲いていて、とっても素敵な場所でした。」と絶賛しておきました。
 最年少女性2人組さんは、昨日のフリータイムで「マンマ・ミーア」を見て、劇場からホテルまでの帰りのタクシーでロンドンの夜景見物も楽しんだとかで、「すっごく楽しかった♪」と大満足の様子でした。
 全員集まらないな〜、添乗員さんどうしたのかなぁと思って待っていたら、添乗員さんがやってきて、お一方、23.0kgの重量オーバーで、超過料金を支払った方がいらっしゃったそうです。

 チェックインが終了し、手荷物検査へ。手荷物検査が終了したのは11時50分

 手荷物検査が終わると、そこは免税店街。あれ?出国のパスポートコントロールがありませんでした。イギリスの出国のスタンプなしです。

 免税店街のゲート番号が案内される画面の前で解散。チェックイン時にゲートが決定してなかったので、「各自でこの手の画面でゲートを確認して、個々に搭乗してください」by添乗員さん

ハロッズの
エリザベス女王
即位60周年
熊のぬいぐるみ

 時間があるので、免税店街をぶらぶら。お茶してもいいかなぁと思ったけど、お茶できる場所が少なくてイマイチな感じなので、お店をあちこち見ていると、ハロッズでエリザベス女王在位60周年記念の熊のぬいぐるみを発見!中国出身だけど、そこそこの出来だし、60周年の記念の年に行った記念になるので即購入(17.30ポンド/約2200円)。帰宅するまで持ち歩くのに嵩張りました。

 小まめにゲート案内の画面をチェックしていて、12時30分に搭乗便のゲート案内が出ると、最も遠い22番ゲート。免税店での買い物も終わっていたので、そのままゲートに向かうことにしました。
 ゆっくり歩いて、パスポート、搭乗券チェックを受けて、ゲートの待合室に入りました。早めに待合室に入ったので、2人並んでシートを確保。ぼ〜っとして搭乗開始を待ちます。

航空機会社の
アメニティ・グッズ

 13時、搭乗開始。

 シートに座って機内で過ごす準備万端を整えると、一気に疲れと睡魔が襲ってきます。はぁ〜、まったり。

 帰りの成田行きの便でもアメニティグッズをいただきました。中身をチェックすると内容は行きのロンドン便と同じ。…なので、写真は外側だけ。帰国して見直したら、グッズ入れの袋の大きさと内容物の色が違っていました。
 予定よりも20分以上遅れて14時6分にスポットを離れ、14時23分、Take off。飛行予定時間は11時間20分。成田には翌日9時40分に到着予定とのアナウンスがありました。

 14時56分にドリンクサービス。成田→イギリスのときに気に入ったレモネードをいただきました。

 もう、あとは機内食食べて眠るだけ〜。と思いつつ、機内食まで爆睡。

ドリンクサービス


1回目の機内食
和食 筑前煮

 15時45分、1回目の機内食は、ビーフかペンネか筑前煮だったので、和食の筑前煮をチョイス。

 ご飯がガビガビで一口だけでパス。筑前煮は完食したけど、私には味が少し濃かったかな。冷たいお飲み物は何故かコーラ。チョコパッションはありがたくいただきました。温かいお飲み物はもちろん紅茶。

1回目の機内食
デザートのチョコパッション
&紅茶

チョコレートアイス

 ご飯は一口だけだったけど、こんなこともあろうかと朝食をゆっくりめ&たっぷりめに食べていたので、空腹感は全くなし。

 帰りは映画を見る気にもならず、じっと目をつぶってウトウトの繰り返し。

 そうこうするうちに、18時45分、おやつのチョコレートアイスをいただきました。乾燥気味の機内で冷たいアイスは美味しいです♪
 更にまたウトウトしていると、21時30分、今度はおやつにソーセージロールorチーズデニッシュのいずれか一方の選択が回ってきました。いい暇つぶしになるけど、睡眠をやや阻害されるとも言いますな。で、チーズデニッシュを選択。

 そろそろウトウトするのも何だかなぁになった頃、7時30分(日本時間)成田着陸前の2回目の機内食(朝食)になりました。

チーズデニッシュ


2回目の機内食
ベジタリアン英国式朝食

 メニューは洋風朝食かベジタリアン英国式朝食からの選択で、ベジタリアンをチョイスしてみました。で、見事にポテトを一口しか食べられず、マフィンとヨーグルトを美味しくいただきました。温かいお飲み物の写真がないのですが、機内食で温かいお飲み物のサービスがなかったとは考えられないので、おそらく写真を撮り忘れたのではないかと思われます。もう、それすら覚えていません(汗)。

 ほぼ予定どおりに成田空港に着陸。

 ロストバゲージもなく、スーツケースを無事にピックアップし、添乗員さんにお別れのご挨拶をして、帰途に着きました。

 バラの見事な季節に、イギリスの風光明媚な田舎町を訪ね歩き、ロンドンでは綺麗に整備されたバラ公園で遊び、大満足のイギリス旅行でした。イギリスは、田舎の丘陵地帯の風景が心に残る国でした。

 最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます。ご感想など、イギリス旅行記掲示板にお書きいただけたら幸いです。