ルゾウル



 「刃の先に見えるもの」に登場。
 純魔族。普通の人間よりも二回りは大きな頭には、髪も耳も鼻も口もなく、赤ん坊のにぎりこぶしほど の大きさをした目が、いくつもびっしりとついている。ちなみに魔族なので、口はないけどしゃべれる。 ひょろりと細い体と、やたら長い手。ゆらゆらと宙を漂うような足取りで歩く。本体は、頭部である。
 クルシダの村の住人を脅し、旅人を殺させ、負の感情を食らっていた。 村人の姑息さ、したたかさも、気に入っていたらしい。しかし、ガウリイリナのとーちゃんをターゲットにしたため、真相をつかまれ返り討ちにあって 滅びる。やられた時は、黒い灰のようなものとなって、消えた。