伊豆半島紅葉巡り
2010年11月
 天気予報では、本日の天気は下り坂。果たして観光中保つかどうか。

朝食

 これぞ日本の朝!な和定食。今ではお宿の朝食でしかお目にかかれません。って、それは私だけ?!

 美味しく、しっかりご飯をお替りまでしていただきました。ごちそうさまです。

 今日の予定は、お宿から東伊豆の海岸沿いに南下して、途中から山の中に分け入って河津七滝(かわづななだる)経由の天城越えです。
 海岸線をドライブ。これが快晴だったらもっと気持ちよかっただろうなぁ。

 10時少し過ぎに河津七滝の町営の無料駐車場に到着。
 遊歩道が整備されている最も上流の初景滝(しょけいだる/以下、河津七滝の滝は“だる”と読みます)まで行ってそこから下りながら観光します。初景滝より上流の蛇滝、えび滝、釜滝は、初景滝から山道を登るか、駐車場からバスに乗って上流へ行ってそこから下ってくるルートになります。今回は、前夜に雨がかなり降っていたので山道を歩くのはどうかということで、遊歩道が整備されている下流の4つの滝の観光にしました。

初景滝 伊豆の踊り子像

 伊豆の観光名所、河津七滝。初景滝では、鉄板の伊豆の踊り子と学生さんの像がお出迎えしてくれました。ガイドブックや旅番組、2時間サスペンスドラマで非常によく見かける2ショット。「本物見ちゃった♪」です。(笑)
 お2人さんと記念写真を撮ったから、ぶらぶら下りながら他の滝を見ましょう。

初景滝

 そう思って歩きだしたら、某弾丸ツアーのご一行様(それもバス2台分)とすれ違って大慌て。えぇ!ごゆっくりしていてあのご一行様に追いつかれたら、のんびり滝の写真を撮ってられない。これは、急がなければならない?!
 そう思うそばから、→が出てきて何々?と引っかかる私たち。置いてある石(有料)を投げて岩の上の輪の中に入ったら、幸せになれるだったか、願い事が叶うだったか、とにかくそういった類のことが看板に書いてありました。記憶が曖昧ですみません。m(_ _)m
 読んで納得して石を投げずに先に進みます。

 また少し進むと、またまた引っかかります。



伊豆の踊り子像

 それが、こちらの歩く伊豆の踊り子と学生さんの像。初景滝のところの像は目にしたことがあるけど、こちらの像があるのは、今回初めて知りました。距離的にそんなに離れていないところに像を造るのは?
 バックの紅葉は色付き始めたくらい。もっと赤く染まっていたら、像と紅葉がより一層ステキに映えただろうなぁ。この辺りは全体的には、紅葉にちょっと早かったようです。

 この像から橋を通りすぎて少し行った小路を河原に下る道に入ると、かに滝があります。
 河津七滝観光協会さまの公式サイトによると、かに滝は幅1mで落差2mだそうです。それって滝?な落差なので、看板が出ているところを降りて行ったのにも関わらず、「これが、かに滝でいいの?」と現地でつい思ってしまいました。
 そのせいかどうか、初景滝に比べると訪れる観光客の数は若干少ないような気がしないでもありません。

かに滝



 遊歩道に戻り、遊歩道を駐車場に戻ったあたりに出合滝(であいだる)の看板があるので河原に続く道を降ります。

 こんな流れの脇をしばらく歩きます。先程のかに滝が“滝”なら、←も十分“滝”として通用しそうなものなのに、こちらは滝にはなっていません。どこにその区別があるのか不思議。

 この流れがそのまま流れ落ちる滝が左下の流れです。

出合滝(右側)

 →そして他方からの流れが滝となって流れ落ちる場所がすぐ近くなので、2つの滝が出合うことから出合滝と呼ばれているようです。
 周辺の木の枝や岩の関係で、私の腕とカメラでは、出合の感じを撮るのは、これで精一杯です。

 遊歩道に戻り、駐車場を行き過ぎると大滝の看板が。

出合滝(左側)

 大滝を示す看板どおりに進むと、旅館の敷地内に入ります。大滝はとある旅館の敷地内にあるので、大滝見物の観光客は私有地(旅館内、温泉施設)に立ち入り禁止で通行だけできます。ガイドブックに大滝だけ見学時間が書いてあったのですね。滝なのに見学時間があるっておかしいなぁと思っていたけど、私有地を通るなら納得です。
 この滝の滝壺の近くには、温泉の浴場があって旅館の利用客さんたちが、すぐ近くで大滝を見物していました。
 写真では、大きさがよく分からないですけど、大滝の落差は30mだそうです。

 ここまで、団体客さんたちに追いつかれたり追い越されたりした気配なし。あれ〜?

大滝


河津七滝ループ橋

 大滝見学を終えて戻る途中、河津七滝ループ橋が目の前に現れました。行きには、前ばかり見ていて全然気がつきませんでした。(笑) これも河津七滝名物のループ橋ですかぁ。なるほど〜。

 大滝見学で思いもかけぬ河津七滝ループ橋まで見られて、ちょっと得した気分にホケホケしながら、駐車場に戻ってクルマに乗り込んだ途端、土砂降りの雨が降りだしました。ナイスタイミング。これで、初景滝より上流の蛇滝、えび滝、釜滝へ足を伸ばしていたら、途中で雨に降られてしまっていました。ラッキー☆
 駐車場を出発した私たちのクルマの前を走っていたバスが、ちょうど蛇滝、えび滝、釜滝への降り口で停車して、観光客が何人も降りていきました。この雨の中、がんばる方たちですね〜。
 次の目的地である旧天城トンネルもいろいろなテレビ番組に出てきます。
 私的に最も印象に残っているのは某サスペンスシリーズでの登場でした。

 途中、曲がり口を通り過ぎてしまい、当初予定していたのとは、反対側から旧天城トンネルにアクセス。

 旧天城トンネルは狭くてクルマ同士のすれ違い不可の1車線。途中で向かい側から対向車が来てしまったら、どちらかのクルマがバックで戻らなければなりないので、歩いて通る観光客多数。

旧天城トンネル


旧天城トンネル

 ↑とは反対側の旧天城トンネルです。道を間違えなければ←こちら側からアクセスしたはずでした。どちらかと言うと、←こちら側からアクセスしている観光客の方が少なかったように記憶しています。

 このとき既に12時20分。ちょうどよい時間ですから、旧天城トンネルから程近い、道の駅「天城越え」に昼食に向かいます。
 道の駅「天城越え」のレストランでの目的の昼食は、→のとろろご飯セット(900円)。小うどん+どんぶりご飯をつるつるっと完食!(笑)
 道の駅「天城越え」に併設されている昭和の森記念会館の中庭は紅葉を楽しめるとガイドブックにありしたので見学予定でした。で〜も〜、昼食を食べ終えた時点で強い雨が降っているのと、レストランのテラスからも中庭が見えるので、そこから見るだけでいいかと話がまとまり、昭和の森記念開館へは入りませんでした。

とろろご飯セット


道の駅「天城越え」より
昭和の森記念公園の中庭

 雨が降っていて寒いけど、地元のソフトクリームがあったらはずせません!わさびソフトと夏みかんソフトをお買い上げ。普通に何となくその香りがするソフトクリームでした。

 道の駅の内部には、鉄板の石川さゆりさんの「天城越え」のサイン入りポスターが貼ってありました。それに気づいた同行者があまりの鉄板に笑ってしまったりして…。

左:わさびソフト
右:夏みかんソフト


浄蓮の滝入口
伊豆の踊り子像

 ソフトクリームを完食した後は、浄蓮の滝観光へ。本日の滝巡りのラストの観光地です。

 浄蓮の滝の入口には、本日3回目のお目見えの伊豆の踊り子と学生さんの像が。一体、この近辺にいくつの伊豆の踊り子像があるのでしょう?
 入口から浄蓮の滝までは、少し山道を下る感じなので雨が降っていて足元に気をつけながら降りました。

 途中の釣り場の窓口には、“まいう〜”な方が訪れた記念写真も。いろいろ足を伸ばしてロケしていますね。しかし、この山道の往復は“まいう〜”な方には、かなり息が切れてキツかったに違いありません。(推定)
 浄蓮の滝。こちら落差25m、幅7mだそうです。そして、滝壺のすぐ隣りに鎮座しているのは、石川さゆりさんの「天城越え」の歌碑。えっと、歌詞に、“浄蓮の滝”が出てくるからでしょうか?

 帰り道の上り坂がきつかったです。1度休むと余計に辛くなると思ってひたすら休憩せずに、ゼイゼイ言いながら上りきりました。何故、旅行に出て、毎回山道を歩いているのでしょうか。>自分

浄蓮の滝と歌碑

 浄蓮の滝の後の予定は西伊豆海岸を爽快にドライブ。しか〜し!この雨の中をドライブしても…というのと、この時間(14時)から予定のコースをドライブすると夕食タイムまでにお宿に戻れない。さすがに、2日連続して夕食タイムに遅れるのはいかがなものか…ということで、ここまで来たルートとは違うルートを通ってお宿方面に戻ることにしました。


 旅行に出てから紅茶やコーヒーも飲んでいなくて、どちらでもいいから飲みたいよ〜!と、お宿に大分近づいてからカフェかファストフード店を探して、とあるファミレスへ入店。←のパフェとドリンクバイキングで1時間近くまったり休憩。たまには、旅行に出て、こんな贅沢な時間を過ごしてもいいですよね♪

 ドリンクバイキングを楽しんでいるうちに程よい時間に。お宿に戻ってお風呂を使ってから、夕食にのぞみましょう。
 今日は、しっかりスタンバッて夕食開始時間に夕食会場へ。

夕食のお造り、魚の焼き物等


しゃぶしゃぶ




 今夜の洋食の焼き物のシーフードのグラタンが前夜のきのこのグラタンよりも美味しかった以外は、全体的には、前夜のお料理の方が私的には好みかな〜っと。あくまでも、どちらもおいしいのだけど、どちらかと言えば…な感じです。

 夕食を美味しくいただいて、部屋でテレビを見ているうちにネムネム。おやすみなさい。

ムース