台湾旅行記
2025年4月

台北 → 清境


バスの車窓より

 7時58分、ホテル出発。

 2回のトイレ休憩を挟んで、バスはこの日の観光地の清境農場(きよさとのうじょう)へ向かうとガイドさんから案内されます。
 ガイドさんが車窓から見える花木の説明がありました。花木の説明をするガイドさんは珍しいような。
 オレンジの花の木は、キワタ?だったはず…。
 ↑ピンクの花の木は、ヨウテイコウ。

 8時55分から9時03分、湖口サービスエリアでトイレ休憩。

湖口サービスエリア


バスの車窓より

 バスが台湾中部に差し掛かったころ、ガイドさんが、1999年に発生した中部大地震でバスが走っている周辺地方で甚大な被害があったと説明を始めると、バスの車窓から地層が剥き出しの山々が見えるようになりました。これは、やはり…。
 10時27分から10時35分、東草屯サービスエリアで2回目のトイレ休憩。

 ここで、サービスエリアからも見える山々の山肌を指して「あの山々の地層が出ているのは?」とガイドさんにお尋ねすると、あっさりきっぱり「1999年の台湾中部大地震のときの山崩れです」。あ、やっぱりそうですか。

東草屯サービスエリア


バスの車窓より

 この辺りの山々には、台湾の原住民族の方々が実を好んでガムのように噛む檳榔(ビンロウ)←が多く生えています。左の写真の中央のライン少し上に一線に並ぶヒョロッとした木が檳榔です。

 この檳榔は根がしっかり地中に這っていないので、大規模な山崩れの一因になったそうで、現在は、檳榔を植えるのは奨励されていないとガイドさんは言っていました。
 台中付近で高速を下り、バスは一路、内陸部へ。

 内陸部の一般道が少し山間に入って来たなぁ~と思いつつ車窓を見ていると、派手めなセブンイレブンがあり、オ!と思った次の瞬間、この日の宿泊ホテルの名前が目に飛び込んできました。宿泊ホテルの前を通り過ぎてこの日の観光場所に向かう私たち。

清境国民賓館

 11時43分、清境(きよさと)国民賓館の駐車場に到着。こちらのレストランで昼食です。

 漠然と清境農場のレストランで昼食かな~と勝手に想像していたので、予想は大外れ。

清境国民賓館

 建物を入り、廊下を直進↗。

清境国民賓館


清境国民賓館
中華レストラン


清境国民賓館
中華レストラン

 ↑ここで、向かって右に入ると、ちょっとした待合室風な部屋。

 更に奥に入るとテーブルや椅子がセッティングされた大きな部屋になります。

 席は、レストランに入った順に、ガイドさんが「ここ」と指定。

清境国民賓館
中華レストラン
テーブルセッティング

 11時45分から12時25分、昼食。

 例によって料理は怒涛のように運ばれてきます。

豚の皮と胡瓜・人参炒め(手前)
菜の葉炒め(奥)


豚の角煮







鶏の唐揚げのあんかけ


ご飯


具入り玉子焼き


鶏とタケノコのスープ

 白身魚煮が一番美味しく、次点がキャベツ炒め、その次がイカと野菜の炒めもでしょうか。オレンジも甘かったです。
キャベツ炒め


イカと野菜炒め


白身魚煮


オレンジ

 昼食後、適宜、トイレを使い、12時40分に出発となりました。

 トイレを使っても、まだ、10分少々ありますので、その辺をぶらぶら。

 駐車場でスタンバっている我らがバス→が目の前に。

清境国民賓館 駐車場
お世話になったバス


清秀仙境

 建物の横まで来ると清境国民賓館の庭が見えます。
 ちょっとした散歩道があり、見晴らしも良く、気持ちよく散策できました。

清境国民賓館 庭

 ツアーメンバーさんの半数くらいは、こちらの庭を散策して、木々や見晴らしを楽しんでいました。
 遠景は、緑の山々。
 近景には、何軒も小洒落たペンションらしき建物が建っています。

清境国民賓館 庭より

 ガイドさんによると、この辺りのペンションの宿泊料は結構、お高いらしく、これから訪れる清境農場が初めてのガイドさんは、「宿泊料が高くて下見できなかった」そうです。ガイドさんも下見したりするのか~と別のところを感心する私たち。

 12時41分、バス出発。
 12時47分、清境農場(きよさとのうじょう)の駐車場に到着。思っていた以上に昼食の場所と清境農場は近かったです。

 バスを降車し、駐車場から地下道を通って→清境農場の入場口へ。

清境農場


清境農場 チケット売り場


清境農場

 清境農場の建物の並びは、右上の写真の向かって左側に左上の写真の建物が建っています。

 ガイドさんがチケットを購入し、ツアーメンバー配り始めます。入場チケット代はツアー代金に含まれています。「○○さん、△△さん、□□さんの娘さん…etc…」。およ、名前を呼んで個々にチケットを配るのは初めて。珍しいなと思っていたら、10名も呼ばないうちに、「あとは、皆さん、こちらです」と名前を呼ばずに配り始めました。名前を呼んでチケットを配ったのは一般の入場チケットで、名前を呼ばずに配ったのはシニアの入場チケットでした。ツアーメンバーさんシニアの皆さんが多数派。

清境農場 チケット(表)

 ちなみにシニアのチケット代は130NT$(約650円)で、一般の入場チケットは270NT$(約1350円)。これだけ金額が違い、しかもシニアが多数派となると、現地手配会社さんがきっちり分けて購入するのも納得。
 チケットを提示して入場。

 入場すると、ガイドさんから「ここで、手にスタンプを押してください」と声がかかり、各自で自分の手の甲にスタンプを押します。

 これは、一部、一般道に出る場所があるため、スタンプがもう一方の区画に入場する際の目印となります。

清境農場


清境農場 地図

 白い羊さんは作り物の羊さん、茶色の羊さんが本物の羊さん↑。

 ←清境農場の地図の緑の部分が、現在、私たちがいる青青草原で、黄色の部分が草原南端商圏。この草原南端商圏が敷地から出た部分(私の推測です)になり、グレーの観山牧区に入る際に手の甲のスタンプを見せて入場することになります。