尾張徳川家の至宝展 |
江戸東京博物館横にて
江戸東京博物館で開催中の尾張徳川家の至宝展を鑑賞してきました。
両国駅に着くと、駅構内で現在開催中の大相撲の力士の方が歩いていました。取組が終わって部屋に帰るところなのかな。
尾張徳川家の至宝展は、博物館の1F展示室で開催されています。午後のまったりしたひとときを狙って行ったのに、思いのほか多くの見学者の方々が、続々と入場していました。
最初の展示室には、徳川義直(尾張家初代当主)の具足が展示されていました。ご本人が着用したもののようですけど、かなり重そう。実践向きor大将用?
国宝の太刀や有名な村正の太刀(徳川家に仇なす妖刀として有名)などが展示されていました。村正の本物…。
武家道具、香木、尾張徳川家のご正室や姫君の道具類など、比較的小さめな展示品が多い関係か、展示品を見るためにカニの横ばいをする必要が生じ、結構、進むのに時間がかかりました。能の衣装は大きかったけど、扇などの小物は小さかったですし…。
目玉のひとつである源氏物語絵巻は、私たちが訪れたときは、柏木と東屋の替えの狭間期間で、残念ながら模写・模本の展示でした。
江戸東京博物館横にて
柏木の展示は1月2日〜1月15日で終了してしまっており、東屋の展示は1月29日〜2月11日(予定)のようですので、国宝のオリジナルの源氏物語絵巻をこの機会にぜひ鑑賞したい方は、見学時期にご注意されたほうがよろしいかと思われます。
私たちは、2011年9月の東京藝術大学の現状模写の展覧会で本物の柏木を拝見していたので、とりあえず今回は見られなくてもいいかなぁ〜ということで、この日の鑑賞にしました。
江戸東京博物館前にて
もうひとつの目玉の初音の調度は、初音蒔絵貝桶が展示されていました。私たちが行ったときの初音の調度からの出展はこれのみでした。初音の調度、もう少しいろいろ見られると思っていたので、ちょっと拍子抜け。名古屋の徳川美術館でも目玉ですから、たくさんは出張できないのでしょうか?
貝桶の図柄に、お目出度い詞の文字や絵が散りばめられているという解説を読んで、それを自分の目で探してみました。判る文字もいくつか…。こういう解説は楽しいです。
えっと、こちらの初音の調度も展示替えがあり、貝桶の展示が1月2日〜1月27日で、初音蒔絵鏡台の展示は1月29日〜2月24日(予定)のようです。
源氏物語絵巻と初音の調度は、同じ展示室に展示してありますので、源氏物語絵巻と初音の調度を両方とも見る至福のひとときをゲットしようとしたら、1月29日〜2月11日ということになるのでしょうか。
1時間30分弱で見学終了。
ミュージアムショップで、初音の調度のダブルクリアファイルを購入。ゴージャスっぽい感じがして即決で買いました。