マーカス



 すぺしゃる19巻「愛は強し」に登場。
 二十歳にはやや届かない程度。髪の色は黒。
 同じプロキアム・シティの宿屋の娘、レイチェル とこれ以上ないほどのラブラブ……いや、バカップルぶりだった。しかし父親の、魔道士協会 評議長・クラーク=サンドリットには交際を反対されていた。
 父親譲りの思い込みの激しい性格で、(結果的に)二人を助けたリナを キューピッドと呼んだり、何をどう聞いても二人の愛に都合いいようにしか解釈しない人間(もっとも それはレイチェルにも言えることだが)。二人の愛の奇跡(うげぇ)は、攻撃呪文をくらっても 燃え尽きず、軽くコゲる程度で済ませてしまう、恐るべき力を持つ。
 しかし、とんでもねえ強烈な力を持つ、二人の愛し合う姿は、父親ばかりでなく、恋人の縁切りを 仕事とするギルメジアルロウグまで改心させ、 二人の愛を納得させた。