台湾旅行記
2023年11月

台北


台北101

 はい、2日目の午前中と、この3日目に、ず~っと遠望してきた台北101に、ついに、いよいよ、間近でご対面&上るためにやってきました☆

 2013年11月に初めて台北101を訪れたときは、まだMRT淡水信義線が開業しておらず、市政府駅から延々歩きました。それが、ちょうど10年後の2023年11月にはMRT淡水信義線の台北101/世貿駅から台北101への連絡通路を出た広場から、台北101が仰ぎ見られます。“十年一昔”。便利になりました。

 案内に従って台北101のチケット売り場に向かうと、到着した台北101の5階チケット売り場は長蛇の列。これほど列を成していようとは全く想像だにしていませんでした。
 チケット売り場の背面に掲示してある、時間ごとの予約/チケット販売状況を見ると、夜景鑑賞できる19時以降は売り切れのようです。

 16時37分、列は長かったですが、流れがよく数分待っただけで無事チケット1人分600NTD(約3,000円)×2枚を悠遊カードを利用して購入。

台北101


台北101 チケット

 台北101のチケットは、台湾観光局のキャンペーンでいただいた悠遊カードで購入できました(事前に宿泊ホテルで検索済)。悠遊カードを台北101のチケット購入に使えたのは大きかったです。

 16:30-17:00と印字されているのは、この時間帯に上りのエレベーターに乗るチケットということでしょうか。
 購入したチケットの写真撮影をしてから、台北101に上るエレベーターに乗車するための列に並びます。チケット購入の列よりも、エレベーターに乗るための待ち時間の方が長かったかも…。

 16時50分、エレベーター乗車。上るスピードが、と~っても早いです。見る見る上層階に上っていきます→。

 16時51分、台北101の89階に到着。

 エレベーターの扉が開くと、目の前に広がる展望ガラスに鈴なりになっている観光客の姿が目に飛び込んできます。え?!何?混雑?この人だかりは??

台北101
上りエレベーター内にて


台北101 展望台より

 一瞬、何の混雑か分からず、台北101はこんなに混んでいるのか?頭の中が??でいっぱいになりました。

 人だかりの人越しに窓の外に目をやり、夕焼け空を垣間見て納得。ちょうど夕暮れ時。日没の様子を見守る方々でした。

 私たちも大急ぎで夕陽の見える方向に進み、何とか位置をキープして、刻一刻と移り行く陽射しが織りなす夕焼けを見ます。

 半ば偶然ですが、いいタイミングで台北101の展望台に着いたようです。

台北101 展望台より


台北101 展望台より


台北101 展望台より


台北101 展望台より


台北101 展望台より


台北101 展望台より

 16時54分から17時08分までの14分間の夕焼けから西の山に日が沈むまでの移ろいを息を飲んで堪能しました。

 日没を確認してから、台北101の展望室と、展望室から見える夕景&夜景を、ゆっくり1周しながら楽しみます。

 夕暮れの台北市街を見渡す映えスポット?→。
 台北101にも、あちこちに映えスポットがあります。

台北101 展望台より


台北101 展望台より 象山方向


台北101 展望台より 松山空港方向

 左上の写真は、前日に歩き回った象山方向。前日は、あの緑の山々の間を歩いたですかぁ。

 右上の写真は、台北の松山空港方向。

 マジックアワーから夜景に変わる台北市街を台北101から眺めます。

 屋外展望台にも出て、展望を楽しみました→。
 屋外展望台は、狭い範囲しか公開されていないので、ものの数分で屋内に戻りました。

台北101 屋外展望台より


台北101 制振装置


台北101 制振装置

 89階のフロアを1周して展望を堪能したら、次は台北101の制振装置の見学です。

 まずは水平方向から↑。続いて上から↗。

 あちこち歩いていたら、台北101の模型のある部屋もありました。熱心にガン見するお子さんが可愛い♪

 制振装置の真横で記念写真を撮って台北101の見学終了。

 台北101の展望室からの下りのエレベーターは、88階から乗車するので、17時52分に88階の下りエレベーター待ち行列に並びます。この下りエレベーターの待ち行列が、この日の最大の待ち行列でした。

 規制ロープで仕切られて幾重にも折り返す待ち行列。

台北101 模型


台北101 制振装置

 待ち行列の手持ち無沙汰にスマホを見始めて、前の人が何mも先に進んでいるのに気づかず、ずっと同じ場所に立ったままでスマホを見つめて動かずにいて、周囲の人に注意される方の姿が、あちこちで散見されました。

 18時12分、ようやく下りエレベーターに乗り、5階へ。待ち時間20分、88階から5階へのエレベータの所要時間は約45秒。

 台北101に入っているお店で悠遊カードを使ってお買い物できると嬉しいな~と、5階にあるトワイニングで訊くと「No」。
 エスカレーターで5階から地下1階まで下りつつ、何かいいお店はないかとお店をチラ見しつつ下りますが、ピンとくるお店はありません。

 地下1階にもトワイニングがあり、廊下にある一コーナーな感じでしたので、お店の方に悠遊カードの支払いの可否を尋ねると「OK」でした。即、こちらのお店でトワイニングのイングリッシュ・ブレックファーストの缶1,155NTD(約5,775円)を1缶、悠遊カード支払いで購入。

 紅茶を買って周囲を見回すと、催事場のようなところで、いろいろな有名店の鳳梨酥を売っています。

台北101 5階のトワイニング


台北101

 催事場のようなところなら悠遊カードの支払いが出来るかもとレジの方に伺うと「OK」。微熱山丘の鳳梨酥10個入り1箱500NTD(約2,500円)を購入。

 悠遊カードの残金が1,000NTD(約5,000円)を切りました。
 これで、翌日の故宮博物院のチケット代700NTD(350NTD×2人分)+交通費で、いい感じです。

 台湾観光局のキャンペーンで当選していただいた5,000NTDチャージ済み悠遊カードは、チャージ金額の有効期限が90日以内ですので、90日以内に台湾に再訪の予定のない私たちは、今回の旅行でチャージされた金額を使い切りたかったのです。

 紅茶の茶葉と鳳梨酥を買い、心も軽く…足取りは疲れ切って重いですが…ライトアップされた台北101を後にします。
 18時51分、台北101/世貿駅発。

 19時01分、中正紀念堂駅着。

 中正紀念堂駅から徒歩で、夕食を予定している金峰魯肉飯へ向かいます。
 19時08分、金峰魯肉飯の店の前に到着。

中正紀念堂駅


金峰魯肉飯

 お店の方に入店して食べたい意思表示をジェスチャーと英語で示します。

 即、入店OKでテーブルを指示されました。

 19時16分、脇目も振らずにテーブルへ。

金峰魯肉飯

 テーブルにはQRコードがあります。金峰魯肉飯もQRコードをスマホで読み取って、スマホで注文です。
金峰魯肉飯 メニュー

 QRコード→を読み取った途端、スマホに表示されたのは、全メニュー(おそらく/推測)写真付の日本語メニュー。超分かりやすいです!

 「これは簡単!」と大喜びでメニューを選びます。

金峰魯肉飯

 魯肉飯(大)60NTD(約300円)、蛤と鶏肉のスープ65NTD(約325円)、青菜炒め30NTD(約150円)、豚の角煮50元(約250円)、厚揚げ15NTD(約75円)の合計215NTD(約1,075円)を選んで送信。

 お店は、混み合っていて4人席で相席でした。お向かいの相席の2人組さんは、おそらく地元の方々(少なくとも中国語圏の方々)。

 魯肉飯の大を頼んだら、取り分け用に茶碗を持ってきてくれました。

金峰魯肉飯


金峰魯肉飯 厚揚げ

 厚揚げは口コミを読んだ同行者さんが注文。普通に美味しくてボリューミィだそうです。

 魯肉飯は、前日にこれまで食べた魯肉飯で最も美味しい魯肉飯が塗り替えられたばかりなのに、更に、それを超えて美味しくて、今のところ私的にNo.1に美味しい魯肉飯です♪魯肉飯、どんどん上には上が来ます☆

金峰魯肉飯 魯肉飯(大)


金峰魯肉飯 豚の角煮

 魯肉飯の付け合せの香の物?は食べていないので、お味は分かりません。

 豚の角煮は、トロトロで美味しかったです。

 青菜炒めは、いわゆる空心菜でしょうか。今回の台湾旅行で、青菜炒めを注文して、唯一、このお店の青菜が空心菜でした。
 ニンニクが効いていて、こちらも美味しかったです。しかも、量が、たっぷり。

金峰魯肉飯 青菜炒め

 蛤だけのスープがなかったので、合わせ技で注文した蛤と鶏肉のスープ。蛤は鶏の足の下に潜んでいます。こんなプリっとした鶏の足が2本入っているのに、アッサリ味で美味しくいただきました。でも、私たちには鶏の足がボリュームがあり過ぎでした。

 どれも、美味しいという言葉ばかりで自分の語彙の無さが情けなくなります。

金峰魯肉飯 蛤と鶏肉のスープ


金峰魯肉飯 レシート

 注文した品が揃うと、店側が受信した内容のレシートを席に持ってきてくれます←→

 2人で1,000円ちょっとでお腹いっぱい。しかも美味しくて大満足。リピート決定のお店です。

 19時40分、夕食を終え、お店を出ます。

金峰魯肉飯 レシート

 夕食を終えて、すでに19時40分を過ぎています。でも、どうしても、この日中に行きたい場所がもう1か所あります。

 それは、2013年11月の初めての台湾旅行で買った鳳梨酥のお店の佳徳糕餅です。佳徳糕餅の鳳梨酥の味が忘れられず、今回の台湾旅行では、絶対に再訪して鳳梨酥を買う!と強く心に決めていました。
 佳徳糕餅の閉店時間は20時30分。何とか間に合うはず…。

南京三民駅 ホーム


南京三民駅 周辺地図

 19時45分、MRT松山新店線の中正紀念堂駅発。

 20時、南京三民駅着。

 南京三民駅のホームにある周辺地図には、佳徳糕餅が、しっかり表示されていました!すごいな佳徳糕餅☆
 気ばかり焦って、急ぎ足で急いで、20時05分、佳徳糕餅に到着。お店の前から、店舗の中をのぞくと、閉店間際で、ほとんど商品がない感じ?→。

 お店に入って、目的のプレーンの鳳梨酥を探すと、ありました!ホッ。

 もう急ぐ必要もないのに急いで鳳梨酥6個をトレイに乗せて会計へ。鳳梨酥35NTD(約175円)を6個購入210NTD(約1,050円)。帰国時にスーツケースに入れたときに押しつぶされないように箱に入れていただきました。

佳徳糕餅


佳徳糕餅

 これで、この日のミッション終了。ホテルに帰ります。

 実は、佳徳糕餅の近くにあるカフェ?でお茶する計画をしていましたが、時間も時間ですし、それはパスすることにしました。

 佳徳糕餅で鳳梨酥を買えた安堵感に包まれながら、MRTの南京三民駅に戻ります。

 20時18分、MRT松山新店線南京三民駅発。

 20時30分、松江南京駅着。
 20時40分、エンペラーホテル着。

 ふと、エンペラーホテルの外観に目をやるとライトアップしていました。これまで、夜にホテルに帰ったときにアーケード内からホテルのエントランスに入って、ホテルの外観を全く目を配っていなかったので、このときまでライトアップに気づきませんでした。

 とりあえず、ライトアップしていることに気づいたので、よかったです。

エンペラーホテル


トワイニング
イングリッシュ・ブレックファースト

 ホテルの部屋に入ったら、この日の収穫の写真撮影。

 まずは、トワイニングのイングリッス・ブレックファーストの茶葉←。朱色の地に金色の文字がおめでたい?

 スーツケースにしっかり詰めて持ち帰りました。

 大切に、ここゾ!というときに美味しくいただきます。

佳徳糕餅 鳳梨酥

 佳徳糕餅の鳳梨酥は帰宅してから食べました。一口、口にした途端、「そうだ!この味だ!この味!」と味覚が記憶を呼び覚ましました。私の記憶の中の鳳梨酥の味です。噛みしめました。

 賞味期限が考えていたのよりも長かったので、もう少し多く買えばよかったです。次に台北に行ったときに…。

佳徳糕餅 鳳梨酥

 台北101の地下1階で、悠遊カード支払いで購入した微熱山丘の鳳梨酥。たくさんの鳳梨酥屋さんの鳳梨酥が並ぶ中、台北101のイラストをプリントした専用手提げ袋付きが購入の決め手でした←そこ?。
微熱山丘 鳳梨酥


微熱山丘 鳳梨酥

 微熱山丘の鳳梨酥を食べた瞬間感じたのは、パイナップルです。パイナップルの食感、酸味が強い鳳梨酥で、パイナップルを食べている感が超強いです。

 佳徳糕餅の鳳梨酥も微熱山丘の鳳梨酥も、いずれも美味しいです。そうなると、あとは好みの世界。同行者さんと私は「佳徳糕餅の鳳梨酥が好き」で一致しました。
 20時50分から21時25分、お風呂。

 21時30分から22時40分、前日に買って冷蔵庫で冷やしておいた特上奶茶、ホテル提供のティーバッグの烏龍茶を飲みながら、前日、すっかり失念していた航空機の48時間前のオンラインチェックインを24時間前を切ってから手続き。

 23時30分に就寝。

 この日の総歩数は、27,174歩。前のめりに歩き回りました。