第7話「海賊艦隊」


「ジョニー・ロジャー」

これを掲げる船は、その規模にかかわらずどのような船であるのかは、船乗りでなくても知っている。

海賊。

すなわち「ジョニー・ロジャー」とは、海賊旗として知られていた。

その船を掲げた船、もとい海賊船が人知れず小さな無人島に集結していた。

「いやぁ壮観ですな。こうして見ると」

「艦隊の集結状況は?」

初老の男と若い女が艦橋の手すりにもたれかかったままで会話を続けている。

いや、男の方が一方的に話しかけているように見える。しかし、彼女はわずかながら答えている。

「おお、すまなかった。今のところ約8割ほどですな。これならば、ほぼスケジュール通りに事が進められますな」

「よかった。私の予想なら、半分も来れば良いと思っていたから」

男の方は両の腰に銃と短めの剣が携えられていた。

女性の方は、紅い鎧にレイピアと言った、いかにも戦艦には不釣り合いな格好をしていた。

「しかし見事な戦艦ですな。よくこんなものが残っていましたな?」

「2年前の戦争集結直前に完成したのは良いけど、戦争集結で我々が解散したものと思い込んで

 何処かの国に売られそうになっていたところを私が回収したの。酷い話よね、代金は払ったのに」

「ま、いいではないですか。こうして艦隊の準備が出来てのですから。で、いつ動きますかな?」

「明後日よ。艦隊にそう伝えて」

「了解」

そう答えると、男は周りにいるクルーに指示を出していった。そして…

「さすがは隠密のサリシュアンですな」

男の独り言だった。

 

「2年間。長かったわね………」


予告

 

DIK「いやー9、10月はDCで11月から年末までパソコンの演習、そして残りはパソゲーにはまってて…」

クレア「書けなかったと………」

DIK「申し訳ない」

ハンナ「ってな訳で次回ヴァルファの残光『総なかがきDIKの考え事』をお送りしまーす!って僕の出番これだけ?」

DIK「そーだよ」

ハンナ「もしかしてボクの事嫌い?」

DIK「頼むから別のとこからネタ引っ張ってこないでくれ」


あとがき

 

申し訳ない。いつの間にか半年も過ぎてしまった。

ちなみにDCはハンナか持ち出したネタです。いや、マジで。

とりあえず、全部次回まわしだなこりゃ(いいのか?)。


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