台湾旅行記 |
台北 → 猫空
朝食のレストラン
6時起床。
7時から7時45分、朝食。
7時開始の朝食に7時に行き、朝食券をスタッフさんに渡して入場。前日よりも宿泊客さんの出足が早く、ようやく窓際のテーブルを確保できました。
3日目の朝食もレストランから、公園を見ながらゆったりといただきます。
朝食のバイキングの内容は、基本的には前日と同じ。
焼きそばが炒飯に、パパイヤがオレンジに、パウンドケーキが餅菓子になり、中華のおかずが変わっていたくらいでしょうか。
オレンジジュースは薄いまま。オレンジの色をした冷水として飲みます。
焼きそばよりも炒飯が好きな私は、わ~いと喜んだものの、一口食べたら…何かだかイマイチ。リピなしに決定。
サラダドレッシングをサウザンアイランドにしたら、こちらは普通にサウザンアイランドの味でした。
朝食
朝食
フルーツは普通にパイナップルやオレンジな味がします。でも、少し味が薄目かな?
炒飯以外の中華料理や中華風の餅菓子は、普通に美味しかったです。
餅菓子は気に入りました。
このホテルでは、中華料理が普通に美味しくいただけるように思われます。
前日とこの日で変わっていた料理は、1日交替とかなのでしょうか。実際どうなのかは?です。
エンペラーホテル
8時13分、エンペラーホテル出発。
この日はMRT松山新店線の松江南京駅を利用するので、ホテルを背にして(中山駅に行くのとは反対の)右手に進みます。
8時23分、松江南京駅着。
松江南京駅
8時26分、MRT松山新店線に乗車して松江南京駅発。
8時28分、南京復興駅着。
南京復興駅 構内
ここでMRT松山新店線からMRT文湖線に乗換えるため、駅構内を歩いていると、“エキナカ”のようなところを通ります。
そして、通路のコーナーには、見慣れたキャラたちがご一族でご出陣中→。働き者~。
南京復興駅 構内
延々とコンコースを歩き続け、エスカレーターを乗り継ぎ到着したMRT文湖線の南京復興駅は駅ビルの2階?3階?の地上駅でした。ホームから見える駅周辺は絶賛再開発中。
8時38分、南京復興駅発。
文湖線の車両が狭い!これまで乗車していた松山新店線や淡水信義線の車両の2分の1から3分の1では?と思えるような狭さで、向かい合わせの座席に座った人の間には1人しか通路には立てず、立っている人がいたら、その通路の先に進むのは困難なくらいです。しかも、車両は独立していて、車両から車両への移動はできません。
MRT文湖線 南京復興駅
ホーム
MRT文湖線 動物園駅
出口
結局、MRT文湖線は一方の終点である動物園駅まで、ず~っと地上、しかも高架を走り続けました(トンネルはあり)。台北のMRTは基本的に地下鉄だとばかり思い込んでいたので驚きました。
線路の周囲は大規模住宅地が造成されており、文湖線の4両編成で旅客輸送が賄えているのか不思議です。
8時56分、動物園駅着。
ホームから階段を降り、駅構内の行く先表示に従って猫空ロープウェイの駅を目指します。
MRT文湖線 高架の線路
動物園駅の駅舎を出ると、猫空ロープウェイ駅まで文湖線の高架の線路を見ながら、駅と駅の間に広がる公園の脇の道路を歩きます。
高架の線路を見ているとMRT文湖線は、線路といい車両といい、日本では新都市交通と呼ばれるものなのかなぁと思えてしまいます。
MRT文湖線動物園と
猫空ロープウェイ動物園駅の
間の公園
9時06分、猫空ロープウェイ動物園駅着。
ロープウェイ駅に着く前から、ゴンドラが次々に駅に到着・出発しているのが見えて期待が高まります。
ロープウェイ駅の駅舎入口外に券売機があります。入口を入ったところに係員さんがいて、乗車券の有無を確かめられ、持っていないと外の券売機で乗車券を購入するように指示されます。
私たちは悠遊カードで乗車します。
事前に調べたところ、平日に猫空ロープウェイに乗車時に悠遊カードを利用すると20NTD(約100円)引きとのことです。これは利用しない手はないと、同行者さんは前日にロープウェイ利用分の金額を悠遊カードにチャージ済です。
猫空ロープウェイ動物園駅
駅舎の入口を見ると、猫空ロープウェイにも、ゆるキャラさん的存在のロープウェイの妖精さんがいるようです。
猫空ロープウェイ動物園駅
入口
駅舎に入り、階段で4階のロープウェイ乗り場まで上ります。エレベータもあったのに、なぜ利用しなかったのか、今となっては理由が分かりません。このときは階段を上るしか頭にありませんでした。
4階のロープウェイ乗り場までの階段は、か~な~り、キツかったです。
ロープウェイ乗り場の乗り口は一般のキャビンとクリスタルキャビン(床面が透明なキャビン)の2種類があります。人気なのはクリスタルキャビンだそうです。ただし、クリスタルキャビンの方が数が少ないため、時間によっては一般キャビンより待ち時間が長くなるそうです。
猫空ロープウェイ動物園駅
ロープウェイ乗り場
特にこだわりのない私たちは一般キャビンへ。このときは空いていたので、待ち時間は一般キャビンでもクリスタルキャビンでもありませんでした。
乗り場係員さんに指示されたキャビンに、乗車するキャビンの写真を撮るヒマもなく、慌ただしく乗車。
9時12分、猫空ロープウェイ動物園駅出発。
空いている時間のためか、そういう方針なのか、グループ単位でキャビンが指定されていました。
キャビン上部の窓が喚起のためか開いているので、そこから内部が写り込まない写真が撮り放題。
猫空ロープウェイ
猫空ロープウェイ
推定4~6人乗りのキャビンに同行者さんと2人で乗車しているから、ストレスフリーで思う様景色を楽しめます。 たくさんのキャビンが山肌を縫っています。
これだけアップダウンがあり、風も少々吹いているのにも関わらずあまり揺れることはありません。
猫空ロープウェイ
(くの字に方向転換)
微妙に“くの字”に方向を変える場所もあります。
急降下して動物園駅の次の動物園南駅に到着。
山麓の動物園駅から終点の猫空駅までは、動物園南駅、指南宮駅に停車していきます。↓下の写真の図が、すご~く簡潔にイラスト化したロープウェイ路線(?)図。
猫空ロープウェイ
動物園南駅
猫空ロープウェイ
動物園南駅
猫空ロープウェイ
動物園南駅
簡略化されたロープウェイの路線図からは、全く想像できませんが、途中でほぼ直角に進路が変わるところがあります。
猫空ロープウェイ
猫空ロープウェイ(直角に方向転換)
漠然とロープウェイのキャビンを乗換えるのかなぁと思っていましたが、さにあらず。
乗降できない駅のようなところでロープウェイが直角に曲がっていきます。ロープウェイって、こんなに進路を変えられるのですね。ビックリ仰天。同行者さんと歓声を上げながら激写。
少し上昇してから振り返ると、ロープウェイの進路が、駅のようなところで直角に変わっているのが見てとれます。
猫空ロープウェイ
猫空ロープウェイ
猫空ロープウェイ
次々と変わる景色を楽しんでいるうちに、私たちの降車予定の駅の指南宮駅に到着。はい、終点まで直行せずに、1つ手前の駅で途中下車します。
9時33分、指南宮駅着。
降車時に、乗車していたキャビンを写真に収めました。お世話になりました。楽しかったです。
緑光平台
この指南宮駅もロープウェイを降りたところから、駅の出口まで階段を降りました。
9時38分、指南宮駅を出て、指南宮駅前の展望スポットの緑光平台へ。
緑光平台より 指南宮駅
緑光平台から猫空ロープウェイ指南宮駅を撮影→。青空にロープウェイの駅。何だか映えます。
緑光平台
緑光平台には、左の写真のような私的には謎のオブジェがありました。これは一体?ちなみに反対側から人が中に入れます。
ず~っと乗り物を乗り継いでいたので、ようやく目的地に着いて歩くと気分が変わります。
緑光平台での展望を楽しんだら、次は指南宮駅の横にある迎仙亭の池の周囲を巡ります。
迎仙亭は、指南宮の一部らしいです。詳しいことは???。
中華なイメージと龍さんがキラキラ。
迎仙亭
迎仙亭の内部は立入禁止になっていました。
迎仙亭から龍さんを眺めたかったのに残念!
迎仙亭
手水舎
次は迎仙亭からちょっとしたトンネルを通り、少し上ったところにある手水舎に。 手水舎の手水と思われるところには水がありません。これは…?オフシーズンなのか、防疫のためなのか、他の理由のためなのか???です。
ここまで見たところで、指南宮を目指します。
手水舎
指南宮 参道
ロープウェイの指南宮駅まで戻り、迎仙亭のある方向とは逆方向に向かうと指南宮の参道に出ます。
ここから、歩きやすく整備された参道を歩いて行くと、前方に巨大な寺院が見えてきました。
指南宮 全体図
指南宮は、台北市の木柵山の中腹標高285mに1890年に創建された道教の聖地であり、台湾道教の総本山です。
パワースポットとしても有名です。パワー…パワー…。
指南宮には、大きな殿閣として、純陽寶殿、大雄寶殿、凌霄寶殿があります。
指南宮駅から歩いて最初に到着したのは、凌霄寶殿。
凌霄寶殿は1963年着工、1966年竣工した2360坪の大きな建物で、6階建ての鉄筋コンクリート造りとなっているそうです。
玉皇大帝という道教の最高神や多くの神様が祀られているとのことです。
指南宮 凌霄寶殿
10時10分、指南宮の凌霄寶殿の内部見学開始。
凌霄寶殿 内部
約60年前の建物。柱の透かし彫刻など、力作揃いでキラキラしい凌霄寶殿。
絶えず参拝客が訪れていて、人気のほどが伺えます。
凌霄寶殿 内部
ガイドさんが案内する5、6人の日本人観光客グループさんが2組ほどいたのに驚きました。
凌霄寶殿 内部
凌霄寶殿 内部
1960年代半ばの建設と、新しいのか古いのか微妙な年代の建物は、びっしりと隙間なくデコッって…もとい、余白なく装飾が施されています。
日本では、ほとんど見かけることのない中華風な装飾に、ロープウェイ乗車時とは違う方向でテンションが高まり、写真を撮りまくります。
2階(でいいのかな?感覚的には2階です/以下、2階と表記)へ上れる階段があったので2階へ行きます。
凌霄寶殿 内部
凌霄寶殿 2階テラスより
凌霄寶殿 2階テラスより
2階のテラス部分からは台北の街と台北101も望めました。
右上の写真中央やや右に台北101が写っています。
2階の内部は天井が高くて、ゴージャスながら、すっきりとした印象です。
2階を一通りクルッと回ったら、1階に降りて外に出ます。
門の外部には階段とテラスがあります。門をフレームにして凌霄寶殿を撮影↓。
凌霄寶殿 2階内部
凌霄寶殿 門と殿閣
10時33分、凌霄寶殿の見学終了。
同行者さんのどこかのツボに嵌ったのか、心の琴線をかき鳴らしたのか、同行者さんが異様に燃えて、凌霄寶殿の次に、純陽寶殿と大雄寶殿も巡ります。
ということで、→の写真の矢印に従って進みます。
凌霄寶殿 横にて
右上の写真の“仙公廟”とあるのが純陽寶殿です↗。
下の写真の回廊↓を歩きながら後ろを振り向くと、崖に基礎を築いて凌霄寶殿が建てられているのが見えました。ロープウェイ指南宮駅から行くとそうとは思えませんが、こうして見ると確かに凌霄寶殿は6階建てです。
進行方向右手前方の眺望の開けたところからは、台北101を遠望できます。前日は台北101の直近の展望スポットである象山から台北101を見て、この日は、少々離れたところから台北101と台北市街を望んでいます。眺めの感じが変わって、それぞれがそれぞれの良さで、どちらも素敵です。
凌霄寶殿
指南宮 南天門
指南宮より 台北101
慈母園より 凌霄寶殿
南天門を通り越してすぐのところにあるちょっとした庭園のような慈母園があります。そこにあった親子の像と母親像の足元に佇む黒猫なめに凌霄寶殿を撮影。
回廊を通って→純陽寶殿へ。
純陽寶殿への回廊
純陽寶殿は、中国の有名な仙人・呂洞賓が祀られている3階建ての建物です。台湾伝統建築界の巨匠である陳應彬の後期における代表的な作品といわれおり、赤い提灯が沢山ある龍の彫刻が施された石造りになっています。
指南宮の正殿であり、呂洞賓は「純陽真人」とも呼ばれるのが、純陽寶殿の名称の由来となったそうです。
10時45分、純陽寶殿の見学開始。
純陽寶殿
純陽寶殿
回廊を進んで、純陽寶殿の1階部分に到着後、純陽寶殿の全景を撮影するために階段を降ります。
嬉々として狛犬さんならぬ狛獅子さんなめの純陽寶殿を撮影。狛獅子さん、可愛い♪
ひとしきり階段下から純陽寶殿を撮影してから、純陽寶殿の内部見学に向かいます。
階段を降りたのですから、降りた分だけ、また上らないとなりません。地味に脚に負担が…。
純陽寶殿
純陽寶殿
純陽寶殿に掲げられた扁額には、指南宮の文字があります←。この純陽寶殿が指南宮の正殿だと、ここでも示しています。
赤い提灯がたくさんあり、とても華やかな、賑やかな雰囲気です。
純陽寶殿
純陽寶殿の内部も精緻な彫刻が溢れています。
そして、何気に金ぴか☆
純陽寶殿 内部
純陽寶殿 内部
純陽寶殿 内部
純陽寶殿はロープウェイ指南宮駅から距離があるためか、凌霄寶殿よりも観光客は少な目な感じがします。
その分、熱心な参拝者さんが、お祈りを捧げていらっしゃいました。
壁から天井まで、彫刻&装飾。
純陽寶殿 内部
柱にも立派な龍の彫刻→。
同行者さん、この龍の彫刻が気に入ったようで激写していました。
純陽寶殿の内部を見学し、奥まったところに歩を進めると、ちょうど見学していた一角で僧侶の方々の読経が始まりました。何だかいいタイミングで見学に訪れたようです。
この読経を上げられているのは、山西呂祖聖尊寶殿で、中国の山西永樂宮が指南宮に贈った白玉彫刻の呂仙祖(呂洞賓)を祀っています。
読経があったので写真を撮ったら、重要な場所だったようです。
純陽寶殿 山西呂祖聖尊寶殿
純陽寶殿 説明文
純陽寶殿に指南宮の説明文が中・日・英・韓の4カ国語でありました←。
それによると指南宮は台湾の社寺100選(?)のようなものの1つらしいです。
10時55分、純陽寶殿見学終了。
建物を出て、立派な石に刻まれた行く先表示にしたがって、大雄寶殿へ向かいます。
純陽寶殿 道標
純陽寶殿から歩くと、ものの2、3分で大雄寶殿に到着。そこで目にしたものは…。
大雄寶殿 天王門
思いっきり工事現場でした。
10時59分、大雄寶殿の見学開始。
大雄寶殿には、お釈迦様や菩薩様などの仏像があり、正面には2頭の象の像もあって、日本のようなアジアのどこかなような不思議な雰囲気が漂っています。
大雄寶殿 天王門より
右上の中央やや下の左右にあるグレーの物体が象の像です。
この象をアップにしたのが下の写真↓。
大雄寶殿 象の像
大雄寶殿の内部は、右の写真の場所以外は、ほぼほぼ工事現場で、拝観にいらっしゃっている方もなく、この場所にいるのは、この大雄寶殿の関係者さんらしき方か、工事関係者と思われる方だけのような気がします。
ある意味、社殿が鉄筋コンクリート造りなのが、非常によく分かる工事現場でした。
大雄寶殿 内部
大雄寶殿は、純陽寶殿や凌霄寶殿と違い、道教と仏教の双方のテイストが混ざりあう摩訶不思議な雰囲気な場所ですから、修復工事をしていない、本来の姿のときに見学したかったです。
11時4分、大雄寶殿の見学終了。
大雄寶殿からロープウェイ指南宮駅まで戻り、11時10分、指南宮駅発。
途中駅である指南宮駅からの乗車で、一般キャビンに下から乗ってきた男女2人組さんと相キャビンになりました。
先客さんは日本の方とは思いましたが、お聞きするのも何ですので、そのまま特にお尋ねしないで乗車していました。
キャビンから、先ほど行った大雄寶殿が見えたので、同行者さんと話していると、先客さんの女性の方から「下から上ったのですか?」(案の定、日本の方でした)と尋ねられ、そこから猫空駅に着くまでお話ししました。海外旅行が大好きで弾丸でいろいろ楽しまれているようです。言葉から推察すると関西の方のような気がします。